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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

スプーンであってスプーンでない

2016-12-18 | 今日は真面目に
 その任にあらずと断っていたのだが、本当に困っているようなので少しだけかかわってみる事にした。今までの業種とは畑違いだし技能や職能など無縁な世界なのであったが、仕事と言う大きな括りの中では活かされることもあるだろうと根拠に欠ける根拠が分岐点だ。
 まだ始まったばかりだから予断や油断は出来ないけれど、発展途上の組織としてみれば不備なところは幾つか見えてくる。

 とりあえずの担当は製品の表面補修なのだが、木っ端細工で幼児用の玩具を作っている事と通じる事もあるだろうと踏み込んだのである。初日から補修に使用するスプーンが気になって専用工具にと変貌させてみた。食器としてのスプーンの形状と作業道具としてのスプーンでは使い方も握り方も異なるのである。
 プロトタイプはグリップを太くしただけの形状にしたのだがしっくりしない。そこで掌で包み保持できるように涙滴形にしてみた。スプーンの大きさも大小2種用意し実際の作業で実証する。
 この程度では実証せずとも、食器のスプーンをそのまま使用しているよりは格段に使い勝手は良くなっているはずと思って良いだろう。まあ、こんなところからの着手だけれど「オンリーワン」の里山保全をさておいて工場内作業では、少ない後ろ髪が引かれて痛いが、これも浮き世のしがらみか。頭髪は既に白髪交じりだ…。

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