宮部みゆきの時代推理小説に”回向院の茂七親分”が
登場するが、両国にある回向院に寄ってみた。
この回向院は、1657年、江戸の大半を焼失した大火災。
明暦の大会(別名:振袖火事)の10万以上とも言わ
れる大火災の死者の無念仏を供養するために建てられた。
火災としては東京大空襲、関東大震災などの戦禍・震災
を除けば、日本史上最大のものである。
ロンドン大火、ローマ大火と並ぶ世界三大大火の一つに
数えられることもある。
振袖火事という言葉に興味をもち、調べたが謎である。
おきくという娘が、寺小姓を見初め、小姓が着ていた
着物に似せた振袖をこしらえてもらい、毎日寺小姓を
想い続けた。
そして、恋の病に臥せったまま、16歳で亡くなった。
寺では法事が済むと、振袖を古着屋へ売り払った。
お花という娘の手に渡ったが、それ以来お花は病気に
なり、同じ日に死亡した。
振袖は再び古着屋の手を経て、おたつという娘のもと
に渡ったが、おたつも同じように亡くなった。
おたつの葬儀に三家は相談して因縁の振り袖を本妙寺
で供養してもらうことにした。
しかし和尚が読経しながら振袖を火の中に投げ込んだ
瞬間、突如吹いたつむじ風によって振袖が舞い上がっ
て本堂に飛び込み、それが燃え広がって江戸中が大火
となったという。
そのほかに、幕府が江戸の都市改造を実行するために
放火したとする説や、実際の火元は老中・阿部忠秋の
屋敷であったが、幕府の威信が失墜してしまうという
ことで幕府の要請により隣接した本妙寺が火元とした
という説がある。
回向院で、もうひとつの謎は、写真のねずみ小僧次郎吉
の墓である。
面白いことに、長年捕まらなかった運にあやかろうと、
墓石を削りお守りに持つ風習が当時より盛んで、現在も
特に合格祈願に来る受験生方があとをたたないとのこと。
今のお金で、12億円相当を盗んだと言われる盗賊の
墓が、合格祈願とは、謎である。
登場するが、両国にある回向院に寄ってみた。
この回向院は、1657年、江戸の大半を焼失した大火災。
明暦の大会(別名:振袖火事)の10万以上とも言わ
れる大火災の死者の無念仏を供養するために建てられた。
火災としては東京大空襲、関東大震災などの戦禍・震災
を除けば、日本史上最大のものである。
ロンドン大火、ローマ大火と並ぶ世界三大大火の一つに
数えられることもある。
振袖火事という言葉に興味をもち、調べたが謎である。
おきくという娘が、寺小姓を見初め、小姓が着ていた
着物に似せた振袖をこしらえてもらい、毎日寺小姓を
想い続けた。
そして、恋の病に臥せったまま、16歳で亡くなった。
寺では法事が済むと、振袖を古着屋へ売り払った。
お花という娘の手に渡ったが、それ以来お花は病気に
なり、同じ日に死亡した。
振袖は再び古着屋の手を経て、おたつという娘のもと
に渡ったが、おたつも同じように亡くなった。
おたつの葬儀に三家は相談して因縁の振り袖を本妙寺
で供養してもらうことにした。
しかし和尚が読経しながら振袖を火の中に投げ込んだ
瞬間、突如吹いたつむじ風によって振袖が舞い上がっ
て本堂に飛び込み、それが燃え広がって江戸中が大火
となったという。
そのほかに、幕府が江戸の都市改造を実行するために
放火したとする説や、実際の火元は老中・阿部忠秋の
屋敷であったが、幕府の威信が失墜してしまうという
ことで幕府の要請により隣接した本妙寺が火元とした
という説がある。
回向院で、もうひとつの謎は、写真のねずみ小僧次郎吉
の墓である。
面白いことに、長年捕まらなかった運にあやかろうと、
墓石を削りお守りに持つ風習が当時より盛んで、現在も
特に合格祈願に来る受験生方があとをたたないとのこと。
今のお金で、12億円相当を盗んだと言われる盗賊の
墓が、合格祈願とは、謎である。
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