トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

Xmasプレゼントだったわいな・・・

2020-12-30 | 小人閑居して憮然
 それは「ボンッと衝撃」が一緒に来たのだった。暦の上での正月はまだ一週間も先だった25日の事だから「Xmasプレゼント」と言っても良かろうが与太郎となる寸前でもあったのだ。
 地拵えのため支障となるマキの大樹を除伐中、徒長して枯れた広葉樹の大枝が落ちてこない。ロープを掛ければ安全だったのだが端面に手が届いたので引き落としたのだ。「落下物の真下に居てはならない」は鉄則なのに久しぶりの伐採作業連続5日目で、いささか判断力も落ち横着もあったかもしれない。

 判断は「引き落としても直撃はない」と確かに落下着地までは予測通りでも、その直後に不定形なS字形に歪んでいた大枝の先端部は立ち上がっていたため倒れたのだが、反対に木元は立ち上がって小生の頭部左側面をしたたか強打してくれた。横殴りであったからヘルメットは用をなさない。「幸いは忘れた頃にやってくる」とバランスを保つごとく「災害も忘れた頃にやってきた」。耳たぶの痛みにしばらくはしゃがみこみ耐えたのだったが、昼近くまで作業続行。
 翌日は左側頭部の痛みを感じてはいたものの作業意欲はあってご出勤、しかし11時頃チェーンソーで伐採木処理作業中に突然として平衡感覚を消失し堪らず尻もちをついたのだった。26日では餅つきにはちと早い。

 「受傷の結果!」と判断はあったから「救急車要請の事態」と認識し動いてはいけないと作業中のYさんに声をかけ上着のケータイを運んでもらった。一応は両手の協調運動を確認、視野の異変も無いし表情も話しぶりもYさんに確認してもらったが「普通通り」との答えだった。それで「救急車要請」は様子をみて判断する事にしたのだった。その安静中にYさんが代表に電話し現場まで呼び出してくれた。小一時間ほど休み、立ち上がっても平衡感覚に異常はなく、作業機材を載せた一輪車は代表に任せ駐車場まで降り帰宅。念のための受診もこの時点では土曜日だったので「掛かり付け医」は診察終了し、休日当番医も遠いから断念した。
 翌日曜日は左側頭部の締め付けられるような痛みが持続しており自宅静養、28日月曜日の受診が出来ないと正月明けまで休診になるから混雑しても紹介状が無くても地域医療連携のシステムにものらなくとも待ち時間夕方まででも受診する覚悟を決めたのだった。

 CT撮影は必須だろうから総合病院を選択、それも数年前に鼠径ヘルニアの手術をした病院がデーターを持っているからと決めタクシーで8時に到着し手続きをする。診察終わったのが11時半で思っていたより早く済み画像上は「異常なし」の結果だった。外傷は耳たぶの傷だけで外見上は強打の痕跡無し。頭痛は継続しているが痛みも必要な情報を有しているだろうからと鎮痛剤は断り帰宅。しかしまだ「遅発性出血」のリスクは残っている。
 まあ、いつもより早い年末年始休みと思う事にした。本日で直撃後6日目、鰐関節付近の痛みと不快な片頭痛は残っているが、ボクサーの継続的な頭部打撃衝撃の後もこんな風な症状を呈しているのだろうか。それでもファイトを続ける、そうだとしたらそれだけでも驚嘆に値する。