模倣犯などで有名な宮部みゆきの推理小説をはじめて読んだ。文句無しに面白かった。この作品を書いた時は、まだ、無名だったとのこと。この作品は、1989年(平成元年)にサスペンス大賞を受賞している。
久しぶりに、他の作品も読んでみたくなる作家に出会えた。今まで、5作品以上読んだ作家は、高村薫、西村京太郎くらいだが、宮部みゆきとも、長いお付き合いになりそうだ。
①魔術はささやく
解説のようにうまく書けないが、日本的な推理小説でありながら、海外の推理小説のようにページターナー的なサスペンス要素に満ち溢れていた。10ページごとに新しい展開があったり、読者の予想を覆したりだ。ただ、それも、追跡劇や活劇があるのではなく、むしろ、心の葛藤に満ち溢れている。又、人間愛にも満ち溢れているのが、心地よい。
いろいろな挿話が、絡み合っているため、アマゾンの書評の中には、辛口のものもあったが、最初から、計画的なプロットを組み立てて、書いたものであるとしたら、驚きに耐えないと思ったし、不自然にも感じなかった。素晴らしい作品だった。主人公の守も、魅力的に大人になっていくのがさわやかだった。
久しぶりに、他の作品も読んでみたくなる作家に出会えた。今まで、5作品以上読んだ作家は、高村薫、西村京太郎くらいだが、宮部みゆきとも、長いお付き合いになりそうだ。
①魔術はささやく
解説のようにうまく書けないが、日本的な推理小説でありながら、海外の推理小説のようにページターナー的なサスペンス要素に満ち溢れていた。10ページごとに新しい展開があったり、読者の予想を覆したりだ。ただ、それも、追跡劇や活劇があるのではなく、むしろ、心の葛藤に満ち溢れている。又、人間愛にも満ち溢れているのが、心地よい。
いろいろな挿話が、絡み合っているため、アマゾンの書評の中には、辛口のものもあったが、最初から、計画的なプロットを組み立てて、書いたものであるとしたら、驚きに耐えないと思ったし、不自然にも感じなかった。素晴らしい作品だった。主人公の守も、魅力的に大人になっていくのがさわやかだった。
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