『美味きかな雪隠饅頭大はやり』
『緩和とか我が世の春のあこぎ虫』
『更迭も次の獲物に順送り』
『なんとまあどこもかしこも猿知恵の手練手管に七転罵倒』
『流行もの弱肉強食お上風仮想現実偽装現実』
なにも言うことはないなあ 布団を被って寝ます きっと寝つきが悪い
『脚に来て顔に摂りつく蚊連隊地団駄踏むもさらさ及ばず』
『残り栗拾う我には蚊の柱』
とにかく曇りの日 湿度の高い日は蚊の襲来がすごい
携帯蚊取り線香も無いよりかまし そんな程度だ
でも 今日は楽しみがあったのだ
『 アケビ食い思いを込めて種プップ」
竿でやっと捕まえたアケビだ 他に実ってはない
崖の下まで落ちたので実が壊れてしまった
味に影響はないからかぶりついた やっぱり美味しい
『トチ朽ちてまごう苔球毬藻なり』
郷里の山に丸くなる苔がある それだと思った
残念だった トチの実の外皮に発生した苔だったが美しい
命の連鎖を感じた
『国握る選り選ばれしエリートにエトー1人に及ぶ者居ず』
『免れて恥じる実もなしどこそかのヌスビトハギはベタベタと就く』
『挿げ替えて代えるだけなら元が元任命でなく人間責任』
『下々は小人なればダイレクト見た目で欲す見た目じゃ判らん』
規範も倫理も大儀も綻びてしまったようで、、ささやかな事が得られないひどい時代だと 明けゆく東の空を眺めつつ 心はしじまの中に埋もれる