トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「今期大団円」

2020-12-25 | 感じるままの回り道
 12月、殿として踏ん張っていたマユタテアカネも冬至21日が見納め日としていいだろう。オオアオイトトンボは8日、ミヤマアカネは4日が最終確認日だった。
 今期末は何時もと異なり確認日を確定したいがために連日回った結果、マユタテアカネは氷点下になった日を4回も生き延びている。フイールドの気温計は最高最低温度計ではないから到着した時の温度を読むけれど、それでも気象情報の当地の最低気温より3℃ほど低いと思われる。
 その根拠は、気象情報で最低気温3℃を報じていてもフイールドの池は結氷していることが多いからで、氷結だけでなく風が穏やかならば一面降霜で真っ白になっている。

 ま、それはともかく今期の見納め日は何年前だったかの28日以来、二番目の遅い記録だ。今期、トンボで特筆すべき事はチョウトンボの飛翔が1日だけだがあったという事だ。好まれるというヒシの池も用意していたものの、そこではなく上の池だったのは意外。ミヤマアカネも意外に目にする機会に恵まれた。
 見るトンボの種類を増やしたければ至近のY川土手沿いを歩けば数種は増えるのだが、それは少々邪道にも思え、フイールド水辺周辺命として誠を尽くし浮気をしないのが矜持である、なんちゃって極楽頓坊…。

                  日向ぼこ膝を取られてもう一服

                  幽玄を煽ぎ繰り出す黒い翅
                  
                  我があたま杭と思うやアカトンボ

                  告る気か行きつ戻りつオニヤンマ

                  初結氷陽さえ届けば飛翔あり

 ところがである。伐採作業を終え一輪車を押しトンボ池傍を通った時に飛翔の影があった。着地したところへ静かに接近したら一匹いたのだった。写真の個体のほかにも一匹確認した。気象情報の最低気温は3.7℃でフイールドは結氷してなかったから氷点にはならなかった暖かい朝であったはず。11時14分のフイールドの気温は9℃だった。
 この記事前半は偽りだったという事になるが、これはご愛嬌の範囲で済ませたい。答弁で嘘八百を言うのとは本質的に異なるし、何の影響もない。さて、このままだと28日まで伸びそうな予感も有るけれど、週末には寒波到来が予想されているからどうなるやら。それにしても元気だった。

                

林接池の補修

2020-12-25 | 水辺環境の保全
 先だって直したばかりの水際が更にひどく掘り返されてしまった。池に落とされた泥土を浚いあげ埋め戻しても柔らかく同じことの繰り返しになるだろうから、近くの崩壊地の土砂を運ぶ事にした。ただ難点があって一段高い場所で間に溝がある。板で橋渡ししても急斜面は免れず油断すると転倒すらしかねない。

 北側への渡し     東側への渡し

 それでも慎重に渡ればなんとかなるだろうと板を渡し一輪車を通した。池の二辺が破壊され土を運ぶ方向は変えた方が楽なようなので一辺づつ渡し場所を変えて運び整地して終わり。この日は更に冷え込んで水域の氷盤は15mmほどに達していた。
 こうなると氷目当ての有象無象がやってきて遊ぶのは構わないが水際を破壊するし氷盤に物を投げて去るのは腹に据えかねる。前日の午後は幼稚園児の放課後保育で、この日は母子グループの環境破壊教育活動で散々になっていた。不本意だけれど「氷遊び」が常設活動になるようなら雷を落さねばなるまい。幼木は手掛かりにして引っこ抜くし法面は出入りでグダグダに崩すし、前科はしっかり記憶に鮮明なのである。

                      二辺の補修終わり