トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

コアジサイ咲いた

2016-05-15 | 小父のお隣さん
 林縁の日蔭部分にあるコアジサイの開花が始まった。園芸種より飾らない姿が好ましいし、タマアジサイのいかにも主張してくるような押しつけがましさも無いのが何よりである。まあ、好きな種類ではあるが探し求める訳でもなく、目に留まれば「おお、咲いたか…」程度の付き合い方なのだ。

枯れたのやら抜けたのやら…

2016-05-15 | 今日は真面目に
 森づくりの支援団体や森林インストラクターがいるから小生に話を持って来なくても良さそうだと思うのだが環境教育NPOのSさんは時々話を聞きに来る。
 今回は「先日植樹したクヌギとシラカシの苗木が降雨の後にすっぽ抜けているからどうしたらよいか…」という内容だった。植樹する前に要領を聞いて帰っているから不思議に思って現場確認に行った。確かに数本はすっぽ抜けていて折れている苗木もある。シラカシの苗木は立ち枯れさえしていた。
 原因は直ぐに判明した。アドバイス通りに植えていない。「孟宗竹除伐地に植栽するのだから植穴は十分大きく深くほぐし根鉢もほぐしてから水決めして安定させなさい。支柱も添える。」と伝えたのだが十分だったのは支柱だけで、植穴も根鉢の扱いも丁寧さが欠けている。
 イベント植栽でやってしまう雑な植栽が目の前にあった。シラカシの立ち枯れは、根鉢の表面を崩さず、植穴は小さめ、埋め戻しはいい加減、これでは水切れを起こしてしまう。
 クヌギ苗のすっぽ抜けは明らかに猪の掘り返しだった。これらの懸念は伝えておいたし彼女も「説明しました」と言ってくれたものの、実際の作業者が手抜きでは立ち枯れるし、猪も遊ぶ。
 枯れたシラカシは、まだ葉の被害だけかもしれないから、もう一度丁寧に植え付けてみる事と、猪の掘り返しには効果の程は保証しないものの、ドクダミを踏み潰して根元にマルチングして見ては…と伝えて一件落着。
  立ち枯れ   猪被害    根鉢の未処理

下草刈り

2016-05-15 | 今日は真面目に
 下草刈りは草原より樹下が優先される。この時期、草原より日照量が劣るとはいえヤブカラシ、ヤエムグラ、スギナ、ヤブジラミなどは膝上を超える成長ぶりなのだ。横枝に到達する前に刈りはらわないと後々の作業が重くなるばかりだ。
 ヤブジラミは蔓性ではないけれど種子が衣服に取りつきヌスビトハギ同様、厄介で不愉快な「引っ付き虫」となる。
 梅の収穫量は期待できない梅畑とオオムラサキを呼びたいエノキ林の下草刈りを済ました。エノキ林でオオムラサキを確認できた事は無いけれど、ヒオドシチョウの大発生があったりして、これはこれでエクセレントなのである。
             ウメ畑       エノキ林