トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

長き宵にものを覚えず

2008-10-22 | 感じるままの回り道

『長き夜郷里に遊ぶ我が想い胸の騒ぎを如何ともなし』

『なしてだか幼き頃の思い出は明日の事より心に現し』

『今が時限りなきとも思えども既に過ぐるは母の享年』

『我が日々は阿弥陀の伸べた手のシワの谷に居まして草を刈る日々』


三途の川原

2008-10-22 | 小人閑居して憮然

Sn3d0422_5 『官公のあっては困る無くてもな加減わからぬ力とお金』

『年寄りは孵化した魚の子に近い手持ちを喰えば後は勝手に』

『非営利が上前撥ねるみぎひだり』

『現し夜で三途の川原かくのごと』

きれいに踏み倒されている ミョウガ取りの仕業だ

ここまでやるかと思うものの 山芋の穴は埋めない

独活は根こそぎ タラは芽が無い

ツツジは縮み 百合は消えた

筍の探り掘りで林床も坊主だ

期待する方が無理だが 三途の川原の石積みの気分

積んだ先から鬼が来る


ご褒美はカニの爪

2008-10-22 | 今日は真面目に

Sn3d0314Sn3d0312  『道普請繋げて見れば意外にも自己満足に満足したり』

『ご褒美は生まれたてなりカニの爪笹竹の地に覗きたるのか』

主要な遊歩道の一角が 今日ようやく接続した

考えていたより 自然な形でハイキングコースに取り付いた

後は 接続点に大きな山桜が竹に埋もれているので

こちらから鑑賞できるように刈り出しを行えば

この地点は完了する

ご褒美だろうか 卵とカニの爪がトレイル脇に出ていた

根室の友からカニはまだ送られてこない


ちょっと一服

2008-10-22 | 小父のお隣さん

Sn3d0306 『曼荼羅の葉陰に参る乙女柿』

『寒露柿吸いつ感じる影長を』

『西空のツイッギーかな今日の月』

『霜降もそうこうしつつ早と過ぎ』

柿はユルユルのものが好み だから渋柿がいい

種の周りのゼリー状のところがお気に入りだ

魚の目玉が好みなのと 共通項があるかどうかはともかく

郷里では立春を過ぎた頃から 晴天が続くようになると

朝は雪の上を歩けるようになる

硬いうちに原まで歩いて 緩柿を食べたものだ

ひと冬を樹上で過ごした柿は とてつもなく美味しく感じられた