トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

青春の雪倉・白馬山行

2008-10-19 | 旅行記

『雨上がるガス切れたれば尾根を見ゆ蓮華温泉露天風呂たり』

『雪倉を背に花畑入ぬ娘同じシャツをば求めて買いぬ』

『雪渓を滑りて流るリーダーの怪我無き合図ホッと息つく』

『引率の顧問挫きし足なれば手を振りつつも顔を歪めつ』

『雨強くテントの中の夕食も指かじかみて遅々と進まず』

『帳おり雨の去りたる白馬は顧問手招きビール配れと』


麗しのさぶいな

2008-10-19 | 今日は真面目に

『廃田の土壌浸食著しプラムもあれど幹に咲く梨』

『広報はどろんこ湿地現実は表土流失なすがままなり』

『建前は本棟無しで鐘太鼓あとは荒れ野の青図の区画』

『肩書きの望で決まりしはんこ押し不要不急になしてつぎ込む』


あした山辺をさまよいば

2008-10-19 | 小父のお隣さん

Sn3d0274Img_9684『ノササゲにキジョウロウ捧げたい』

『ノササゲのなんと見事な胸飾り』

ツタンカーメンの 黄金の胸飾りを髣髴とさせる

なんとも素晴らしい花色とデザインだ

ありふれた植物だったから いままで振り向きもしなかった

おいらが少女だったら 胸飾り髪飾りにきっとする

実った莢の色合いが また美しい 感動だ


トンボの眼鏡は

2008-10-19 | 小父のお隣さん

『駆け込めば蛍イナゴもトンボさえ顔に当たりつ我が少年期』

『トンボ発つ飛行機雲へまっしぐら』

『予科練の飛行隊かなアカトンボ』

『温みたる寒露斜め陽アカトンボ』

『ウスバキの 風に向かいて 並び浮く』

青い稲穂を下に見て ウスバキが群れ飛ぶ

風上に頭を向けて 一糸乱れぬ編隊浮遊だ

谷田は既に処暑 我も顔を風に向ける

涼やかで「チョー気持ちいい」