トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

凍えても凍えても孤爺のままに・・・

2023-01-10 | 水辺環境の保全
 立ち入らない前から気温が低いのが分かる。降霜状態が今期一番だったのだ。予定していたのは播種床の代掻きなので氷盤があると掻き難い。まずは立ち込んで氷を割ってみたけれど厚さは1cmに達している。これではトンボなど役立たずで「板ガラスの破片をなぞっている」様でしかなかった。

 結局はこの日の代掻きは中止しチゴザサの根茎を搔き集めて盛ったままにしてあるのを引き上げて上棚の窪地まで運び集積した。これで気持ち程度は土を運んだことになろう。写真では右肩上部の塊である。

 とは言え予定の作業が出来なかったから二番手の埋め立て部の再度の手入にする。まずは凍った土塊をスコップで割り砕き、早い話、砕土なのだがそうしてようやく踏み付けが出来るのだ。表面は凍っていても中は緩いままで踏みつけるたびに沈み込む。
 護岸の丸太は泥土の上に横たえたままだったので既に水面と同じ高さまでに沈下している。これを浮きあがらせ土塊を押し込んで上下の位置を決めてから仮止めしていたにすぎない杭を打ち込み固定が終わった。下面は泥土で上面は土塊なので緩やかではあるものの水分が排出されて多少は沈下していく。



 既に喫水線より低くなり始めた範囲も出てきたから、やはり埋め立て用土を運ばなければならないようだ。「下棚の浚渫土で事足りたか⁉」は甘かった。まだ三が日が終わったばかりで凍えるフイールドには孤爺だけ、それも凍爺直前のありさま。思い返すのも不要、我が人生そのままなのだった。歩いても歩いても孤爺のように・・・なんて歌ったのは石田なんとかとか言った歌手だったような・・・。脳味噌も凍ってしまったこの日。