トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水を濁らす主⁉

2023-01-03 | 小父のお隣さん
 寒くなると池の水に濁りが入る日が出て来る。氷を割ってまで濁らすと言うほどの強さでは無いけれど薄い氷の範囲は大方夜のうちに濁らされるのであった。濁りはあっても煮凝りほどの魅力は感じないものの「夜間に濁らす主は誰?」というのは自然に浮かんでくる。
 記憶をたどれば「コガモ」というのが抜け落ちていた羽毛からの推定なのであるが、それはS先生による判定なのであって小生には羽毛から主を辿れる能力は無い。

 今回も濁りが続くので羽毛を捜したがなかなか発見できず、ようやくこの日に1本水面にあるのを見つけて拾いあげた。記憶をたどればやはり「コガモ」の羽毛のように思えるのだがそれはともかく、群れでやってきて採餌と言うより塒としての利用なのだろうと判断している。その根拠はようやく漏水を止め満水位になった二つ池の使用が多いからである。
 この池は浚渫土も埋め立てに使った関係から水中には採餌できる藻類が無いのだ。塒なら採餌できなくても安全に夜を過ごせる環境であれば良く、池の周囲の草本も無い現在は襲おうとする獣の隠れ場所も無いのであるし池の上にはヤナギの大枝が猛禽類の飛行を妨げているから塒としての利用で間違いないだろう、が小生の見立て。