トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

辛抱も破衣に当て布

2020-12-20 | 今日は真面目に
 胸当て部のポケットに財布とケータイを収納できるのが便利でオーバーオールはよく着るのだが、最初に膝のあたりが破けてくる。一度くらいは補修するけれど二度目ともなると全体がくたびれてもくるから迷うところだ。作業に合わせ厚手のジーンズと普通の作業衣生地の二着なのだが両方とも片膝が抜けてしまった。
 当て布し補強と補修をしたかったが手間暇手数が多くなるから後回しにしていたものの、快適性には勝てず重い腰を上げて補修した。

 現役の頃も山仲間も周囲の人も衣服を補修して着ているのは見たことが無い。「こんなことをするのは小生くらい」と認識はしているもののどうしても「お裁縫」に走ってしまう。これというのも由緒正しき魚沼の米作農家の生まれで育ちで、おまけに貧乏だったからに違いない。そうはいっても小生の少年時代は繕った衣服を着用しているのは普通だったし、靴下の穴などは自分で繕っていたものだ。その習慣がいまだに消えずついつい「お裁縫」に手を染めてしまう。小学五年生の時だと思うが手ほどきしてくれた富沢先生に感謝である。そうはいっても随分と反抗はしたのだった。
 さて、お裁縫するにも玩具の工作をするにも手芸店に行かねば入手できない材料はある訳で、何度か行っているうちに「会員カード」を勧められカードを作ってしまったのだ。店内にもレジに並ぶ人の中にも、まず男性はいない圧倒的女性ばかりの店内なのだが、他では買えない物もあるから「恥ずかしい」なんて言えもしない。

 この作業ズボンの補修だが、急な寒気で西風が強く日差しも無いから思い切って1日を「お裁縫」に当てた。1日目は少し夜なべをしたけれど終わらず、翌日は午前三時に覚醒して眠れず、四時に気象して、いいえ起床し炬燵で作業を開始。朝食後はフイールドの補修に出かけ午後から再び「お裁縫」でようやく完成したのだった。オーバーオールが楽なのはベルトをせずに着用できることで、作業時に腰に道具を着装する時の二本ベルトにならずに済むのだ。その上胸当てのポケットに財布とケータイを入れられる。補修が済んだことでまた明日から着用できるのだ。

 突然の冷え込みで全面結氷してしまった16日、ジーンズでない薄手のズボンをはいてフイールドへ行った。着装しすぐに気付いた事なのだが膝がしらが暖かい。当て布の効用、当て馬の強要でまあ、「ぼろは着てても膝っこは温い」とは垂涎事今日子談…。

 ジーンズには作業服の生地   こっちは普通生地  ➡    二本完成

                  おん爺は夜なべして 当て布していたよ
                  木枯らし吹いて スースーなるで
                  せっせと縫っただよ
                  古里は根雪になって おふくろを想いだす

今日のトンボ「12月19日」

2020-12-20 | 小父のお隣さん
 フイールドの最低気温が氷点下になった日が二日続いたがマユタテアカネは健在、19日の最低気温は6℃前後だったのでまだ姿があるだろうと気楽にトンボ池傍の陽だまりへ寄った。飛翔はしていなかったものの探し歩いている傍から飛び立つから確認は容易で、都合三匹を数えた。まあ「三匹の侍」とでも言えるつわものだ。
 この分だと20日を越してくれる可能性も出てきた。カウントダウンは続いているけれど、今は運針ストップ状態か・・・。

  


11月定例会

2020-12-20 | 月例会
2020.11.21(土)9:30~13:00

活動:拠点周辺の刈り払い
人数:7名

 刈り払い作業が間に合わず刈り残した部分と刈り払った後に伸びてボサッとなった部分の刈り払いを実施する。拠点道具小屋周辺はともかく辺縁部の普段は立ち入らない部分まで刈り払えた。刈り払う事で見通しを良くし、威野志士様のお休み処を少しでも減らす狙いもあるのだ。
 以前はカヤネズミの住処となるからとススキの株を大きくしていたものの、結局は威之志士様の玉座となり果ててしまい、それからはススキは刈り払いの対象である。

 今回、晩秋という事もあって引っ付き虫に襲われつつの作業だったけれどヤマユリの結実株1本を発見、採種し「ここなら」と思える場所に採り蒔きした。親株は盗掘を防ぐため地上部が枯れた頃に掘り上げ移植する。

