goo blog サービス終了のお知らせ 

澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

アクセラの「マツコネ」(マツダコネクト)を更新してみたら…

2015年06月01日 21時12分40秒 | hobby

 きょう、マツダ・アクセラ・ハイブリッドのカーナビ、通称「マツコネ」(=マツダコネクト)のSDカードを更新してきた。

 昨秋、購入したアクセラ・ハイブリッドは、スタイルも走りもなかなかよくて、自分的には十分満足していた。

  市街地走行燃費は、およそ20km/L(実測値)

 だが、このアクセラに付属するカーナビの「マツコネ」は、散々の評判だった。アクセラやデミオが売れない最大の理由は、この「マツコネ」があるからだ、とまで言われていた。

 マツダ以外のメーカーの車は、複数のナビの中から選択できるのだが、マツダ車には自社の「マツコネ」が標準装備されている。他社の車のナビは、何種類かのオプションの中から選んで、およそ10万~15万円かかるのに対して、「マツコネ」は4万円程度(=マツコネにインストールするカーナビ情報のSDカードの代金)なのだから、むしろリーズナブルな設定だと私は思った。つまり、同クラスの車を比較した場合、マツダ車は、ナビの価格の分だけ、他社より割安感がある。また「マツコネ」はナビゲーションだけでなく、CD,DVD、USB,ブルートゥース、ラジオ、TVなどを一括してコントロールできるのだから、面倒くさい操作が嫌いな人にはもってこいとも思われた。だが、実際ナビを使ってみると、地図のチープさ、あまりにも不親切なアナウンス音声には、正直困ってしまった。これは、ナビを制作したのがハンガリーの企業で、欧州仕様の車(アクセラはMazda3という名前で欧州等で販売)には、その程度の緻密さで十分だったからだという。
 メカ好き、クルマ好きの一部日本人ユーザーは、この「マツコネ」の”ラフ”(粗雑?)な部分だけを採り上げ、さも致命的な欠陥であるかのように騒ぎ立てた。それは、発売されたばかりのアクセラにとって、相当な痛手となった様子だった。


 更新以前の「マツコネ」画面(写真中央および右)は、メカにうるさい日本人にはラフさが目立ったが…

 ユーザーの不評に対応して、先日、マツダからこの「マツコネ」を無償で全面改訂するという通知が届いた。(下記のとおり。)

 結論的に言うと、新しい「マツコネ」のナビは、期待した以上に改善されていた。まず、けばけばしい(まるで子供が書いたような)地図が、落ち着いた普通のナビの地図に変わった。(下図参照)目的地設定をすると、途中の経路の要所ごとに、分岐点の目印が表示され、アナウンスもきめ細かになされる。昨日までの「マツコネ」とは雲泥の差だ。
  新しいナビシステムは、改めて日本企業に委託して作られた。全面改訂と言うよりも、むしろ新しく生まれ変わったというべきかもしれない。

 実は、これまでの「マツコネ」では、厳密には自宅に戻ることができなかった。我が家に着く直前の細道を必ず指示するのだが、実際にはその細道を通行するのはありえないという道だった。だが、今日からはきちんと家の前までガイダンスをしてくれた。


 これまでのナビ表示(左)と一新された「マツコネ」のナビ(右)

 私がアクセラを気に入っている最大の理由は、Boseのサウンド・システム。これについては、このブログでもすでに書いたことがある。
 Boseサウンド・システムに加えて、ナビが大幅に改善されたことで、アクセラのウィークポイントは一掃され、その魅力は倍加したと断言できる

 新しい「マツコネ」を搭載したデミオ、CX-3も、これでウィークポイントがなくなった。 

 

マツダコネクト及びナビゲーション用SDカード
に関する重要なお知らせ

 

日頃はマツダ車をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
アクセラ / デミオに搭載しているマツダコネクト及びナビゲーション用SDカードにつきまして、以下の通りご案内申し上げます。

1. 『マツダコネクトの商品性向上』について

この度、マツダコネクト及びナビゲーションの商品性向上に関わる対応といたしまして、アクセラ / デミオに搭載しているナビゲーションを新開発のものへ無償で変更いたします。また、この変更に伴い、マツダコネクトのソフトウェアも更新いたします。
なお、変更いたしますナビゲーションは、日本市場での使いやすさ向上の為に新たに開発し、新型CX-5 / 新型アテンザ / CX-3に搭載しているものでございます。

