沢を入った奥に昔の耕作地跡があって水桶として使用していたと思われるドラム缶やコンクリート製の容器などが並んでいる。陶器製の大桶は転がせば搬出できそうなのでバケツとひしゃく、唐鍬を携行し掘り出しに行った。まず水と厚く堆積しヘドロ状になった落ち葉を排出し桶の周囲を掘り取って倒木の幹を差し込み横にした。後は衝撃を与えないように下り坂をブレーキを掛けつつ食草園まで運んだのだ。
食草園には既にステンレスと塩ビ製のタンク二つがあるけれど、塩ビのタンクは水圧にまけ段々と楕円形になって歪んできて見た目が悪い。これを解消するためにも陶器製の水桶は必要だった。そもそもすぐ隣がトンボ池だし、すぐ前は流路になっているから水桶など必要ない愚の骨頂のように思われるのだろうけれど、ユスリカの幼虫とボウフラ発生容器として意味がある。羽化し飛び立てば周囲のトンボの餌となるのだし幼虫の状態ならS先生飼育中の水生生物に与えられる餌となる培養器でもあるのだ。
今回、陶器の大桶を据えて塩ビの桶から水と内容物を全て移し、不足分の水は流路から汲んで満水とした。空になった塩ビ容器は上端を番線で変形しないよう補強して再設置する。冬季には用のない設えなのだが準備万端こそが丸く収まる。高齢者でなくとも「期待に楽しみ」を感じていくことは健康的な心持でいられる要素でもあるのだ。
まあ、一方では先々の楽しみとして「水桶にボウフラが湧く」事しかないのだとなると、それが現実としても多勢には受け入れがたく嘲笑もんでもあろう。そこはバカボンの親父のごとく「それでいいのだ!」。
掘り出し ➡ 移動した ➡ 据え付け終了
翌日、塩ビ桶が歪まないように番線を十字に通して固定し水をバケツで運び満水とした。作業を始める時の気温は0℃、バケツで水を運ぶ時の気温も1℃かそこらのはずだ。手袋が濡れないように注意して水汲みをしていたが、とにもかくにも指先が冷たく痛さを感じるのには閉口した。
変形した桶 ➡ 補強をし設置
食草園には既にステンレスと塩ビ製のタンク二つがあるけれど、塩ビのタンクは水圧にまけ段々と楕円形になって歪んできて見た目が悪い。これを解消するためにも陶器製の水桶は必要だった。そもそもすぐ隣がトンボ池だし、すぐ前は流路になっているから水桶など必要ない愚の骨頂のように思われるのだろうけれど、ユスリカの幼虫とボウフラ発生容器として意味がある。羽化し飛び立てば周囲のトンボの餌となるのだし幼虫の状態ならS先生飼育中の水生生物に与えられる餌となる培養器でもあるのだ。
今回、陶器の大桶を据えて塩ビの桶から水と内容物を全て移し、不足分の水は流路から汲んで満水とした。空になった塩ビ容器は上端を番線で変形しないよう補強して再設置する。冬季には用のない設えなのだが準備万端こそが丸く収まる。高齢者でなくとも「期待に楽しみ」を感じていくことは健康的な心持でいられる要素でもあるのだ。
まあ、一方では先々の楽しみとして「水桶にボウフラが湧く」事しかないのだとなると、それが現実としても多勢には受け入れがたく嘲笑もんでもあろう。そこはバカボンの親父のごとく「それでいいのだ!」。
掘り出し ➡ 移動した ➡ 据え付け終了
翌日、塩ビ桶が歪まないように番線を十字に通して固定し水をバケツで運び満水とした。作業を始める時の気温は0℃、バケツで水を運ぶ時の気温も1℃かそこらのはずだ。手袋が濡れないように注意して水汲みをしていたが、とにもかくにも指先が冷たく痛さを感じるのには閉口した。
変形した桶 ➡ 補強をし設置