トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「私はこれで混乱します」

2016-05-20 | 小父のお隣さん
 取水地点検の道すがら隣沢の河原で出会ったのはダビドサナエに違いない。ズングリ体型と側面の模様に見覚えがある。一方でスマート君のダビドもいるがこれは分からない範疇だ。
 ダビドサナエは拠点周辺では今季視認できていない。周辺の木々が大きくなり好みの生息環境ではなくなって来たのだろうと推測している。
 ちなみに沢下流の本川付近では容易に見られるとの事だったが、指呼の距離とは言えトンボを見るために足を運ぶのは小生の嗜好性あるいは指向性と少々ずれ、通常の活動中に出会えるのが望むところなのだ。
 
 ところで、この種によらず特定する時に混乱する要因は個体差や地域差、成熟度合いなど多々あって短期記憶能力の衰えが拍車をかける。まあ、研究者でもなく愛好家でもなく、その道の達人でもない小生にはどうでも良い事なのだがバリエーションを掲載していない資料は混乱の元になる。掲載してあればあったで混乱する。どうしよう!…
 さてと?…   ビジターセンターパンフから   やさしいトンボ図鑑3から  
 
 
 

林内刈り払い

2016-05-20 | 今日は真面目に
 密集したアズマネザサを刈り払って現れた疎林が10年経ってようやく「林内」と言える環境になってきた。この部分は植樹せず自然実生を待ちつつ選抜しながら森を形成するつもりで手入れをしてきた区域である。
 10年経ってもアズマネザサの萌芽は衰弱していないから通年数回は刈り払わなければならないのだが今季既にシュートは50㎝に達していた。ほとんどは株立ちで低いものの根茎の節ごとに萌芽している感もあり地際からの刈り払いは欠かせない。
 とは言え「選択的刈り払い」を忘れる訳にもいかないからヒヨドリソウ、サルトリイバラ、ヤマツツジなどは残す。残したいのに誤って刈りはらってしまいやすいのがササユリで、刈り払い作業中、一瞬の判断や操作の遅れでアズマネザサのシュートと誤認する事もある。
 全面刈り払いなら作業者を選ばないのだけれど「選択的刈り払い」となると安心して任せられる作業者は限られて、何年も「ビジョン」を維持していないと一回で振り出しに戻りかねないのが難。
  ➡  中央の風倒木の根塊、シロマダラの尾が見えたので追ったが見失った。