トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

時には「ハハーン⁉」の無い子のように…

2022-03-13 | 今日は真面目に
 つまりは迷いのない一直線だったのだ。既に二度童であるがゆえに「子」の字を使って悪い訳もない。かの木久扇師匠も似た様な現実なのにこっちは無職であっちは現職。毎月のお給金があるのはうらやましい。何に「ハハーン⁉」が無かったかと言えば畑の雨水集めの造作である。波板と風呂桶は畑にあった物でCチャンは拠点で廃用になった金物なのだ。
 廃用物ばかり寄せ集めでもしっかりした造作になったのはひとえに並々ならぬ努力を傾注したからである。やはりと言うかいつも通りと言うべきか爺我自賛で独りごちた。しかしながらこの台を作った結果、雨水を風呂桶に傾注出来るのであるから、やはり努力は報われる。

 Cチャンの切断と穴開け加工し塗装まで2日、現場で組み立てに1日と都合3日を費やしたからお給金を頂けるならホックホクであろう。

 部材切断  ➡   塗装後の乾燥一晩

 組み立ての日は数日前と打って変わって暖かくなり上着を脱がねばならなかった。支柱を打ち込むのに脚立と掛け矢まで用意しての作業で、見かけの割にはお膳立てが必要だったのだ。スパナや電動ドリルに波板を架台に固定するためのリベッターなどもろもろ準備万端忘れ物無し!。と言いたいところだったのだが前日、組み立てに出かけようと思った矢先、部品のL金具が4個しかない事に思い当たった。横金具は3本なので都合6個のL金具が必要なのに4個しか切断しなかったのだ。
 「なんでこうなるの!」と思ったところで後の祭り。仕方が無いから2個のL金具を用意するため拠点道具小屋に行き作業をしたのだ。まあ、そのおかげもあって「オーブン包み焼きフキ味噌」を午後から調理で来たのだったが人生万事塞翁が馬である。

 現場で既に設置しておいた風呂桶に合わせ支柱を打ったつもりなのだったが微妙なずれがあり気に喰わない。支柱を打ち直す訳にもいかないから風呂桶を動かす事になったのだが波板を固定して位置修正が必要になった。こういうのは細かい修正が出て来る。まあ、図面もスケッチも無いイメージだけで設える弱点なのかもしれないけれど「結果が良ければそれでよい」とバカボンパパは言っている。

 架台支柱は2組で良かったのだが高い方は更に上に延ばして地上から150cmにした。この面に,女竹を並べて蔓性植物を這い上らせる仕様にしたのだ。今のところは「雲南百薬」の株を移植するつもりなのだが小生はあくまでも黒子みたいな者だから一応はお伺いを立てなきゃぁ。まあ、立体的に活用する事で「多品種少量作付け」が活きるだろう。

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今日のエッ品!「あずきのフォカッチャ」

2022-03-12 | 何よりの楽しみ
 「金柑入り」で作ろうかと考えていたのだが小豆に変更した。キンカンのクラッカーはそれほど「美味しい」とも思わなかったし「小豆のクラッカー」は「美味しい」と評価も得ていたからである。
 材料は教科書に拠ったけれどもとより基本のレシピなので「小豆入り」などは無い。そこはそれ小生得意の「いい加減」を発揮して「茹で小豆」には糖分も水分もあるから「牛乳・砂糖」を減らし「強力粉」を増やせば事足りると決定。そこで加減してレシピは次の通り。
           ゆで小豆         200g
           強力粉          130g (生地の固さを見ながら加えたから不正確)
           ドライイースト        6g
           砂糖         大さじ 1
           塩              1g
           牛乳            60ml

           オリーブオイル    中さじ 2
           ハーブ塩           1g (実際は多すぎて半分も使わなかった)

