★食に関する記事ではありません★
7月16日、夕方。「22日に始めるGo toキャンペーンから、東京発着分を除く」という速報がながれた。
その直前に流れた「286人」という数字に、これでは、しょうがない……と思った人は多かろう……。
この数字に対して、ラジオで聞く知事のインタビューでは、検査数が4700人を越えているから(数字が増えている)とあった。
概数でみる。300/4700は、陽性率6%台で、前日までの6%台からと大きく変わっていない。
数字のトリックに惑わされてはいけない。検査数に対する陽性者の比率で、見なくてはならない。
しかし、残念なデータがある。
東京都医師会が係わるPCR検査センター・新宿区、国際医療研究センター分の7月直近では、陽性率 30%に達している。感染源になり得る生活環境が形成されてしまったと、この数字は言っている。いわゆる「夜の街」発は、止めることができず、市中に広がりはじめている。
どうしたら佳い?と聞かれるなら、いわゆる「夜の街」と同じ生活環境が、自分の回りにないか、点検することを、提案する。
無症状感染者の多くが、どんな一日を送っていたかを解析して、公開するのが、次の具体的な予防の知恵に繋がるはず、と私は思う。
これらのデータを解析して、自分に向けた注意を再確認しつつも、なお、残念な気持ち悪さは残る。
感染者 300人に対して、東京都民は1400万人。0.002%に対して、1400万人が不利益を受けることになる。
日本の人口は一億二千万余り。人口の10%を除いたキャンペーンの、試算はクズレる…。
東京に林立する、オリンピックを当て込んで増やしたホテルの落胆は、どれほどか……。
この「東京はずし」と言われるやり方は、三月の「一斉休校」と同じ、ショック療法を思わせる。ショックを与えて、市民に自分が悪いと、思わせる方法に見えてしまう……。
国全体の問題を、1つの自治体に押し付ける。これでは、解決につながらないと…。残念な気持ち悪さを、私は感じている。
20200717 過労死予備群