トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

虫の世界が変だ…

2016-05-23 | 小父のお隣さん
 フイールドの花に集まるミツバチの少なさに、会友も「変だ!」と気がついていたようで足元のクローバーに来るミツバチに目を止めてはひとしきり話題になるのが今季である。小生にとってはミツバチだけでなく家の周囲の状況も「変だ、何かトラブルでも内在しているのだろうか…」と思ってしまう事態がある。
 第一は、上の写真の様にジャコウアゲハ越冬蛹の2割程がミイラ化していた事、ウマノスズクサへの産卵数が極端に少ない事、その卵の孵化も滞っている事などが顕著なのである。例年だと養いきれないほどの幼虫が発生しウマノスズクサは根元まで食べつくされている時期なのだが、今期は小生の背丈を超えるほどに成長しほどんどの株に幼虫はいない。葉が健在で成長できたから蕾さえつけてしまった。
 ジャコウアゲハだけでなくフェンネルやキハダにさえアゲハは産卵しないし食害を受けずに済んでいる。個体数が減った事も含め繁殖に障害が出ているのではないかと思っている。
 泥水池のトンボ飛翔数も寂しい限りで、きっと理由があると思っているけれど、数年前から取りざたされていた何とかと言う農薬によるものだろうか…。これが杞憂で済む事を願う。
  産卵後3W    幼虫は庭に数匹    蔓の食害無し

日射量を増やすには…

2016-05-23 | 蝶の食草園
 先般、定植した食樹の数々。食草園の主のような柳の大樹が枝を広げているから太陽高度が上がるにつれ日射量が減少傾向だった。日照時間を増やすには家宝の扇を振り上げる手もあるのだが振り返しが恐ろしい。太陽高度を下げれば陽射しは届きそうだが季節が狂ってしまう。
 最適な選択肢は柳の枝を払う事しかなかったので高枝切りで南側を覆っている枝を切除した。これにより夏至の頃正午でも陽射しが届いてくれそうな環境となった。
 何時もの事ながら高枝切りで枝を落とすのは息の切れる作業である。時間的には数十分と言っても20φ程の枝数本を上を見上げ両腕を上下に動かし切断するのはしんどい作業だ。
               作業前   ➡   枝打ち完了