

とは言え予定の作業が出来なかったから二番手の埋め立て部の再度の手入にする。まずは凍った土塊をスコップで割り砕き、早い話、砕土なのだがそうしてようやく踏み付けが出来るのだ。表面は凍っていても中は緩いままで踏みつけるたびに沈み込む。
護岸の丸太は泥土の上に横たえたままだったので既に水面と同じ高さまでに沈下している。これを浮きあがらせ土塊を押し込んで上下の位置を決めてから仮止めしていたにすぎない杭を打ち込み固定が終わった。下面は泥土で上面は土塊なので緩やかではあるものの水分が排出されて多少は沈下していく。


既に喫水線より低くなり始めた範囲も出てきたから、やはり埋め立て用土を運ばなければならないようだ。「下棚の浚渫土で事足りたか⁉」は甘かった。まだ三が日が終わったばかりで凍えるフイールドには孤爺だけ、それも凍爺直前のありさま。思い返すのも不要、我が人生そのままなのだった。歩いても歩いても孤爺のように・・・なんて歌ったのは石田なんとかとか言った歌手だったような・・・。脳味噌も凍ってしまったこの日。