『手を引かれホーム歩きし老婦人足元見つつ黙し歩きゆ』
『子の背にはリード付きたるリュックなり去りゆく車両指して追い引く』
『舞岡の谷地に歩を向く家族等の健やか振りを想う後先』
『パークなる かのビッグ等と 異にすれば 連れ出す親の 育み麗し』
『吾吾と出す 赤子の声に 歩を止めつ バギー覗きて 声かける母』
『何事か家族の覗く小川見ゆ赤きザリガニ紅葉のごとく』
『今はまだ家族にあらじ母子と彼我に道聞き芋下げて行き』
『幸薄き母御のように見えれども彼と娘の自然さ微笑し』
近くに昼飯を食べる場所も無かったので コンビニで買った握りを食べていたら
親子4人連れがトイレを使いたいようで 母娘が駅のトイレに向かっていった
一人残った父親が「横浜方面はどっちですか」と尋ねるから
地図を示して教えたが 「家族サービスですか 大変ですね」というと
「まだ家族ではないんです 近いうちにはなると思います」とのことだった
いろいろな事情があったとしても彼と娘二人のかかわりが自然で
そんな時代はとうに過ぎた小生には いささかうらやましかった次第