トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

サンコウチョウ初鳴き・初見、ハルゼミ鳴く

2016-05-12 | 小父のお隣さん
 隣接地の環境教育NPOが活動で植えたシラカシとクヌギ。「降雨の後はすっぽ抜けている」と相談が来て現場を見に行った。その時である、頭上でサンコウチョウが下手なさえずりをしたのだ。思わず上をみると10mも無い距離の枝にいた。あわててケータイを出そうとしたのだが速写は無理で構える前に逃げてしまった。
 そろそろ鳴くか、と心待ちにしていたが初鳴きと至近で確認なんて初めての事である。今季はキビタキが連日歌声を聞かせてくれるし、オオルリも鳴いていると思うのだがキビタキに耳が行っている。
 そのあと、道具小屋で刈り払いの準備をしていたらハルゼミの初鳴きを聞いた。こんな日は初めてだ。
 

ピンチでピンチ、ピンチはピンチ

2016-05-12 | 小人閑居して憮然
 業界の大会などで「ピンチはチャンス」なんてスローガンを見聞きしたものだったが、度重なる…と言うよりも腰の据わっていない政府の無策ぶり連発で一向にチャンスが活きた事は無かった。高齢化社会にしろ介護・教育・保育にしても今ここに至ったピンチがその症例であろう。
 まあ、それはともかくとして我が姥捨て山でさえ「ピンチはチャンス」なんてことは絶対にないのである。林道脇擁壁に被さって開花していたミヤマハンショウヅルの花の多くが無くなっていた。昨年は周辺のようやく開花した小株がごっそり抜き取られている。
 ここに開花株があると知っている人も増えるにつれ被害も顕在化してきた。本来は目立たない植物なのに通り道の目の高さにあっては目立たないばずが無く、抜き取られピンチされ消失のピンチに追い込まれる。
 これから狙われるのはササユリとヤマユリなのだが、そこで生存させるためには着花させない事を行わなければならず、開花させれば盗掘されるし、開花させなければ子孫を増やせない。ハムレットの台詞よりも賽の河原での石積みを壊され続ける童の気持ちに近い。

排水管の交換

2016-05-12 | 今日は真面目に
 フイールド駐車場に入る直前の路面、絞り水や雨水が路面を侵食し続けるから塩ビ管を埋設し沢に水を落とすようにして何年になるだろうか…。管径が小さく、途中で1本増設したものの雨量によっては溢れるのを繰り返してきた。
 今回、管径150mmの塩ビ管を譲っていただいたから2本つないで沢の法面に落とせる。これでも法面の浸食は免れないけれど、現状の短く小径の塩ビ管より浸食距離は格段に減らせるだろう。
 既存のパイプ位置に敷設すると浸食溝を更に深くしてしまうから沢への最短距離に角度を変えて敷設した。排水管を深く敷設すると道路面の流路も深まるから同じ水準で据えたのだが、今度は排水管が高く出てしまう。埋めるための土は一輪車で運んだが、これによらずフイールド作業は行ったり来たりがとても多い。
 スムーズになった流れを見ていると、ゆくゆくは「行った切り」になるのが自然なのだと思ったりするものの「水の大循環」を経て宇宙の誕生消滅にまで想いを致せば、そこは「般若心経」で説く世界だ。小生、まだまだ惚けてはいないし小宇宙の創造者である。なんちゃって…と締めたいのだが、ここまでくると誇大妄想の世界か。さてさて人生はファジーである。
  位置の確認 ➡  水勾配の確認 ➡  敷設