トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

一挙両得、腰用心

2022-01-25 | 今日は真面目に
 前日1日限りで片付けが終わると思って作業したのだが寄る年波には勝てず、かといって秋波を送ってくるのは近くの枝で暇そうに尾翼を震わせて「ヒッヒッ」と鳴き続けるジョウビタキだけだ。メスならまだしもオスだから憮然としたい。まあ、姥捨て山である事だしジョウビタキのオスでも秋波を送ってくるのは「幸せ」と思わねばなるまい。

 さて、前日の残りのコブ、最後の部分が大きくてはかどらなかったのだが、この日も思った以上に運び甲斐があったのだった。しかし前日のような季節風は無く日差しは弱かったけれど作業日和と言って良いだろう。とにかく瘤を削り取り整地して突端部の端の用土採集は終わり。残りは崖下に落とした用土を窪みに移動させ均すだけなのだったが、これも意外と労力を要した。前日の作業で「湿布を貼らねばなるまいか⁉」との懸念が出てきた我がお腰様、傷みがお越します前に作業を終えたいし入浴後は湿布を貼って休まねば危ない。昨夜は懸念しつつ貼らずに寝てしまったから今夜はなにはさておき「お越します前の湿布!」である。

 腰を据えての唐鍬の打ち込み、腰を据えてのスコップでの土移動と何より「腰大事!」を心掛けての作業だったのだが、そういうところに気配りをしなければならなくなった我が身の現実「樹凋葉落」の昨今、「体露金風」と言う言葉が思い出された。まあ、物事は考えようでピンチはチャンスか⁉。まあまあ老い先を考慮すればピンチはピンチのままで挟まれると痛い。腰痛は更に痛い。

 生まれた平坦部は4畳半ほどあったのだが手前の畳一枚分ほどが埋まらなかった。既にコブからの採土は無理で左手の法面下部を掘り崩し埋める段取りしか浮かばないものの、しばらくはこの作業は止め「お腰様大事」としなければならないだろう。昔より「慌てる乞食は貰いが少ない」とか「無理を通せば腰痛威張る」とか言われるではないか。新型コロナ拡大中の今日「Goto Itai!」は避けなければならない・・・。てなもんや三度笠。

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