[対応の概要]

■対象車両
 ①車名 :マツダ
  通称名:アクセラ/アクセラハイブリッド
  型式 :DBA-BM5FS、DBA-BM5AS、DBA-BMEFS、LDA-BM2FS、DBA-BM5FP、DBA-BM5AP、DAA-BYEFP
      ※上記型式のうち、マツダコネクト『7インチセンターディスプレイ』付き車

 ②車名 :マツダ
  通称名:デミオ
  型式 :DBA-DJ3FS、DBA-DJ3AS、LDA-DJ5FS、LDA-DJ5AS
      ※上記型式のうち、マツダコネクト『7インチセンターディスプレイ』付き車

■対応の内容
 マツダ販売店にて以下を無償で実施させていただきます。
 ・『ナビゲーション用SDカード(B45C 66 EZ1)』の『ナビゲーション用SDカードPLUS (G46Y 79 EZ1)』への交換
 ・パワートレインコントロールモジュールおよびコネクティビティマスターユニットのソフトウェアの書き換え(更新)

■商品性向上の主な内容
 ・日本メーカー製のナビソフトと地図データの採用によりナビゲーションの正確さと使いやすさ
 ・USB/ブルートゥース接続等のエンターテイメントやコミュニケーション機能の動作安定性

  詳しくは以下のページをご確認ください。 
  https://www.fastcloud.jp/mazda/web/faq/faq650.html

■開始時期
 ・2015年5月21日より開始いたします。

  詳しくは以下のページをご確認ください。
  (「アクセラ/デミオのサービスキャンペーンについて」平成27年5月21日開始)
  http://www2.mazda.co.jp/service/recall/717/716/718/724/105/99/004618.html

2.『ナビゲーション用SDカード』取り扱いの終了について

この度の商品性向上対応に伴い、アクセラ/デミオ用の『ナビゲーション用SDカード』の取り扱いを終了し、新型CX-5 / 新型アテンザ / CX-3で採用している『ナビゲーション用SDカードPLUS』のみを取り扱わせていただきます。

■『ナビゲーション用SDカード』取扱終了の時期
 ・2015年5月上旬をもって、「ナビゲーション用SDカード」の取り扱いは終了いたしました。


横浜・山下公園を散歩

2015年03月31日 00時39分58秒 | hobby

 満開の桜に誘われて、横浜まで遠出。

 桜が満開と言っても、きょうは3月30日、年度末の月曜日。みな忙しいはず、と思ったが、やっぱり中華街や山下公園は観光客でごったがえしていた。

 重慶飯店別館でランチを食べ、その後山下公園を散歩。一歳半のNちゃんは、大喜び。小走りで走り回るので、大人三人が付いていてちょうどいいくらいだった。子供の成長は早いなあと実感。

 最近、パソコンのクラッシュというアクシデントがあって、このブログもなかなか更新できなかった。新しいパソコンで、ようやく再スタート。これもある意味、別れと再出発にあたるのかも…。


  

 


アクセラに搭載  Bose(ボーズ)のサウンド・システム

2014年11月09日 09時21分47秒 | hobby
 マツダ・アクセラ・ハイブリッドには、Boseのサウンド・システムが付いている。ネット上では、このサウンド・システムについて、「低音がもやもや」「大したことはなかった」などネガティブな書き込みも多く見られたので、本当のところはどうなのか、オーナーになって初めて試してみた。

 アクセラ・スポーツ(ディーゼル・ターボを含む)、アクセラ・セダン(ハイブリッドを含む)には、Boseのサウンド・システムが装着されている。(一部は、メーカー・オプション扱い)
BoseのHPには、次のようなサウンド・システムの配置図が掲載されている。



 アクセラには、Boseの音響空間を構成する9個のスピーカーが配置されている。車のサイズによって、この数字は変わるようで、日産のスカイラインには、13個が搭載されている。

 まず、DVDとTV音声を聴いてみる。TVのCM音声は、重低音を伴ったものが多いが、これが驚くほどリアル。「もこもこした低音」などではなく、まさにBose特有の重低音だった。
 次に、USB音源でいろいろなジャンルを聴く。最新のポップスやロックは含まれていないので、TV音声で確認できたような重低音は、あまり含まれていない音楽だ。

