トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二つ池、畦の補強

2016-12-13 | 水辺環境の保全
 勝手連、横車、侵略者、まあ、どう呼ばれても「否で似ている」小生の活動である。世話役のM氏が初秋から姿を見せないので了解も相談も出来ぬまま補修に入ってしまった。隣接地であるグループ員とは挨拶は交わすもののM氏ほど立ち入った話はしていない。ほとんどM氏が手入れをしてきたから他のメンバーに相談しても相談にならないだろう。M氏は齢85と言っていたから隠居する可能性は大なのだが、そうなったのなら現代表に了解を取り付けねばならない。

 構造的破壊を防止するのに先送りはあり得ないから、今まで通り手を出した。先日の定例会で孟宗竹材を用意しておいたので水際の補強は「準備万端」である。本来は丸太材を敷設したかったけれど簡易的な竹稈でも数年は大丈夫だ。
 これを敷設しないとするとでは崩れ方が大きく異なる。特に猪による耕起被害は畦の高さを減じられ崩された土が池を埋めていく。結果的に湛水量は減るし越流しやすくなってしまう。水際線を補強する事で多少は破壊が遅れると言えるだろう。

補強材割り付け ➡  南半分出来た 

 前日に引き続いて北半分の補強。ここは氾濫予防の分水池もあり猪による破壊被害も大きい場所だ。池の造成時、手掘り手積みの畦は曲線であったが、長い竹稈を据えるとなると曲線部は無視して直線で仕上げざるを得ない。針葉樹の丸太材でなく竹稈を使用した事で作業は早かった。
 水際線の補強は終わったが畔の上端面幅を現在の倍、4尺にしたい。ここまで幅を広げれば耐久性は十分になるだろう。この作業は一輪車が使いやすくなる凍結期に予定して、池の中の葦を地下茎ごと除去し完了とした。

                     開始前  ➡   終了