                

今日のトンボ「驚き桃の木山椒の木」

2020-12-19 | 小父のお隣さん
        
 18日、気象情報での最低気温はついに氷点下0,5℃を記録した。フイールドははっきりと降霜が見られ氷も一段と厚さを増したのだ。故に暑さは一段どころか数段も低下したという当たり前だのクラッカーである。
 「もうマユタテアカネは消えただろう⁉」と11時頃にトンボ池陽だまりへ立ち寄ってみたら数匹居たのだ。ほどんど地上の石や枯葉の上なのだが時にはアタックする光景もあったから「元気」としか言いようがない。

 フイールドの気温は気象情報値より3℃は低いと思われるけれど氷点下の三日目の朝を過ごしても元気だなんて信じられなかった。思い起こせば10数年前になるのだが駐車場のアジサイに粉を吹いたように霜で真っ白になっていたオニヤンマを見たことがあった。写真を撮ったはず、と思い探したが見つからなかった。あれはぶら下がっていたのでオニヤンマだろうと思っていたけれど別種かもしれないものの、まあ、大した生命力である。

                     

「猪走り」は無かった事にする…

2020-12-19 | 小人閑居して憮然
 棚田部と二つ池の畔部と堤は補修を加え凍結期を待つだけになったものの二つ池、上の棚の下側は手つかずだ。ここをいか程破壊されても湛水に支障はないからなのだけれど水見回りや水際の管理には支障が出ている。もともと水際の巡回路として護岸木を入れ通路に設えたのだ。
 ところがその後、上の棚に「林接池」を掘削し湛水してからは下の棚へ水が滲み出るようになって、結局は威之志士様の跋扈蹂躙、猪走りと化したのだ。林接池を設えた結果、下の棚の通路が泥濘化するとは思いもしなかった。

 嘆いてもぼやいても現状は改善する訳もなく、冬を前にして一通りの補修作業は済んだので小さな「改善」をするのだ。さっそく掘り始めたもののヤナギの細根が入り込んでいてスコップが入り難い。鋸も携行しなかったし唐鍬も用意してなかったから遅々として進まず、いくらも掘削しないうちにオーバーアウト!。次回からは鋸と唐鍬は必需品。

               ズブズブにされてしまった  ➡    掘削開始

 翌日は当然ながら前日の続きからで、既に排水とヤゴ用の泥地を兼ねた部分は残し、畔は切り離して排水を促す構造に変えた。この泥地は切り離す時に掘削したのだがヤゴの小さいのや大きいのも現れて、それなりに利用していたのが分かる。二つ池の沈泥部兼分水路との仕切りは触らずに上の棚から二つ池内へのチョロ水流出部は護岸部を後退させて流出部へは導水管を接続、これで水際の泥濘化が防げるだろう。
 前日に盛り上げた部分は既に威野志士様の足跡がボッコボッコ開いていたけれど、立春明け位にはニホンアカガエルの産卵が始まるだろうから忌避剤は使えない。何といっても絶滅危惧種の好適産卵場所になってしまった以上、維持するしかないのがお爺の役割なのだ。

           水抜きパイプを埋設   ➡    補修と改善終了


今日のトンボ「カウントダウン零のゼロ」

2020-12-18 | 小父のお隣さん
 「まさか!」だった。16日は水辺初結氷、17日は更に気温が1℃低下した最低気温だったのにトンボ池周囲に3匹の侍が居たのだ。前日は一匹も見られず下手のY川土手周辺まで行った折りに1匹確認できたのだ。まさか、この寒さの中で生き残っているとは全く侍であろう。
 しかし見れば見るほど痛んでいる。右の翅は傷んで曲がっているし左の翅も辺縁部は千切れてもいるのだ。斜め日に向かって手をかざせば小虫が多数飛翔はしているのが見えるから餌には不足は無い物の、しかし良ーく頑張っておるではないか。小生も負けじと林接池の補修に老骨鞭打ってやってきた。

                  


ジョウビタキ♀

2020-12-18 | 小父のお隣さん
 トンボ池傍の陽だまりでマユタテアカネを探していたが今期の初結氷の昼前では一匹も見当たらなかった。そんな小生を憐れんだのだろうかジョウビタキのメスが2mほど近くの梅の枝に止まった。脅かさないようにゆっくりとカメラを出してシャッターを切ると電源が落ちてしまう。入れなおして押しても駄目で何度か同じ状態が続いて、その間にネザサの斜面に移ってしまった。

