『刈り取りに刈り取り重ねまた刈ってまだ芽生えあるネザサの原よ』
『笹萌えてひととせ経てば葛カズラ覆いて元の藪の原かな』
『笹下は枯れた笹葉を敷き詰めて一木一草生えぬ鎖葉宮に』
『結局は皆伐せんと補給あり』
山の賑わいにと いわゆる女竹を一角だけ残した
ところが周囲の再生が早い
考えてみれば地下茎で繋がる一心同体なのだ
結局 残したところも刈り取った
平和共存は植物の世界でも難しい
里山愛好家の間でも 分野が異なれば相互不可侵が現状だ
よく言えば音信不通か
『刈り取りに刈り取り重ねまた刈ってまだ芽生えあるネザサの原よ』
『笹萌えてひととせ経てば葛カズラ覆いて元の藪の原かな』
『笹下は枯れた笹葉を敷き詰めて一木一草生えぬ鎖葉宮に』
『結局は皆伐せんと補給あり』
山の賑わいにと いわゆる女竹を一角だけ残した
ところが周囲の再生が早い
考えてみれば地下茎で繋がる一心同体なのだ
結局 残したところも刈り取った
平和共存は植物の世界でも難しい
里山愛好家の間でも 分野が異なれば相互不可侵が現状だ
よく言えば音信不通か
『にっくきは根を食い荒らすコガネの子鉢や花壇に尽きることなし』
『山桜樹液の漏らし数多なり枝の枯れ出て花も諦め』
『カミキリの幼虫食べた幼き日薪割り時に出でし虫子ぞ』
『道普請カブトの子女に頭下げ』
あーあ 腐植土の中から転がり出た まん丸のプリンプリンだ
とにかく退散願う 腐食の厚い所に放り投げると
しばらくして潜っていった
幼虫類でも種類によって嫌悪の程度が違うのが面白い