トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

家族点描

2008-10-26 | 旅行記

『手を引かれホーム歩きし老婦人足元見つつ黙し歩きゆ』

『子の背にはリード付きたるリュックなり去りゆく車両指して追い引く』

『舞岡の谷地に歩を向く家族等の健やか振りを想う後先』

『パークなる かのビッグ等と 異にすれば 連れ出す親の 育み麗し』

『吾吾と出す 赤子の声に 歩を止めつ バギー覗きて 声かける母』

『何事か家族の覗く小川見ゆ赤きザリガニ紅葉のごとく』

『今はまだ家族にあらじ母子と彼我に道聞き芋下げて行き』

『幸薄き母御のように見えれども彼と娘の自然さ微笑し』

近くに昼飯を食べる場所も無かったので コンビニで買った握りを食べていたら

親子4人連れがトイレを使いたいようで 母娘が駅のトイレに向かっていった

一人残った父親が「横浜方面はどっちですか」と尋ねるから

地図を示して教えたが 「家族サービスですか 大変ですね」というと

「まだ家族ではないんです 近いうちにはなると思います」とのことだった

いろいろな事情があったとしても彼と娘二人のかかわりが自然で

そんな時代はとうに過ぎた小生には いささかうらやましかった次第