『やることは夏の頃とも変わらねど汗少なくて首の涼しき』
『どこまでも吸い込まんとす秋の空吹く風すらも背中押したり』
『明け初めの紅葉がごときひんがしに段波のごとく雲描かれたり』
『押し分けて入りし奥沢よく見ればここやかしこに先人の知恵』
今は藪と化している急傾斜地でも 開墾耕作の跡が歴然と残っている
かように集落の近くは 高密度に土地利用がなされていたのだ
「耕して天に至る」の言葉があるが
機械の無い時代に 人力だけで成し遂げた その労力に敬服する
反面 食糧自給すら出来ない経済大国先進国という現実評価は
なにか騙されてはいないだろうか