ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

オリンピックの身代金(奥田英朗)

2024年08月06日 | 国内ミステリー

奥田英朗の「オリンピックの身代金」を読んだ。

丁度、パリオリンピックで、連日、熱戦を繰り広げられて
いる中で、何となく、読んでみたくなった。

この小説のオリンピックの舞台は、1964年の東京オリンピックだ。

東京オリンピック開催のために、全国民が、躍起になって、
準備、工事を推進していた。

その中で、連続爆破事件の犯人、東大生、島崎国男は、
五輪開催を人質に、8千万円を要求する。

国家の威信をかけて、阻止すべく死力をつくす捜査陣と、
島崎国男の対決を描いている。

その動機については、完全に納得できるかというと疑問だが、
少なくとも、犯人と捜査陣の攻防については、面白く読めた。

パリでも、郊外への列車の線路近くのケーブルで火災が生じる事件があり、
何とも、この小説に、真実味を与える結果になったのが不思議だ。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 将棋初段への道-1 | トップ | 消え失せた密画(エーリヒ・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国内ミステリー」カテゴリの最新記事