■伊勢海老と真鯛のグリル
優しい白を選び、紅白とする。ほろ苦の緑と共に。補色が定番に見える有り難さ。
青海苔のスープ仕立ては、春の香り(ニッコリ)。
房総の海の潮の香りに包まれる、清楚な一皿。
自分が体験した30年は、嬉しい沢山の輝きに包まれています。写真の中の私はいつも笑顔。
大好きな場所が消えていく残念さも、ありました。変わることでお客様を迎えようとする試みでしょう……サムシング・エルスが閉じた日。グランカフェからピアノが消えた日。ガーデンのお客様ごとの鉄板焼が閉じた日。なだ万がなくなった時。イクスピアリに出していたネプチューンズ・テーブルを退いた日。ベルベディア・ラウンジが還らなかったこと、サミットが閉じた日。ヴァレ・パーキングができなくなった日。新しい宿泊棟が拡がった日。マリオットとの関係が動いていくこと。
震災のあと、パークが閉じて、液状化した浦安市の水道復旧ができなかった頃。ロビーから見下ろしたグランカフェにお客様が一組だった時の、ぞっとする想い。
入浴施設の舞湯を、市民に公開していたホテルの気概。食材を被災地の関連ホテルに送り出していた頑張り。海外からのスター・シェフを被災地に送り出すときの、バック・キッチンを黙って務めていたこと。ここ舞浜シェラトンの豊かなホスピタリティ、そのものの活動だった!
震災の年のクリスマス。ロビーにあふれるお客様をみて、ああ、ホテルってお客様を得て、ホテルになるのだなって、気づいたこと。
大規模な宿泊施設は、顔が見えなくなりがちです(微笑)。ベル・ディスクやリセプション、プールなどのアクティビティ担当、そして、ホテル直属の料飲スタッフが、ホテルの印象を決めていきます。
歴代のシェフ(安間さん、荻原シェフ、齊藤シェフ、佐藤さん、青山さん)、ソムリエ、マネージャー、サービススタッフ。顔が見えるようになって、辛口の客を受け止める総料理長(笑)。
様々な時間、思い出す名前を数えながら、私達は食事をしました。
今に至るも、笑顔で迎えてくれる、沢山のスタッフがいるからこそ、私達はシェラトンにかえるのだと思っています。(微笑)
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