 そこでもカメラは不調だったが何とか数枚撮影出来たのだ。モニター画面にはバッテリー容量が黄色く出ている。数日前に充電したばかりなので「それは無いだろう!」と噴飯ものだったが、あまりの寒さにバッテリーも臍を曲げたのか、あるいはジョウビタキのメスに熱を上げたから嫉妬されたのか、まあ、どうでもいい事ではある。
 ジョウビタキだけはすぐ近くまで飛来してくれる野鳥なのだが撮影出来る機会は少ない。10日前に仕掛けたスプリングフイーダーのファットボールも啄まれてもいない。自宅の新型給餌機2種にも野鳥は寄らない。奇をてらい過ぎたか・・・。

                 

**どぶ板長屋店子の自粛忘年会でやんす

2020-12-17 | 合混で闘作すれば
 お上のお達しにより誤認以下、焼き肉無しの「素知らぬですザンス」に配慮し開催しました。   店主トニー谷

 付文を読むだけならば傀儡で可
             集中貧相まつりごとなり                  壮一

 素敵なり銀座のシダレ風任せ                            弥生姐さん

 鼻先鼻汁酔いは 銀座のお店の中へ
 行くはぞろぞろと 逢えば喰う ステーキよ
 他無し輩 喰いの輩
 憂目の腹いっぱいは 華の頭凶                           ツバメ

 乾く間もなくステーキ喰って
             与党屋おぬし悪よのう ハアコリャコリャ          友莉子

 俺がやるんじゃ支持率下がる 判っているんだ皆の衆
 いつか老獪喜ぶように 偉い宰相なりたくて
 原稿奉読甲斐も無く 今日も涙の今日も涙の
 票落ちる 票落ちる                                トラさん

 ステイ期やあああ素敵やステーキや                         罵笑(飛び込み)


           *大寒波襲来、初結氷の日、午前三時、書き留めねば眠れずやむなくこれを記す。室温4℃なり。      トロルお爺の「呆状記」


今日のトンボ「カウントダウン零」

2020-12-17 | 小父のお隣さん
 16日、突然にやってきた初霜と初結氷で泥水池やトンボ池などの水面はことごとく全面凍結していた。気象情報では最低気温3℃、最高気温11℃と報道されてたけれど庭のタライ水は凍っていたしフイールドの気温は情報値より3℃は低いと思われる。

 この気温ではトンボは望めないと想いつつトンボ池傍の陽だまりに行ったが、はたして影も無い。諦めて下手Y川の土手で入浴剤としてのヨモギを摘んでいたら田んぼの上に飛翔する影が見えた。地上に降りたのを確認し、それと思われる付近まで抜き足差し足で接近したら畔の上の玉石にいたのだった。枯葉の上よりは石の方が温度が高かったのかもしれないのかどうか。

 17日も同様な気象条件なので恐らく今期のトンボは見納めになるのだろう。来季はダビドが先陣かカワトンボが先陣か楽しみに冬籠りしよう。12月、ミヤマアカネは4日、オオアオイトトンボは8日、マユタテアカネは16日が納となるのかどうか、どちらにしても現在の寝室4℃ではフイールドの最低気温は氷点下のはずで、今日出ていたら奇跡である。出ていなかったら鬼籍である。
                        
                      



初霜で初結氷

2020-12-16 | 感じるままの回り道
 さすがシーズンに何回も無いという寒気の第一波では冷え込みも半端ない。郷里は一夜にして1mを越える積雪になった。我が家の庭にあるタライも氷が張っていたからフイールドは初霜、あるいは一部は結氷かと思って行ったら全面結氷していた。風が多少あったため降霜はわずかだったがそれでも草地は白くなった。

 気象情報では最低気温3℃台、最高気温9℃台で快晴なのに気温の上昇は少ない。これでは作業は乗り気にならず、芳香蒸留水を入浴剤とするために日当たりのよい土手を歩いてヨモギを集めた。夏場の伸び盛りのヨモギではないけれど、小振りながら若葉があった。入浴剤としては初めてだから定番のユズに変え今夜はヨモギ湯にする。

                   


エコトーンが真っ先に破壊されるのだ!

