
失敗の大きな理由は四方を通気性のない状態で囲った事による酸欠なのだろうと推定した。住処、食糧となる竹粉と腐葉土の体積に対し空気に触れる面積が少なく、発生したガスの逃げも悪かったのだろう。やはり野ざらし・土饅頭状態が幼虫には最適だったか…。一方、それでは跋扈蹂躙の極みを日々繰り広げている猪の餌食になってしまうのは必至だし、ハムレットの心情がよーく分かる。
採集場所を見に行ってみたら、既に猪の掘り起こしに遭い幼虫は野ざらしになっていた。食べるならまだしも新鮮な食糧を廃棄するなど「人の真似をするな!」と言いたい。野生なら野生の矜持があるだろうに人にも劣るとは何たる奴らぞ…。