宮部みゆきの山本周五郎賞に輝いたミステリー史に
残る傑作と言われる『火車』を読了した。
600ページ近い大作である。ミステリーではある
が、人間を描き、重いテーマを描いた作品だった。
宮部みゆきらしい部分もあったが、ちょっと、いつ
もと違うぞという感じもあった。
途中、正直言って、冗長に感じて、読むのが辛く感
じる部分もあった。
婚約者を残して失踪した女性を探す内に、いろいろ
な彼女の辛い人生が見えてくる。
休職中の刑事、本間は、やっと逃げ惑ってきた女性
を見つけて気がつく。
会ったら、話を聞きたいと思って探してきたのだと。
解説の所で、『自分の過去を消し、他人になろうと
してなりきれなかった女たちを描いて、この小説は、
哀切である。』という言葉が胸に響く。
傑作であるが、高村薫の小説に近い重さに久しぶり
に疲労感を感じた。
残る傑作と言われる『火車』を読了した。
600ページ近い大作である。ミステリーではある
が、人間を描き、重いテーマを描いた作品だった。
宮部みゆきらしい部分もあったが、ちょっと、いつ
もと違うぞという感じもあった。
途中、正直言って、冗長に感じて、読むのが辛く感
じる部分もあった。
婚約者を残して失踪した女性を探す内に、いろいろ
な彼女の辛い人生が見えてくる。
休職中の刑事、本間は、やっと逃げ惑ってきた女性
を見つけて気がつく。
会ったら、話を聞きたいと思って探してきたのだと。
解説の所で、『自分の過去を消し、他人になろうと
してなりきれなかった女たちを描いて、この小説は、
哀切である。』という言葉が胸に響く。
傑作であるが、高村薫の小説に近い重さに久しぶり
に疲労感を感じた。
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