トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヤマユリの球根を植え替え

2023-01-02 | 今日は真面目に
 既にヤマユリとササユリの繁殖用の播種は済んだのだが暮れになって今期に発芽したヤマユリの球根を兄が送ってくれた。球根と言っても大きさは小豆程度で鱗片も数枚と言う小ささである。
 これを保育肥培して開花までにするには7~8年必要だから兄と共に「花が観られるかどうか分からん」とぼやく年齢となってしまったのだ。まあ、山に苗木を植える心持でいれば50~60年先の用材でもないから気楽かもしれん。

       

 用土は赤玉土に前期の落ち葉堆肥、庭土と種蒔き用土をふるいにかけて混ぜ合わし10号鉢に植え付けた。白根は30mmほどもあるから割りばしで穴を決めて垂直に根を入れ球根が埋まるまで用土を被せ如雨露で水決めして土に埋めてあるササユリなどのプランター横に埋めた。とりあえずは来季の肥培管理で何本生き残れるかは分からないけれど、ササユリもそうなのだが今までは山域に直播していた結果、その後が不明な事が多かったから本数は少なくともしっかり育成して定植できれば結果的に「歩留まりが高い」という事になるだろう。

 採り蒔きや直播の歩留まりが悪いのはフジバカマやオミナエシ、ホトトギスなどで体験済みだけれどその反面、手を掛けなくとも勝手繁栄して来るのがヌスビトハギなどのくっつき虫だ。カサスゲの繁殖力というか増殖力も高くてみるみるうちに席巻されて単調な植生に代わる。しっかりした根茎とランナーで繁殖するからコントロールは難しい。
 島倉千代子がいみじくも歌い上げた「好いた人には想われず 嫌いな人の言うまま気まま・・・」そのとーり!。あれは「腹立ち日記」であったか。