 レンジによる一次発酵の後、一旦膨らんだのを押しつぶしガス抜きしてから成形し二次発酵させる。どの発酵も10分程度なのだが教科書通りの手順は守った。しかし記載されているほどの「2倍程度に膨らみます」の一次発酵はさほどでもなく二次発酵も似た様な物だった。他人様に呈するものではない個人消費の範疇なので「まあ、こんなもんか…」で済ますのが何時もの相場だ。作る物作る物どれも見たことも聞いた事も食べた事も無い代物をレシピとは異なる勝手次第の荒業作業では「真っ当」なんてありえないのである。
 だからこそ爺我自賛が必要で、小生は褒められて図に乗るタイプなのだから「自分を誉める」と言うポジティブな心掛けは忘れてはいけない座右の銘でもある。

 二次発酵後の成形  ➡   焼き上がり  ➡   ご試食あそばしました

 やはり小豆の風味は美味しいと感じる。ビスコッテイにした時は茹小豆の水分がカリッとしない理由になって、カリッとさせようと更に焼き時間を伸ばすと小豆が固くなって食感が悪い。ドライフルーツやナッツ類ではないだけに最高峰を目指すならやはり何回かの試作が必要なのだが、そんな事は光頭、いいえ毛頭も考えない。いかなる出来上がりであろうとも爺我自賛恣意的自己好意的解釈が結論だからだ。ほれ、あの腐朕のようにだ。


**合掌は哀しからずや 故郷は遠くにありて想うだけ

2022-03-11 | 大震災
            父祖の代この地と定め血を繋ぐ
                    繋ぐ人無き除染無き今

            解除とて前山からは除染なく
                    山の浸み水流れて寄せる

            里山がある事ゆえのテッポ打ち
                    今は毒気の忌み地となりて

            春浅し山は昔と変わらねど
                    古老と朽ちる郷の幻影

            集落も今は草木に呑まれたり
                    野獣跋扈し蹴散らす汚染

            故郷は遠くに住みて想うだけ
                    そして哀しく祈るだけ

            コロナより怖い汚染のただ中は
                    打つ手無きまま子孫へ障る

            原発は忘れさられて易き日々
                    壁に耳無し障子に目無し

            古里は面影も無し大造成
                    山は悠久汚染は久遠

            集落はジジババだけで11年
                    老いの影さえ風化で消える

            集落の結も祭りも消え果てて
                    既に野となり太古に還る

            残留値ジジババならば気に病まぬ
                    とうにこの身も残留孤老

            大陸の原発襲う狂犬は
                    メルトダウンの装置となりぬ

         

















雨水頼りで今期も唖然・茫然・愕然・自然

2022-03-10 | 小人閑居して憮然
 先日、三日月池の減水が甚だしく心配していたのだが浅い部分からは既に水位が無くなって乾燥化寸前になっていた。このまま雨が降らず底が乾燥し割れるような事態まで進行すると今期のクロスジギンヤンマの発生数が大幅に低下する事態は否めない。昨季はひび割れすするほど水位の低下があったからクロスジギンヤンマの羽化数はダントツに減ってしまったのだ。

 連日、羽化数を数える事をせずともカサスゲに残る抜け殻を見れば一目瞭然なのだ。今のところまとまった降雨の予報は無い様子だから今期の発生数も大幅低下は免れないのだろう。全くの雨水頼り、斜面の表流水頼りの三日月池ならの悲愁ではある。

           

芋蔓式ではなくてキヅタ死期・・・

2022-03-10 | 今日は真面目に
 前日、幹の途中で折れ掛かり木となったままの立ち枯れ木を伐倒したのだが通路だけ開けて片付けまは昼過ぎてしまい行わなかった。そんなことでこの日は手始めに「集積するか」と鳶口とチェーンソーだけを携えて現場に行ったのだった。長い幹や枝は4尺ほどに切り詰めて通路横に立てかけて寝かせて終了。
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 ところである。何げに周囲を見上げたら今回伐採した立ち枯れ木の近くにもう1本の立ち枯れがあるではないか。上部はキヅタに覆われて先端部の細枝は失われているが木肌は紛れもなくカラスザンショウのトゲトゲがある。小生が思うに鬼の金棒と言っている武器はカラスザンショウではないかと思ってしまったのだった。
 それはともかく、この立ち枯れも通路の上を越して杉の立ち木に接しているし杉の若木を幹の曲がりの中に抱え込んでいて厄介な状況だった。こんな伐採作業をするつもりもなく軽い装備で来ているのだ。しかしながらキヅタに覆われて万が一折れたとしても一瞬で落下する事態は無いだろうがこの危険な状況をかのNPOのように「見て見ぬふりして自分たちは回り道し周知もしない」なんて行動は許されるはずも無いのである。

