トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

寒中のひと匙

2022-01-31 | 蝶の食草園
 「ひと匙」と書いても実際はスコップ大のひと匙なので文字面とはだいぶ趣きが異なろう。この日、未明までの小雨でフイールドは濡れたままである。前日と前々日も同じような気象で休んだので身体慣らしの半日になった。水域の水見回りを行いコガモ二羽を眺めて水域はお終い。二つ池の漏水防止のための埋め立て部は未着手のままなのだがニホンアカガエルの産卵前か、それが出来なかったらヒキガエルの上陸後まで延ばさねばならない。そんなことで安定している水域の作業より、これから成長が進むだろう柑橘樹の世話をしてきた。

 駐車場と沢筋の崖の境に「見切り」としてクワノキやアジサイ、トチノキなどを植えたのだがまだ間隔が広いので柑橘樹を昨季に定植しておいた。S先生が育てた実生苗なので親樹と同じ結果があるとは思われないけれど果実が欲しい訳では無くて食樹としての用途なのである。ついでに崖の肩の「見切り」として用いただけの事なので、いわば食草園の延長、飛び地でもある。
 昨季は樹高30cm程度しかなかったから産卵して欲しくなかったけれど産卵に最適な若木が周囲に無い事もあり苗木の成長を阻害する事は明白なのだが産卵は容認した。産卵させたくないならネットを被せれば済んだのだ。
 その結果、植え付けた苗木の半分近くに産卵があって繁った葉の半分ほどが食料となって消えた。食べた幼虫は蛹化したかどうかまでは追跡などしないので皆目不明の手太楽ではあるけれど、そこまでかかわる趣味も責任も無い。

 植え付けた場所が崖の肩と言う場所でもあり昔は棚田の縁でもあって、造成地の廃土を埋め立てた土壌は礫も多くて痩せている。苗木はへこたれもせずそれなりの生育を見せてもいるから少しだけ沈泥地で浚って盛っておいた土を客土しておいた。スコップ1杯分程度でも化学肥料を施すよりは優しいはずだ。成長具合も見ながら初夏までに腐葉土のマルチングを根元に施せば夏の日差しにも耐えられるだろう。

その以す所を視、その由る所を観、その安んずる所を察すれば…

2022-01-31 | 小人閑居して憮然
 一言で言えば「アンタッチャブルの裏の顔」であって、これ以降の文章は読まなくても構わない。時間の無駄である。
 タイトルの一文に続くのは「人いずくんぞ廋さんや、人いずくんぞ廋さんや」である。PCを立ち上げネットに接続するたびに苦々しく思わされるパワハラが初期画面を乗っ取った広告だ。たばこの箱程度の広告ではない。PCモニター全面積の30%に及び画面の中央に鎮座おわしますからこの画面は用をなさない。
 比率はメジャーと計算機で出した数値なので恍惚の人でも間違いはしないが3割とは言え冒頭画面は役に立たなくなる。左の写真は白がモニター画面で黒抜きが広告画面のサイズだ。こういう広告手法をユーザーは喜ぶはずも無く、提供する側が優位な立場を活用し無視して放っているに間違いない。まあ、「私たちは道理も常識も信義則も誠実さも欠落しています」と自ら広告しているのに等しい。既に指摘されている事柄だが巨大IT企業の暴走振りの一旦である。

 こんな場所と占有する面積の大きい広告、ただのうっとおしい邪魔物でしかないから✖をクリックしても広告は消えても空白が残っている。これを消すにはアンケートに答えなければならない手順だ。それも念入りで「何故消したか⁉」の意向を四択の中から集める仕組みになっていて「ただでは消えない、情報は取る」と、はっきり言えば「迷惑上塗りで、なんとも阿漕な広告を打つ」無頼ぶりの会社姿勢だ。
 例えて言うなれば「食事をしようと食卓に着いたらウンコを出された」そんな感覚であって、こういう事を平気で行う感覚は真っ当であるはずも無く、中身だって信用できないと断言する。このクリックを余分に行わせる手法はネット上に溢れていて常態化していると言っても良いだろう。TV視聴中に切り替わるCMのタイミングは視聴者のストレスを高める手法を敢て連発している。どうせ心理学か何かで効率有効性を数値化してのワンパターンだろうが万民を馬鹿にしたやり方である。

 まあ、こういう輩、社名の背後には算盤片手の輩が群れている訳なのだが、こんなところでユーザーをないがしろにする傲慢金権姿勢が歴然としている。あろうことか先日の事、煩いのでクリック、クリックと手間をかけ消したはずなのに数秒で復活した広告が出て来た。広告のジャンルは際限もなく、もう初期画面は何の用も為さず推して知るべしである。メール枠をクリックしようとするタイミングで現れクリックは無駄になるやら、検索事項を打ち込みクリックするタイミングで打ち込んだ文字列が無効化してしまうなど迷惑この上もない。ここ一週間ほど出現してはいないのだが、大方苦情が多くて引っ込めたかもしれぬ、

 次々と現れる広告まで確認するほどの酔狂さは無いけれど概ね、ここにこんな広告を貼る姿勢組織など金もうけだけのユーザー無視の社風精神に溢れているに違いない。甘い言葉や真面目そうな文字列を並べても所詮は外道で、モニターを見ている大勢の他者に向かって射精をし続けるのだけは厭わない社風なのであろう。まあ、概ね「俺が俺が!」なんて輩にロクなもんはおらんわい。オレオレ詐欺に等しい。
 こういう広告を出すこと事態、モラハラやパワハラと同格以上なことぐらい認識できない組織とは一体何なのだ!。ネットに接続するたび血圧が上がるわい。ハイ、これが今年の愚痴はじめ!。まあ、この元締め、国際的に悶着あった雄なのだったから推して知るべし、いいえ、推測せずとも容易に判りきった元凶だった。