■ポルトガル風・海鮮グラタン
ふっくらとカレーを想起する香ばしい香りがします。
コーン・グリッツかな? 粒感のある表面からも、乾いた熱い風を感じます。
みっちり詰まったココットに、スプーンを差し入れると……。
おぅ、刻んだ海鮮が、みっちり(笑)。
ここ掘れ、わんわん!状態です。そこにホット&スパイシーな香りとコクが載る。ペシャメル・ソースとは切り離された味わいが、楽しい料理でした。
ポルトガルとChineseが出会う場所は、マカオと思います。
甘味のある強い酒にあう料理、ポルトガルから渡来する経路にあるインドやマレーの影響も受けた料理となれば、スパイスの存在は大きくなります。
ウコン、カレー粉、シナモンは、すぐに気づくところです。ココナッツ・ミルクや粒胡椒も、ドキドキさせます。
マカオの海産物を多用し、広東料理から魚醤、蝦醤(やシュリンプ・ペースト)を使う、マカオ生まれの広東料理は、どこかに翳りを宿しているように思います。透明感のある、香港の広東料理とは趣きが違うのが、面白いところです。
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