 「知ってしまって百年目!」と覚悟を決めて伐採作業に入った。まずは素性の良い杉の若木を除去しないと伐採出来ないから瘤の横から生えていて作業をし難い位置関係であったものの若木であったがために腕で押して外す事が出来た。それでも木元は20cmはあったから自分に向かって倒れれば潰される。まあ、昔より「枯れ木も山の賑わい」と言われるように、この場合は盾になってくれたし押す時の支点になってもいたから危険木であっても無駄ではなく最後は役立ったのだ。

 立ち枯れしたカラスザンショウの2本目も既に上部の枝の二股でしっかりとスギを挟んでいるから、どうあがいても素直に伐倒されてはくれない。切断箇所も僅かにミリミリと音を発しただけで更にスギに二股を喰い込ませていく。牽引器を使うしかないのだが、この状態のまま監視もいない状態では現場を離れられない。仕方が無いから禁忌の寸切りで落とす事にしたのだ。

 寸切りで伐倒まで進める事はタブー中のタブーであることは承知でも準備万端整えるまでの時間を無人のままに放置も出来ない禁忌事項である。結局は「手に負えない!」からと、かのNPOのように周知もせず自分たちのリスクだけは回避し面倒を避けれるような知力能力のある組織とは異なる姥捨て山の孤老では自分で苦労するしかないし「怪我と弁当自分持ち!」と社会人1年生の時から教わった世代の性は哀しい・・・。

 まあ、それはともかく軽く傾斜し掛かってしまった幹を胸のあたりで切込みを入れ自重で折れさせ、これを繰り返してようやくすべてを地上に横たえたのだった。何はともあれ怪我無くて良かった良かった。ヘルメットを外し頭部の汗を拭こうとしたらタオルが滑る。そう、頭部も毛が無かったのを思い出したが、これは良かったとは言えない若禿げと言う他人には言えない哀しみの歴史が続いているのであったわい。
 「今は⁉」と問われれば、眉毛も鼻毛も伸び放題のあり様で「あるべきところが豊かでない!」のは何とも解せない哀愁であって、それは懐も同じ。
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だから小言幸兵衛するのだよ!

2022-03-09 | 小人閑居して憮然
 腰痛い~を無視してツマキチョウの繁殖場所を整えていたら、かの環境損傷教育NPOのスタッフが「こっちの路を通させてください」と来た。私有地でもあるまいし天下の公道で小生の許認可など不必要なのにと思いつつ訳を尋ねたら「尾根の上り道途中で太枝が落ちそうになって危ないから…」との返事だった。
 このNPOにはサポーター多数が居るから「どうして処理しないのか?」と問うと「手に負えないと言われましたので」と言う。作業を終えて現場を確認に行ったら立ち枯れしたカラスザンショウで胸高直径25cmほどの、まあ、大木なのだろう。しかし足場が悪い訳でも周囲は開けており掛かり木になる心配も無用な立ち枯れ木1本がどうして処理出来ないのか理解できない。関係ない場所で誹謗中傷をのたまうだけのサポーターなど組織の役には立たん。

 かのグループは回り道したけれど他にも利用する人は様々存在している。現場を見に行ってもロープ1本、張り紙や立て看板などの注意を促す手立てもしていない。途中で折れて横のスギにもたれている幹上部は今にも落ちそうなのだ。昼近くだったけれど「後回しには出来ない」と取って返してロープとチェーンソーを携え戻った。
 まずはロープを掛けて曳き落とす算段で試みたものの間に合わせの哀しさ、重りのアイボルトがロープの重さに負けて掛かってロープを波状送りしても滑り落ちてはくれなかった。

