ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

someとany

2009年04月25日 | 英文法はミステリー
若林俊輔氏の著書「英語の素朴な疑問に答える36章」の中で、
この本を書こうと思った第一の動機は、someとanyの本当のこと
を知っていただこうと思ったからと述べている。

若林氏は、1955年から、5年間、中学校の英語教師を経験されて
いたとき、「someは、疑問文、否定分ではanyに変えなければ
ならない」と教えていた。

中学校の教師を止めた翌年、これがウソだと気が付いて、全身
から血の気が引いたとのこと。

それから、大学を卒業して英語教師になる学生諸君に、はなむけ
として、「教わったようには教えるな」と言っているという。

結論からいえば、どちらも英語として正しいが、意味が違う。

たとえば、疑問文では、

1.Do you have any interesting stamps?
面白い切手を持っていますか?

2.Do you have some interesting stamps?
面白い切手を何枚か持っていますか?

一枚だけ持っている場合、上記の質問ごとに、
回答が変ります。

1.Yes, I have an interesting stamp.

2.No.I have only one.

また、否定文では、

1.I will not give you any of these books.
ここにある本は、あげませんよ。

2.I will not give you some of these books.
何冊かは、あげませんよ。

更に、肯定文でも、

You can have any of these books.
何冊でも、持っていってもいいですよ。


著者も、言葉というのは、まったく難しいものだが、
だから、面白いとも言えるとのことだが、同感である。



応援よろしくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Carrie Underwood | トップ | ニュースで英会話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

英文法はミステリー」カテゴリの最新記事