
二つ池の水際が「猪走り」と化し泥濘化してしまっては見回りにも使えなくなった。このまま威之志士様の跋扈蹂躙を許容するに忍びなく「無かった事」にする。そのためには泥土を撤去し水域としなければならない。泥を運ぶに一輪車の走行が出来ないのでバタ板を敷いての作業となるのだが、温水田に浮かべておいたバタ板をひっくり返したらヤゴが4匹もくっついているではないか。水中では天井に掴まったような姿でいたのだ。1匹ならともかく6尺のバタ板に4匹もいるのでは、そうびっくりするような生態でも無いのだろう。小生的には泥の中にいるものとばかり思っていた。
体長50mm程度のヤゴだから大型種とだけは分かるけれど種別までは分かるはずもなく、指先で静かに水面に落として排除したのだった。やはり夏や秋の頃とは異なり動きが鈍い。仮眠とか仮死状態でもなさそうだから居心地の良い場所を探してもらう。