 結局は現状そのままで伐採する事にした。手順通り受け口を作り追い口を作ったのだけれど重心方向が「読み」とは異なって受け口側が締まってきた。この理由を自宅で考えてみた。観察した限りでは重心は斜面下方向に在り、受け口も追い口も方向は一致する。しかし、そうならなかったのは上部で折れて掛かり木となった先端からの押し戻そうとする力、反力に違いない。
 このまま放置は更に危険で禁忌行為だ。一旦は周囲にロープを巡らせてから楔を取りに自車まで戻ったのだった。この時点で正午のチャイムが聞こえて来たけれど地上に落とすまでは帰れない。現場まで戻り楔2本を打ち込んで伐倒させた。この間の入域者はトレイルランがパラパラと2人、中年のカップル1組、かのNPOの連絡のため事務局員1人と都合5人が掛かり木の下を通過、いいえ事務局員以外は踵を返してもらったのだった。

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 枯れ死してから年月が経っていたようで地上に倒れて幹も衝撃で3分断される有様だった。落ちたところが通路の上なので細断し通路脇にとりあえずは寄せて作業終了。この伐採作業中にくだんのNPO事務長がたまたまグループとの連絡に歩いてきていて「有難うございます」と言うので「お宅らのために処理する訳が無い。他の人たちも通る場所なのだから危険の排除はいの一番でしょう。お宅らは危険と知ってロープも張らず回り道して済んだと思っているようだがリスクマネージメントからは大きく外れているのではないか。危険の周知も排除からも逃げ、関係ないところで誹謗中傷しているだけのサポーターやスタッフなど居るだけリスクだ!」とまあ、きつい嫌みの数々を申し渡したのだった。

 かの事務長「その通りです」と言うだけしか出来ないのだったが「いつもいつも当人でない貴女が矢面だねえ」と言うと「仕事ですから言ってください」は何時もの受け答えだ。まあ、かの組織でまともな受け答えが出来るのはこの当人一人だけとは笑うに笑えない。
 この日は暖かい快晴、空を見上げれば鶴田浩二が歌っているではないか・・・。
          右を向いても左を見ても   筋の通らぬエセとエゴ
          どこに理念の実がある・・・・・。

スーダラ節みたいなもん…今日の戯言唄

2022-03-08 | 感じるままの回り道
              ちょいと一回のつもりで行って
              いつの間にやら通い場所
              気がつきゃホームはお留守で荒れて
              これじゃ保全に良い事ないよ
              わかっちゃいるけどやめられない
 
              阿呆レ スイスイスーダラダッタ スラスラスイスイスイ
              スイスイスーダラダッタ スラスラスイスイスイ
                                     【元歌】 スーダラ節
                                         作詞 青島幸雄
                                         作曲 荻原哲晶
                                         唄  植木等

 刈り払いから始まって看板を作り雨水貯めを設置し駐車場所と資材調達に林内作業と大忙し。フイールドの作業は維持管理が主体になってきたから活動内容は四季折々の定例作業が続くようなもので、今回の畑地への助っ人は気分転換になってメリハリがある。そんなところもやめられない一因なのだろうが草刈りのシーズンが到来すればそうも言ってはおれず、まあ、バランスよく活動するに越した事は無い。しかしなあ、この日の倒木引き出しは難儀して腰痛い事になったわい。

  ➡   駐車スペースの刈り払い

                ➡   倒木の再利用のため曳き出し

            

野菜でなくて野草!

2022-03-07 | 蝶の食草園
 頂いた端材が残っているから野草コロニーの囲いを二つ用意した。既に設置してある三つは「ノアザミ」と「イヌガラシ」である。ノアザミは吸蜜用でイヌガラシはツマキチョウの食草用だ。昨季に設置し植え付けしたので今期は利用できるまでに成長してくれると期待している。
 追加した二枠は何にしようかと考えても望まれる野草が浮かばない。ここは土作り・床作りをしながらS先生の助言を得るのがベストだろう。

