トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二点位置流「昆虫すこいぜ!」

2023-01-28 | 小父のお隣さん
 最強寒波が到来しこの日で最低気温氷点下が四日続いている。気象台数値でマイナス4℃の表示があったからフイールドは概ね数度は低いはずである。
 そんな中、この日はSさんがアサギマダラの幼虫を観察に行くと言うので同行した。食草園のキジョランは樹木の梢まで這い上がりそこに葉が集中しているから食痕は確認できても幼虫の確認は出来ない。結果的にまだ蔓の背丈が低い尾根突端の株を見に行くことになる。

 緑葉も少し黄色味を帯びて寒さに耐えている感もしたのだが葉裏の幼虫は三頭を数える事が出来て大きさも年末より大きくなって体長12mmくらいは有りそうだった。このまま順調に育ってくれれば蛹化するまでの食料となる葉は十分に間に合うので楽しみと言えば楽しみだけれど捕食者だって冬眠や昼寝をし続けている訳でも無いのでどうなるかは予断を許さない。

 今回、三頭確認できた中でカメラを近づけやすかった二頭だけ撮影した。寒の入りにわが身もろとも水没土座衛門になった先代カメラに変りタフカメラに登場願ったのだが、今回は少ない年金の中から支出し、結果として食費を切り詰めお粥三昧の三食になったけれど接写性能もズーム性能も先代より格段に良くなった結果のカットを見ると一層寂しくなった食卓でも元気が出るという物だ。
 時間を見るにローレックスなど必要なく百均の時計で十分だけれど接写から望遠までカバーできるカメラとなると画質はともかく画像で確認する用途と言えど、ある程度の支出は必須なのだと今回の沈没で学んだのだが年金高齢者にはやっぱり負担増は否めない。

 

オーバーフロー部洗堀部の補修

2023-01-28 | 水辺環境の保全
 二つ池の沈泥池兼分水池のオーバーフローする下側がすっかり洗堀されて今にも堰の崩壊を招きそうにまでなっている。溢れる水流を弱めるために丸太を並べておいたもののその下部の河床そのものが流出したから空洞になっていて役には立たない。予定していた作業が一通り済んだので補修に1日充てる事にした。

 オーバーフローした流水は丸太に当たって勢いを減じ流す算段だけれど浸食で落差も大きくなった結果、丸太も大きくし数も増やさねばならないのが道理で、まずは除伐され林内に放置された丸太を搔き集めて資材に使う。補修部の枯れ枝や枯葉を除き現場を露わにしてから残っていた丸太材を取り外し新たに用意した丸太を並べた。

 今までは水流と直角に丸太を並べたのだが今回は流れに沿った並べ方である。取り立てて理由も無いけれど「水の抵抗が少なくなるのでは?」との思惑がある。そうだとすると水勢は弱まらないから二段に並べて河床部には舗装を剥いだ時の廃棄物を3枚ほど敷き流速への抵抗とする。
 既に水底は基盤層である固い粘土層が露出していて杭も受け付けないので丸太の移動流出を防ぐためにも重量物は必要だ。これでも移動するようなら長めの丸太材を横置きにし気持ちだけ固定したい。これは様子を見ながら決める事にした。

 この丸太材の重力ダム風、水流緩和の設えの先はえぐれて基盤層がむき出しになっており水溜りになった。これだと多少拡幅しても「浅い水溜り」を増やせる環境でもあるから様子を見ながら考えよう。かくして水商売は自転車操業、果てる事も無く老骨を注ぎ込むブラックプールと化しているのだった・・・。