めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

冷え性・便秘にもオススメ!皮ならではの…

2015-01-30 | 薬膳&食療(野菜)
今日はとてもとても寒いとの事だったので

前日買い物に行った時に見つけたブリあらを大喜びで購入し、スープをとってからブリ大根を作りました。



“あら”を使うなら、そうだ!ちょうどいい大根が♪



エコファーマーであるエビちゃんの大根ですから皮も大事に美味しくいただきたい。

普段は副菜としてキンピラにする事が多いのですが、今回は皮がメインです。



皮を食べるために大根をかなり厚めに剥いて食べやすい大きさに切ってから油をひいたフライパンでソテーします。

やや強めの火で表面にキツネ色の部分がチラホラ見え出したら、あとはスープと調味料・ブリあらを戻して煮詰めます。

ほろっとほこほこした大根もいいですけど、歯応えのある大根の皮もかなりオススメ。

皮は皮ならではの味わいがあって大根の強さを感じます。大根の風味が凝縮しています。この季節だけのお楽しみ♪


減農薬とか無農薬のお野菜や果物はお値段も高いですが、皮も有効利用できることを考えると断然こちらを選びたくなります。




食物繊維が多いので便秘にいいのはもちろん、体内の陽が不足することによる冷え性にもオススメです。

なぜって?



大根は火を通すと平性(温めも冷ましもしない)の性質です。

野菜それぞれに陰性(冷ます)や平性、陽性(温める)の性質に分かれていますが、陰陽は相対的なものなので

大根だけに注目した場合

・白い部分は太陽から遠く地に近いので陰
・葉の部分は太陽に近いので陽

また、白い部分だけに注目した場合

・太陽から遠い内側は陰
・太陽に近い外側は陽

となります。


よって大根を食べる時に毎回毎回皮を剥いて捨てていたら、陰の中の陰だけを食べている事になるのです。


食材の性質を全部覚えて陰陽のバランスを維持するなんて無理!
だから食材は色んなものをなるべく丸ごと食べる方が陰陽のバランスをとりやすいのです。



だからと言って無理に何でもかんでも皮を食べようと言いたいのではなく

美味しいし、ゴミが減って買い物に行く回数も減る!エコ! さらに健康への近道に!!

とまあそんな色々な理由から
大根が甘くて美味しくなるこの季節ならではの“お楽しみ”の紹介でした。



さーて
仕事するかー!




コメント
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