 先日、整地作業で倒木処理を二日ほど行ったら腰が痛くなった。半分うずもれていたのを分断し鳶口で移動させたのだが地中に刺さっている数カ所の太枝のせいで難渋したのだった。作業自体は「格闘技」みたいなもので久しぶりに血沸き肉躍る、いいえ、血圧上がる筋肉痛必至無理もない。まあ、寄る年波を考えると更に無理も無いのだった。そう、だったから唐鍬で固い地表を崩しネザサの根茎などを取り除き諸々…、つまりは打撃作業を控えるとなると現在の地下のネザサの根茎を唐鍬で排除し客土し植え付け床を用意するころには桜が咲いている。

          

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-03-06 | 性向有毒の翁なれば
              気にもせず外飲みすれば気にかかる
                         小窓に二本冷酒空き缶

蜂満荘の仕様変更

2022-03-06 | 何よりの楽しみ
 蜂満荘は当初の計画通り竹の稈を積み上げ巣房にする用意で完成していた。ところがたまたま小生は視聴しなかった番組内で板材で構成した四角穴巣房が紹介されており、これがフイールドでのS先生等との話の中に出てきたのだった。板材を組み合わせたBee ハウスは蜂満神社を作る際にネットで海外の物を大量に紹介しているサイトで閲覧していたから承知だったのだが板材と細板材の組み合わせは手間がかかり板材もタダではない。結局、容易に入手できる竹の稈に落ち着いていたのだった。

 今回、Sさんから端材を頂いていた事もあり「これを使えば出来る」めども立ったので仕様を変更してみた。もとよりこの蜂満荘は某企業地内のビオトープに設置予定なので、見学に来る園児や児童の教材用としても竹の稈一辺倒よりは質を上げられる。
 側面が斜めなので単一の寸法では処置できなくて、とは言え現物合わせなので採寸は無いも同じだ。細材を天井板に固定するか床板に固定するが迷ったけれど今回は天井板に固定した。床板に固定すれば取り出したときに「落ちない」のだろうけれど原則、取り出したり移したりは禁忌なのだからまっいいか。

        

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-03-05 | 性向有毒の翁なれば
              流行りものかくのごとしか昼夜なし
                          境も無ければ齢も問わず            

今日のエッ!品「フキノトウ入りフォカッチャ」

2022-03-05 | 何よりの楽しみ
 フキノトウを採集できたからフォカッチャに入れて焼いてみた。フキノトウは環境植生として配置してきた植物なので山菜としては見ていないが、今回は拠点道具小屋周りで踏み荒らされる前に少しだけ摘んできたのだ。
 イタリア地方の食べ物であるビスコッテイは小生の嗜好に合って「モドキ」を焼いていたけれど今度はフォカッチャモドキを焼いてみるのだ。前回、試しに焼いてみてこれも我が嗜好に適ったパンだと知ったのである。本場へ行かなくてもありふれた種類なのだろうが小生は作ってみるまで名前も知らないし食べた事も無い。それはビスコッテイも同じなのだった。まあ、世の中には知らなくても嗜好に合う食物はたんとたんと在ると言う証左であろう。

 さてレシピは教科書通りなのだがフキノトウを入れたがために手間が増えた。フキノトウは微塵にして酸化しないうちに手早くバターを乗せレンジ加熱して混ぜ合わせた。フライパンで炒めるべきなのだったが量が少ないので付着してロスが増える。そこで小鉢の中で加熱してロスを押さえた、と言う訳なのだ。

   まず         フキノトウ        30g
              バター          10g  を加熱して準備完了

              強力粉          110g (レシピは100gなのだがフキノトウの水分が原因)
              牛乳           75ml
              バター          10g
              塩             1g
              砂糖        大さじ  1

              オリーブオイル   中さじ  1
              ハーブ塩          適量

 手順は20年も昔に購入してあった「村上祥子の電子レンジで焼き立てパン 最新レシピ70」に依った。発酵時間が短いので短気で待てない性格の小生には丁度良い。
 しかし一次発酵させる前にレンジで酵母に刺激を与えるのを忘れてしまい二次発酵前に電子線の刺激を与える羽目になったからオシャカは覚悟していたのだが、まあ、遜色ない出来栄えで美味しかったのだが塩の振り加減が不足していたから塩味不足。事前にハーブ塩も必要量計量しておくべきだったかと思ったけれど、基本的には「計量」し作るのは好まない小生なので次回からは目分量で準備するだろう。とりあえずエチゴサッテモウシタモウシタ・・・。