2020-12-16 | 小人閑居して憮然
 威之志士様の跋扈蹂躙は連夜の事で、修復に次ぐ修復、復旧に次ぐ復旧で、修復と復旧の意味の違い定義の違いなど分からなくなっている小生なのだった。判ってからといってもリセットされるわけでも無く、ひたすら自転車操業・水商売を続けるしかないのが晩年の定めだと言う事なのだろう。どーせ、姥捨て山でのセルフデイサービスだもんね。機能回復訓練だと言い含めても効果のないリハビリでもある。あの木久扇師匠もそうなのだろうか…。

 水域の水際線は護岸のために孟宗竹や丸太材を敷設してはいるけれど、その護岸木の際を掘り崩される。水際でない法面は決壊を求めるかのように崩される。湛水するために必要な構造箇所は日を置かず泥土の盛り土をしても数日後には元の木阿弥である。今回、業を煮やして謹製「忌避剤」をばらまいだ部分は今のところ荒らされていないのだが、二つ池にしろ棚田部にしろ湛水構造とは関わりの薄いエコトーンも被害が集中する部分だ。

 池の機能だけ見れば不要のような出べそなのだけれど生物保全としての環境創出には重要なエコトーンが役に立たないほど今期は荒らされた。写真は二つ池の出べそエコトーンだけれど、11月には没する直前までに崩されてしまった。餌になるほどの生物はいないと思われるけれど増えてしまった威野志士様には手当たり次第やり放題、というところだろうか。まあ、世間の「食べ放題」を標榜などしないものの圧倒的に広い面積の手つかずの面はほじくりもしないのが悔しい。

             

12月8日は開戦記念日

2020-12-16 | 何よりの楽しみ
 小生の初体験、ファットボールを作ってスプリングフイーダーに入れたのをフイールド道具小屋の庇下と自宅のベランダ下に設置した。道具小屋の庇下は雨には当たらないから濡れる心配は無いけれど、小鳥たちの目に留まるかどうか心もとない場所でもある。目立つ場所に設置すると雨除けを考えねばならず、一応はステンの薄板で傘を作るところまで行ったのだけれど径30cmもある笠ではフイーダーそのものが隠れてしまうし、それなら庇下の方が開放感がある。

 問題は、このようなフイーダーに慣れていない事にあると思っているが、8日に設置したが10日間程度は様子を観るしかないのだろう。クリスマスには使っていて欲しいものだ。野鳥相手では初戦勝利など所詮望むべくもなく、長期戦で小生がひたすら辛抱するしか無し相手任せのお手合わせである。
 今日16日で一週間は経過したものの二カ所のフィーダーには様子見に来る野鳥さえ確認できていない。庭のエサ皿に入れた炒った蛹粉もパン屑は食べても蛹は残っている。昨日見たらすっかり無くなっていたから追加して炬燵から見ていたけれど、やってきたのはヒヨドリだった。エサ皿は籠型フイーダーの上に置いていたのだが、籠内の種子は減ってはいなかったから小鳥の訪問は零と言うべきだろう。そして「蛹は嫌がる」可能性はまだ残っているのだった。

 右は昨季に使ったハンガー製。ミカン専用だ     庇下へ設置     ベランダ下へ設置

キジョランのお手入れ

2020-12-15 | 蝶の食草園
 食草園のキジョラン、初めて結実したのに落葉してしまった。枯れたのかどうか蔓を切り刻みつつ確認したい欲求があるものの実を断念せねばならず今になってしまった。見回ったら莢が開いて種子や折りたたまれた大冠毛が見える。葉が無かった蔓なので充実した種子とも思えないけれど来春に播種したいから飛散しない前に収穫した。
   ➡   


 トチノキに絡まり立ち上がっていた蔓の1本が垂れ下がってしまった。葉柄に巻き付いて立ち上がったから落葉とともに支持基盤を失ってブラブラ状態だ。放置しておいても来期には絡まり立ち上がるだろうけれど風にはたかれ痛むのは間違いないから絡ましてやる事にした。脚立と棕櫚縄を用意し幹に巻き付けながら棕櫚縄で結び立ち上がらせて一件落着。
 朝刊の記事に郊外にある親蔓に「アサギマダラの幼虫が越冬」なんて記事がS先生の紹介とともに載っていた。これでしばらくは人が集まり林床が痛むのだろうし、幼虫の採集や種子の切り取りなんかも出るかもしれない。こういう心配をしなくてはいけないのが報道後の人の動きなのだ。

