トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

荒野の責任

2008-10-21 | 今日は真面目に

『刈り取りに刈り取り重ねまた刈ってまだ芽生えあるネザサの原よ』

『笹萌えてひととせ経てば葛カズラ覆いて元の藪の原かな』

『笹下は枯れた笹葉を敷き詰めて一木一草生えぬ鎖葉宮に』

『結局は皆伐せんと補給あり』

山の賑わいにと いわゆる女竹を一角だけ残した

ところが周囲の再生が早い

考えてみれば地下茎で繋がる一心同体なのだ

結局 残したところも刈り取った

平和共存は植物の世界でも難しい

里山愛好家の間でも 分野が異なれば相互不可侵が現状だ

よく言えば音信不通か


芋虫ゴーロゴロ

2008-10-21 | 小父のお隣さん

『にっくきは根を食い荒らすコガネの子鉢や花壇に尽きることなし』

『山桜樹液の漏らし数多なり枝の枯れ出て花も諦め』

『カミキリの幼虫食べた幼き日薪割り時に出でし虫子ぞ』

『道普請カブトの子女に頭下げ』

あーあ 腐植土の中から転がり出た まん丸のプリンプリンだ

とにかく退散願う 腐食の厚い所に放り投げると

しばらくして潜っていった

幼虫類でも種類によって嫌悪の程度が違うのが面白い