トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

コガモが採餌していた…

2022-01-10 | 小父のお隣さん
 今日は年明けからでは暖かい日になった。水域の氷もすっかり解けているし周囲の地表も霜にならずびっしょりと濡れそぼったままだ。水域のトラブルは少ないし生物の動きも無いので水見回りなど無用に思えるかもしれないけれど「転ばぬ先の杖」でもあるのだ。

 トンボ池に立ち寄った際、数メートル先の池内から水鳥2羽が飛び上がった。びっくりしたのはお互い様なのだが堤の際で陰になっていたため両者とも見つけるのが遅れた。舞い上がる時の羽ばたきで緑色がはっきり見えた。先日にご馳走になったコガモの翼そのものだった。当たり前田のクラッカーではあるけれど上昇するコガモを畳3枚分ほどの幅、3m前後で短時間とは言え眺められたのは至福の一時だ。

 トンボ池の半分はゴタ濁りで、採餌していた様子がありありと判る。コガモだけが採餌に来ているとは思わないけれど暖かくなるころには池の中の藻などは食べ尽くされて水底が丸見えになっていく。冬場は水が澄んでいるから水底の様子まで良く分かるけれど、上の池の水底も露わで、見ながら思った事は生息しているモロコを保護するために柴浸けなどした一画を用意しないとサギに飽食されかねない。カワセミが食べる分には「どうぞ、どうぞ」とてんぷくトリオではないトリオの言い草を真似るが、アオサギには「あっちへいけー!」の気分で態度が荒くなる。小さな水域なので大食漢はご遠慮願いたい。

          

今日のエッ!品「濃縮ミカン果汁のクラッカー」

2022-01-10 | 何よりの楽しみ
 規格外の小蜜柑を大量に頂いた。粒は小さいけれど濃厚な味わいのある一品だ。12月の定例会に提供し好評だったけれどアフアフと食べ続けていても傷みもやってくる。傷み始めた皮を外し果肉だけにし搾汁して「カステラ」に仕立ててみようと粉を確認したら強力粉が無い。仕方がないからクッキーかケーキ風に作ろうかと思いつつも「酸のある果汁では膨張するだろうか⁉」と疑念があるからクラッカーにした。

 果肉だけ1kgを搾汁したら600mlの果汁が取れた。これを生地に加える水相当量までホットプレート煮詰めて準備終了。この頃のキッチン細工は「製粉と濃縮」で回っているような暇つぶしになってきた。寒いからと暖を取りつつ動かずにいたら、おっつけ廃用性症候群に襲われる。漢たるもの「起ち続ける」いいえ「立ち続ける」事は弁慶でなくとも大事なのである。

 レシピは「プレーンクラッカー」を参考にし、その水相当量まで煮詰めて生地を作る。薄力粉160g程度まで使えば延し枠内を満たしたものの濃縮液量の関係で少々不足となった。水を少し加え粉を増す算段も有るけれど微妙な量の調整になるから「形は不揃い」で焼く。今までの予熱170℃15分だとカリカリ感が無かったから予熱180℃17分で設定してみたが、ミカン果汁の関係からか加熱15分程度で焦げ目が目立った来たので途中停止。
 冷却後に試食してみれば少し硬めで「焼き過ぎ」感がある。同じレシピでの経験値が無い結果だ。味わいは砂糖も入っていないから甘味は無いとしても、まず酸味を覚える状態で少々クラッカーの感じは薄い。総括すれば生ミカンの美味しさは出なかったので生食した方が美味しいのは間違いないけれど「変りクラッカー」として遊べたのは間違いない。

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