 たまたま読んだ曽野綾子氏のエッセイの一文、「マスコミはどうせ自分の書きたいように話を持っていこうとインタビューしているのだから云々」というのを思い出した。昨今の、なんて愚痴まで書き連ねる心算も無いけれど、小生は曽根綾子氏の感性が欲しい。そんなのが多少とも備われば澱のようなものはずいぶんと少なくなるに違いない。大冠毛のごとく冬の青空をたおやかに浮かぶ心境になれるかもしれないのだから。まっ、サンタさんにお願いしてみよう。親指のところに穴が開いている物だらけだけれど軍足もいくつかあるし・・・。
 しかしなあ、運よく回路がつながった状態で考えてみるとサンタさんより阿弥陀様の方が早い場合もありうる。クワバラクワバラ。靴下下げるより厄除けを上げねばなるまいて。

               ➡   

意外に多いのだった…

2020-12-15 | 小父のお隣さん
 エノキで越冬するアカボシゴマダラの幼虫の見つけ方をS先生から教わったのが葉から越冬のため枝に移動し始めた先だっての事で、それ以来見つけるのが容易になっていたものの、フイールドでの幼虫は1~2匹程度しか見つからなかった。
 それがたまたまY川土手周辺でトンボのカウントダウンのため飛翔を見ていた折にエノキのひこばえでこんもりとした1本を見つけた。この樹の存在は知っていたけれど「幼虫探し」はしたことが無かった。

 退屈しのぎに顔を突っ込んでみたらあらら、あっちにもこっちにもここにもあそこにも姿があるではないか。「こんな別嬪観た事ない、とかなんとかおっしゃって・・・」ではないものの多数いたのは間違いない。あろうことか枝の分岐部に両方からくっついている箇所もあった。これなら新芽が萌えて来れば労せず幼虫を観察できるし、透明グリーンの綺麗な蛹も見つけやすいだろう。自分では体験値から「アカボシゴマダラの幼虫」と認識しているが「前に見たのと似ている」というのが根拠なので真実は不明なのだ。そしてそれは小生の不徳の致すところでもある。

     

トンボ池の補修

2020-12-14 | 水辺環境の保全
 トンボ池への流入路、沈泥路として水広がりの水路にしてあるが。埋設管の出口から崩されて水の流入を阻害されてしまった。その水路の丸太畔も威之志士様の跋扈蹂躙が酷く既にエコトーンとしての機能を失っている。水路の補修を兼ね侵入破壊が絶えないエコトーンも撤去する事にした。

 朝、行ってみると第二トンボ池が減水している。第一トンボ池からは水が落ちていない。これでは干上がり寸前で間一髪のタイミングだった。まずトンボ池沈泥路の丸太を撤去し細いものにした。太いと猪が歩けるし細くても水の流れを規制するだけの用なのでかえって好都合なのである。丸太を交換しエコトーンとしての泥地部分は浚渫する必要があるが泥土の用途はすぐに決まった。第二トンボ池の掘り崩された部分に引き上げた丸太を据え、この泥土で埋土補修するのだ。

 沈泥路は埋まった   ➡    浚渫しエコトーン部廃止

            跋扈蹂躙跡   ➡    護岸丸太を交換し整復

 減水していた原因は沈泥路の破壊だけでは無かった。泥水池2からの分水升が猪が崩した土砂で埋まりパイプも通じていない。近くの黒竹、細いのを刈って管内に押し込み清掃、掌でパイプ端にパンパンと圧力をかけ、ようやく水が通じた。明朝にはトンボ池も満水位になるだろう。

 翌日、水見回りしたら沈泥路の盛った部分は崩され水路を埋めている。忌避剤を撒いておいたのだか最重要部、勘所だけ破壊してあった。これではパイプの先端が埋まって水が滞る。なんてことをしてくれるーっ!と拳骨の一発でも見舞いたいけれど影も形もない。ご自由に好きなだけ闊歩蹂躙しても良い場所は立ち入りさえしない。「丑三つ参り」かお百度踏めば何とかなるか知らん。「藁でも掴む」なら今すぐに出来るが…。