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**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-03-04 | 性向有毒の翁なれば
              春や春桃の節句のコロナ華
                          邪気払う枝邪鬼が召し上げ

経木で編んでみた試作品

2022-03-04 | 何よりの楽しみ
 実際のところは草編みが希望なのだけれど、たまたま放課後児童クラブの活動打診があったりして児童が取り組める活動の幾つかを先日依頼先に簡単な工作で出来る見本やその他の取り組み可能な幾つかをメモにして渡したんだけれど編み物などは吾子が乳児の頃にベストを編んだだけで他の経験は全くない小生なのだった。

 そんな事から安い材料、手ごろな材料は?と光頭をナデナデしながら考えたのが新聞に入ってくる広告や商品にならなかった経木を使ってのクラフトなのだった。経木はSさんから十分すぎる量を頂いたので、とにもかくにも実際に工作して見ない事には始まらない。
 試作品は市松模様と決めて染色するための染料を購入に手芸店に行った。階段の踊り場にたまたま「テープの篭編み教室」の案内があって「編み方の実技を学ぶ良い機会」とも思いレジで訊いたところ「今のところ男性は入っていません」だった。「ソーイング教室には参加者がいます」とも付け加えられたものの小生は「編み方教室」希望なのだ。少年時代「やーいやい! 女の中に男が独りー!」と囃し立てた記憶がよみがえって筋を通すと小生は参加してはならないのだった。誰一人、そんな過去など知る由もないものの日本男子たるもの「天知る・地知る・我知る」は座右の銘でもあり矜持である。自分が「こうしたい!」からと言って他国の領土に侵攻するなど男子の風上にも置けぬ。

 それはともかく流行りの市松模様を出すために紺の染料を購入し昼餉もそこそこに早速作業を開始した。まずは経木を染めねばならない。所定の工程を経て「染色」に不都合はなかったものの染色液に入れるとピタッと密着して扱いにくい。大雑把にやるとすぐ裂けてしまう。それでも何とか試作に必要な量を染めた。残った染色液は再利用するつもりだったけれど染色液での染めはコスパや効率が悪く思えて次回は無しとして捨てる。まあ、気合の色彩で一品ともなれば再試行する面白さは残っている。

 染色してない木地のままの経木もアイロン接着芯で裏打ちしてテープ状にカットする。染色した経木はカールしたり裂けたりしていて扱いにくいが、これもアイロン接着芯で裏打ちした。こうしないでテープにしても扱いにくいしロスばかり増えるはず。今回はアイロン接着芯で裏打ちしたものの、途中「アイロン接着障子紙」が使えないかと気が付いた。全面糊ならば単価は断然安いし紙である事から絵筆を使える。

 カッターマット上でテープに加工しそのまま編み込んだ。テープの幅が微妙に異なるので綺麗な市松模様は出来なかったものの「花瓶マット」みたいな一品に仕上がったのだった。初めは「コースター」を作るつもりだったのだがそのためにはテープの幅を更に狭めないと見た目が雑になりそうでマット風に変更したのである。
 一心不乱、お茶菓子も無いから「ビスコッテイを焼くべきだったか⁉」と思いつつ夕食までには試作が終了。全くの初めてにしてはまずまずの出来映えだと爺我自賛はいつも通りだ。今回は処女作、いいえ孤爺作なので平面だけれど児童が使えそうなペンケースみたいな試作もしてみるつもり。今のところはコロナ禍でお呼びは無いけれど「期待はされていない準備」はやっておく。

           

**今日の一歌「学べない学べない牛尾の河童陣笠」

2022-03-03 | 性向有毒の翁なれば
              陰性の輩いるかね都路は
                         昔も今も寄ってみるっちゃ