トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

負け戦に新戦術「促通」

2020-12-22 | 今日は真面目に
 スプリングフイーダーに謹製ファットボールを入れて12日目、全く関心さえ持ってもらえない。それは自宅もフイールドも同じなのだった。この負け戦を打開するために新戦術、新兵器で「促通」を頼りに勝利したいと皮算用してみる。結局は秘密工場で新兵器を開発し、早速仕掛けてみたのだ。まずはフイールドの道具小屋の庇の先端部で、これなら内側のスプリングフイーダーより目に留まりやすいし、てんこ盛りの種子が誘惑してくれるかもしれない。

 自宅リビングのグリーンカーテンとしてツルムラサキと雲南百薬を茂らせていたが、既に役目を終えリビングに多少とも日差しが欲しいので株もとで蔓切りをし撤去するばかりになっていた。ツルムラサキは山ブドウのように黒い種子を付けているが、これを食べにイソヒヨドリがホバリングしているのはカーテン越しに見ることはあった。ところがたまたまジョウビタキもホバリングしながら種子を食べているのを見てしまった。
 その位置からスプリングフイーダーまでは2mというところでも気が付いているのか警戒しているのか捨て置かれたままなのだ。せっかく謹製の頭脳フル回転で高栄養のグルメを提供しているのに見向かれもしないのは悔しい。だから新兵器なのだった。

 部材はハリガネハンガー、古い茶漉し、元はタンクだったプラスチック板で、茶漉しの入るリングを作りこれに茶漉しを接着し針金で取手を付けた。これをヒートンで庇の垂木に固定して終了。
 茶漉しの中にはファットボールを入れ、その上から小鳥用の撒き餌を盛って準備万端である。撒き餌に誘惑され啄めばファットボールが出てきて、たまたま口にすれば美味しさは口中に広がり「群がる!」、食べ尽くして横をみれば、そこにはスプリングフイーダーにファットボールが入っている。「シメシメいただき!」という塩梅のストーリなのである。因みにだがフイールドではシメを見たことはない。

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