森村誠一の小説は何十年ぶりだろう。映画などで
「高層の死角」などを読んだころ以来だろう。
山岳ミステリーも多く書いているのを知っていたので、
「雪煙」という小説を読んでみた。
アルプスの名峰で出会った二人の山岳ロマン、主人公
は国際刑事警察機構の警察官ということで興味をそそられた。
最近読んだ山岳小説にも、ミステリアスな女性が描かれて
いるが、この作品でも、女性が大きな位置を占める。
もちろん、山も重要な要素であるが、それほど、登山の
場面が多いわけではない。
ストーリーとしては、婚約者を事故、事件で失った二人の
男女の恋愛と国際的な犯罪を軸に描かれる。
正直言って、さすが森村誠一である。よく計算されていて
飽きさせない。他の作品も読んでみたくなった。
昔行った、上高地の風景もよく描けており、懐かしかった。
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