東京は夜を越えた暴風雨に驚かされた11日。昼前に陽射しに恵まれながらも、東の空をみやりました。
また嵐、この日になんで…。津波の翌日の大雪に、天の非常を思った日を思い出して、哀しむ人が…。
東日本大震災から八年。
三陸では、町のかさ上げが出来上がった。原発タンクのデブリに接触できるようになった、原発撤収緊急拠点のJ village がグラウンドに戻ろうとしている。
形が整うまでに八年。
人の暮らしが他所でできてしまった…戻ってこない空間が拡がる町は、本当の街には未だ遠いようにみえて。
原発事故に追われて、地域を離れた人は、新しい街で暮らしても、引き裂かれる気持ちで苦しんでいると、顔消し画像で、インタビューに応えていらして。
あの日、失われた命に頭をたれて、安らかでありますようにと祈ります。
尚苦しむ方々に、何かひとつづつ、お楽になる時を迎えてくださるように、切望しています。
縁あって繋がった、常磐沖の海産物、東北のお米や果物。毎年豊かに力を蓄えて、注文者がふえて!と喜びのメッセージをもらう、私の喜び。
天然が健やかであろうと、大地や海を回復させる力が、日々、育っていることを、感じさせてくれます。
人間ができることの小ささに、気づかされます。
あの被害からの回復。ひとりひとり違うゴールへの日々でおいでのことだと拝察します。
私は忘れないでいます。できることを探して、させてもらう、小さな歩みを続ける所存です。
復興……それぞれが、昨日より楽になり、翌朝を迎えられること。そう願っています。
過労死予備群、慎書 2019弥生