ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

雪煙(森村誠一)

2016年12月29日 | 山はミステリー

森村誠一の小説は何十年ぶりだろう。映画などで
「高層の死角」などを読んだころ以来だろう。

山岳ミステリーも多く書いているのを知っていたので、
「雪煙」という小説を読んでみた。

アルプスの名峰で出会った二人の山岳ロマン、主人公
は国際刑事警察機構の警察官ということで興味をそそられた。

最近読んだ山岳小説にも、ミステリアスな女性が描かれて
いるが、この作品でも、女性が大きな位置を占める。

もちろん、山も重要な要素であるが、それほど、登山の
場面が多いわけではない。

ストーリーとしては、婚約者を事故、事件で失った二人の
男女の恋愛と国際的な犯罪を軸に描かれる。

正直言って、さすが森村誠一である。よく計算されていて
飽きさせない。他の作品も読んでみたくなった。

昔行った、上高地の風景もよく描けており、懐かしかった。




 


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