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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蓄養槽は失敗…

2016-12-24 | 小人閑居して憮然
  グッドアイデア、廃物利用で小生も応用力が衰えていないと思ったのも束の間、結果は惨敗だった。水辺が初氷結したのでカブトムシの幼虫を入れた蓄養槽の状態を確認したら幼虫の姿が全くない。地中に埋め込み排水機能を持たせた蓄養槽だから安定環境だと信じて疑わなかったが失敗の極みだ。恐らく隣のドラム缶の蓄養槽も4倍の容積のある蓄養槽も同じではないかと推定したが、確認してどうなるものでもないから春までそっとしておく。

 失敗の大きな理由は四方を通気性のない状態で囲った事による酸欠なのだろうと推定した。住処、食糧となる竹粉と腐葉土の体積に対し空気に触れる面積が少なく、発生したガスの逃げも悪かったのだろう。やはり野ざらし・土饅頭状態が幼虫には最適だったか…。一方、それでは跋扈蹂躙の極みを日々繰り広げている猪の餌食になってしまうのは必至だし、ハムレットの心情がよーく分かる。

 採集場所を見に行ってみたら、既に猪の掘り起こしに遭い幼虫は野ざらしになっていた。食べるならまだしも新鮮な食糧を廃棄するなど「人の真似をするな!」と言いたい。野生なら野生の矜持があるだろうに人にも劣るとは何たる奴らぞ…。