 まずマントヴァーニ楽団のCD。これは「ユーキャン」発売の「華麗なるマントヴァーニの世界」(CD10枚組)の一枚。 このCDは、デッカのオリジナル音源を加工せず、そのままCD化している。その聴き慣れたマントヴァーニの音楽がどう再現されるか、とても興味深かった。
 1960年代のアルバム(LP)から編集したCDなので、もともと低音域の成分は少なく、カスケーディング・ストリングスと呼ばれる高音部の弦が特徴的。このBoseサウンド・システムは、その本来の音を過不足なく再現していると感じた。

 次に、アリシア・デ・ラローチャのピアノ独奏曲集。これも古い録音だが、ピアノの音は、きれいに収められている。Boseは、そのピアノの粒建ちと、音響空間をよく再現していた。

 その他には、オケによる映画音楽、ギター、ピアノなどのインストルメンタル、ジャズ・ヴォーカルなどを試聴。どれも期待通りの音響を再現した。

 このサウンド・システムが「マツダコネクト」(通称「マツコネ」)と連動しているから、音が悪いのだという見解もあるが、それは見当違いというものだろう。イコライザーが付いていなければ、「いい音」が出ないと言う人は、おそらくクラシック音楽などのアコースティック(PA装置を使わない生の音)音楽に馴染みがない人だろう。アコースティックな音楽に親しんでいれば、このBoseには十分満足出来ると思う。

 このBoseのサウンド・システム、8万円前後だったはず。後付けは出来ないので、マツダ、日産車(スカイラインなど)を購入時、オプションで選べる設定になっているのなら、検討する価値は十分にある。
 

 今や死語になった「オーディオ歴」が、ウン10年にもなる私だが、ホンモノのカー・オーディオ装置に初めて出会ったという思いだ。

マツダ・アクセラ・ハイブリッド

2014年10月28日 04時33分25秒 | hobby

 15年間乗り続けたホンダ・オデッセイがついに限界。走行距離が10万kmを超えても、エンジンは快調そのものだったが、運転席のパワー・ウインドウが時々開かなくなり、駐車場を出るときなど、大いに慌てることが続いた。
 
 そこで仕方なく、8月から車選びを始めた。オデッセイ(三列シート、排気量2.2L)のようなミニバンではなく、普通のハッチバックに焦点を定めた。いま流行のハイブリッド車は全く興味がなかったので、コンパクト・カー及びCセグメントのなかから、日産ノート、ホンダ・フィット、フリード、ヴェゼル、マツダ・デミオ(ディーゼル・ターボ)あたりを選び出し、カタログ性能のチェックと実際の試乗を試みた。
 また、衝突安全ブレーキのような安全装備が急速に普及している中、これを装備していない車を買う気はしなかった。トヨタ・プリウス、アクアは、超人気のハイブリッド車でありながら、何一つ安全装備を付けていないから、ハナから試乗しようとする気さえ起こらなかった。

 私の「車えらび」の印象は、次のようなものだった。

① 日産・ノート
 三気筒エンジンでCVTと聴くだけで、何となく想像はついたが、まさに想像通りの車だった。これは別に誉めているわけではなく、ダラダラとした走り、剛性が低いという印象だった。「剛性が低い」などとエラそうにいうのは、試乗した車がチャージャー(過給器)付きの上級グレードだったから。1.3Lエンジンに十分なパワーがあるのならば、何故上級グレードだけにこのチャージャーを付けるのか、それが疑問に思えた。これでは車体とエンジンがアンバランスで危険。ただし、安全装備は充実しているので、長距離を走らないのなら、いい車かも知れないと思った。

② ホンダ・フィット
 実は、初代フィットを所有していたので、三代目フィットにも違和感がなかった。過不足のない走り、安全装備の充実など、やはりいい車だと思った。気になったのは、フィット・ハイブリッドの相次ぐリコール騒ぎ。「もっと問題が出てくるかも」と車に詳しい知人が教えてくれたように、最近、三度目のリコールが発表された。

