トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**日々是業日 2

2022-01-28 | 温故痴新
              老いた身の頭に生える白髪の
                        寂しき春になりにけるかな
               大比叡の峯に夕ゐる白雲のさびしき秋になりにけるかな     八田友紀

            
              この面はまだ乾かぬぞ腹立ちの
                         時雨なりたり寄りし立ち飲み
               庭の面まだ乾かぬに夕立の空さりげなく澄める月かな      源頼政

              
              人の住む国辺を圧し逆波が
                         生死両分けしはてに来にけり
               人の住む国辺を出でて白波が大地両分けしはてに来にけり    伊藤左千夫

コガモのカップル

2022-01-28 | 小父のお隣さん
 連日とまではいかないけれど日を置かず池が濁っているのが続いている。この日も幾つかの池で濁りがあったが鳥の姿は無くて、いつも通りだから何気に水見回りをしつつ二つ池への法面を降りようとしたその時、右下のどんどんから二羽のコガモが飛び出した。舞い上がりたい空間は小生の目前を横切るしかない飛行ルートなので羽根の濃い緑色がはっきりと見えて「コガモだ!」と瞬時に理解した。この翼は先日ご馳走様をしたハヤブサの落下物から翼だけ保存してあるから忘れる訳もない。

 今期は二羽だけのご来場なのだが数年前には10数羽の群れで飛来していた時もあった。この二羽、オスとメスなのかと判断すれば羽毛のデザインは同じだったからカップルであってもメスなのは間違いない。つがいで活動するものとばかり思っていた小生だから意外と言えば意外だけれど気にする事でも無いのだったが地上部で巣作りするタイプには向かない環境なので、そこは見透かされた感もある。はい、千客万来、でも山荒師だけは御免こうむりたい。