めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

ブルーですか?

2012-03-01 | 産・婦人科ゴト
今日は女子限定の話題です。

男性の方はご遠慮下さい。




ブルーデイ

この言葉を初めて耳にしたのはいつだったでしょうか?遠い遠い昔の事なのではっきりとは覚えてないのですが、小学校高学年くらいだったと思います。

その頃青系の色が好きだった私は、良いイメージにとらえ「気分爽快な日」だと思っていました。

後に本当の意味を知った時は結構驚きました。



皆さん、月に一度のアノ期間はどんな気分でお過ごしでしょうか?

「気分爽快」な方はいないとは思いますが、、、やはり多くの女性があまり好ましく思ってないと思います。

そして、「苦痛」である人も少なくないと思います。

私が小学校でその基礎知識を教わった時は、「生理の色、量、またはそれに伴う痛み等はすべて個人差で、その人の体質によるので他人と異なるからといっておかしくはないのです」といった感じでした。

だから周りの友人にも「私は生理痛がヒドイ体質なの。イヤになっちゃう」といった感じの事をいう人が少なくなかったです。

そういうものだと思ってずーっと過ごしてきたのですが、中医学を学んでそうではない事を知りました。



私が臨床実習で長く師事していた先生は不妊治療で有名な先生だったのですが、初診の患者さんにはたいてい「私は生理不順で受診したんじゃないのよ!」と怒られていました。

もちろん先生は「生理が不順で妊娠するわけないじゃないか!」と(怒らずに)言い返していましたけど。



何度か書いた事があると思いますが、女性の生理には体の中の状態の情報が沢山詰まっています。生理の様子を診ると、今体の中がどんな状態なのかがわかるのです。

量が多すぎても少なすぎても良くないし、痛みは器質性のものでない限りたいてい軽減する事ができ得ます。

実際実習中にも、まだ若い(小学校高学年~未婚)女性が生理および生理に伴う不快症状で受診し、その効果に喜んでいました。




日本でももっともっと生理に注目して早くから「なるべく不快な思いをしない状態」になるよう生理(体調)を整えることが出来たら、もっともっと健康に快適に過ごせるようになるのになあ…

と残念でなりません。

不妊、子宮筋腫等で苦しむ人も少しは減ると思います。



これだけ毎月毎月体がアピールしているのに、その意味に気付かずに無視あるいはただ苦痛に耐えるなんて、なんだかもったいないと言うか、なんと言うか…




カウンセリングを通して生活習慣や食事等を見直すことで少しは改善できる事もあるのですが、生理が重視されていないのでカウンセリングにまでたどり着かない人が多いのです。

どうしたら多くの女性がハッピーになれるのか?

難しいです。





コメント (4)
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