③ ホンダ・フリード
 1.5Lでありながら、三列シート、5ナンバー車の手頃なミニバン。ダウンサイズ志向にはピッタリだったが、もう子どもを乗せてピクニックに行くこともない私には、魅力的ではなかった。

④ マツダ・デミオ
 今月、お披露目予定のデミオ・ディーゼル・ターボには大いに興味があった。だが、先月は先行発売になったガソリン車のデミオを見て、やっぱり感が…。所詮、デミオはデミオ、ファミリー・マートの社用車がデミオだったなあと思ってしまう。


 それじゃあ、何を買ったんだ?と言われそうだが、結局、マツダ・アクセラ・ハイブリッドを選んでしまった。ハイブリッド車はイヤだったが、アクセラの美しいフォルムには魅了された。内装もよくて、革張りシート、Boseのサウンド・システムなどを標準装備。燃費は、28.0km(Lパッケージの場合)でプリウスと同等。それもそのはず、マツダにはハイブリッド車を開発する余力はないので、このハイブリッド・モーター部分は、トヨタ・プリウスのものを流用している。昨日、25kmほど走ったあと、燃費を確かめたら、27.7km/Lだった。オデッセイのカタログ燃費が12.0km/Lで、実際の市街地走行が7km前後だったから、それに比べると驚くべき数値だ。

 この車の難点は、ノーズが長すぎることと、横幅が広いので駐車時に神経をすり減らす点だ。
 このアクセラ・ハイブリッド、月間400台程度しか売れていないそうだ。同等の車を比較すれば、ほとんどの人はプリウスを選ぶだろうから。
 
 まあ、15年ぶりの車選びで分かったことは、第一に車の「進化」は著しく、動く機械というよりも、動く電化製品のようになってしまったこと、次に私がアクセラを選ぶという「異端者」だということだった。


 
  
  


袋小路の車選び

2014年08月29日 10時17分20秒 | hobby
 現在、乗っているホンダ・オデッセイは、もはや10数年の年代物。10万キロ以上走ったが、細部の経年劣化はともかくとして、基本的には素晴らしい走りの、イイ車だ。
 だが先日、すさまじい豪雨で道路が冠水したところを走ったら、翌日エアコンから冷風が出なくなった。5月に車検をしたばかりだったので、A店に持っていったら、リレー回路の故障だと言われた。さらに、運転席のパワーウィンドーが開閉しなくなったりしたので、いよいよ車の買い替え時かと思い始めた。

 まず、日産店に行き、ノートを試乗。燃費がよくて価格も安く、安全装備が充実しているので、日産車の中では一番の売れ行きらしい。だが、ずるずると引きずるような走りは、オデッセイに慣れてしまった者には耐えられない。続いて、マツダ店でアクセラ・ハイブリッドを試乗。これは内装も豪華で、装備も充実、燃費も素晴らしいが、価格はかなり高い。ホンダ店ではFIT3(1.3G)を試乗。初代のフィットを所有しているので、特段変わったところもなく、新鮮みが全くない。驚くのは、ほぼ値引きゼロという強気な姿勢。スバル店では、インプレッサとレヴォーグに心動かされたが、アイサイトと四駆がセットであることを知り、アウトドア志向のない私には不向きで、高価な買い物になると悟った。

 10数年前、オデッセイを選んだときは、まだセダン車系列には階級にも似た序列があり、若いファミリーには1.5Lのカローラ、サニー、シビック、ファミリアなど、中高年層にはマークⅡ、スカイライン、さらにクラウン、セドリックなどの選択肢があった。だが最近、こうしたラインアップは崩壊していて、ハイブリッド車と軽自動車がダントツの売れ行きだという。また車のグローバル化に伴い、Cセグメント、Bセグメントといった聴き慣れないサイズ分けが進んでいるようだ。

 私は、ハイブリッド車をイマイチ信用していない。長期間乗る場合には、車検、電池交換などに思いがけない費用がかかるのはほぼ確実で、トヨタなどはこのことに触れるのを避けているかのようだ。また、トヨタは、他社では軽自動車にも付いている簡易な緊急ブレーキを売れ筋のプリウス、アクアにつけようとしないので、購入する気にもなれない。

