★飛び込み記事です★
■柱候軟牛利
■牛タンのやわらか煮・中華風ステーキ
■一本皆萬利・わずかな元手で大きな利益をもたらしますように
「牛舌でございます!」明るいマネージャーの声と共に、大きなお皿が降臨(笑)。真っ白なお皿に、存在感をもつ茶色い柱があります。
えっと…フレンチではないよね…香はさんざしやお味噌ですから…。見た目、ヌーベル・シノワです(笑)。
香ばしい香の牛舌の10cm径が、輝く茶色のソースをしっとり着ていて。野菜を従えて、そこにいる様子。横からに視点を移すと、大根に牛舌を重ねています。
ザクリ、ナイフを入れると筋繊維の走行性に沿って、すっと切れます。ジュワリッとスープを含んでいる大根と共に、一口パクリ…わぁ、中華だ(笑)。中華である味噌味のソースをまとったステーキです。
よくある牛舌のシチュウのように、繊維組織を煮潰してしまうのではなく、解れていくように、火を通して(=煮て)いて、それから、じっくり焼いたのではないかと思いました。だからステーキと思う食感があるのではないかと。マネージャーに尋ねると、一度炊いてから、焦がして風味を足しています、とのこと。なるほど♪
さんざしを思わせる甘さを含む、味噌ソースがいかにも広東料理の甘味噌を思わせる。懐かしいのに、何か新しい違う気持ちになる料理なのです。…何だろう?…そうか、イギリスの古い富豪の家にある、シノワズリな部屋で、黒螺鈿のひじ掛け椅子に菊花のお茶、そこにスコーンとクロテッドクリーム。それがぴたっと調和していて驚いた時♪それに近い、きれいな調和がある料理…。
うふふ…いってみれば、牛タンの中華味噌味…でも…それで言い尽くせない、とても魅力的な逸品でした。うまうま♪
じっくり味わって、ちゃんと食べられてしまう(笑)、それはフレンチのバターの使い方をしていないからだ…舌を巻くのです、ヤルナ。
クスクス。マネージャーが、ロッシーニ風とジョークを飛ばすので、後から、大根と牛舌の間に、フォアグラとトリュフを探してしまいましたよ~不在で何よりでした(笑)。でも、横からみれば、重ねられた姿が、ロッシーニ風にも見えたりします(二枚目の写真)。
基の姿がどうであれ、怖じけたり避けたりしなかった、食への豊かな好奇心に「好(ハオ)!」と唱和したくなるのです。
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