 車選びも、価値観が混迷する時代状況を反映するのか?私が「ちょいワル」オヤジ風のアクセラ15Sに心惹かれ始めたのを察したのか、「あれは燃費が悪いでしょ」「フィットはどう」という神の声が聞こえた。


燃費比較             
車     名 カタログ※ 高速道 郊外道 市街地 価格
ホンダ・フィット 26.0km/L 21.9km 22.6km 18.0km 150万
 1.3G Fパック

 プリウス  30.4.  26.5 28.2 25.1 259万
G Type
アクセラ 15S 19.6 19.0 17.3 11.9 192万
※ カタログ=「JC08モード」
出典 オートックワン http://autoc-one.jp/nenpi/



      
アクセラ      全長4460×全幅1795×全高1470mm
ノート       全長4100×全幅1695×全高1525mm
フィット 全長3955×全幅1695×全高1525mm
プリウス     全長4480 mm x 全幅1745 mm x 全高1490 mm
アクア 全長3995 mm x 全幅1695 mm x 全高1445 mmm








 

屋根まで駆け上れ ニガウリのカーテン

2013年08月02日 14時28分19秒 | hobby
 最近は珍しくなくなったニガウリのグリーン・カーテン。5月初めに植えた苗が、生存競争の果てに、「四大強国」ほどになって、地面を覆い尽くした。こうなると、隣に植えられた花や植物は、ニガウリによって「実効支配」されてしまう…。
 他の植物を守るためにも、ニガウリの勢いを上に向かわせなければということで、こんな感じのグリーン・カーテンが完成。今月中旬には、先端が二階の屋根まで到達すると思われる。

 このグリーン・カーテン、確かに日よけにはいいのだが、防犯上はマイナスのような気がする。

 

『世界らん展 日本大賞2013』に行く

2013年02月23日 18時02分23秒 | hobby
 昨日、「世界らん展 日本大賞2013」に出かける。

 親族が出品しているコーナーを見てから、台湾の蘭のコーナーへ。何年か前「世界ふしぎ発見!」(TBS)で嘉義大学(日本時代の嘉義農林学校)で品質改良が続けられている蘭園が紹介された。台湾の蘭栽培は、日本時代、原住民が居住する中央山脈地帯の密林から原生蘭を採取して改良が進められた。台湾総督府の技師・八田與一もこの蘭を好んでいたという。

 台湾は、現在、世界一の蘭の輸出国。この蘭展でも、数々の美しい花が出品されていた。


 美しい花を見た後で、ひと言。
 この会場の一角には、在日中国大使夫人が出品したという蘭の花(花瓶)と挨拶文が展示されていた。そこには、常にガードマンがいて動かない。

 在日中国大使夫人の挨拶文がこれ。

 要するにこの挨拶文は、「中国はひとつであり、台湾も中国の一部。台湾の蘭は、中国で栽培されてきて、愛でられてきた」と言っているのだ。美しい蘭の花にも政治が介入するという事実。日本人の暢気さにつけ込む、この中国のやり方には腹立たしい思いがする
 この蘭展は、明日24日まで。 
 

ニガウリのグリーン・カーテン

2012年05月17日 19時43分39秒 | hobby

 プランターに植えていた苦瓜を庭に移植した。昨年と同様、二階の窓辺までネットを張り、いわゆるグリーン・カーテンを作ることに決めた。
 昨年、緑色と白色のニガウリの苗を一緒に植えたら、結局、白ニガウリはひとつも実らなかったので、今年は、白ニガウリだけを栽培することにした。

 6月になると、ニガウリの蔓(つる)がネットに絡み始め、8月には二階まで緑のカーテンができる予定。楽しみだ。
 




ウィーン散歩~「中欧4ヶ国の旅」を行く(3)

2012年04月22日 21時24分34秒 | hobby

 ブダペスト~ブラティスラバ~プラハ~チェスキークルムロフ~ウィーン、合計1,200kmをバス旅行。旅行社任せの気楽さはあったが、やはり「走馬看花」の団体旅行。もう一度行くとしたら、プラハとウィーンにゆっくり滞在してみたい。

 初日、オーストリア航空機でウィーン空港に到着したものの、すぐにバスに乗り換え、約240km離れたブダペストに向かった。ブダペスト観光を皮切りに、上述の行程で旅行したので、ウィーン観光は、最後の二日間となった。
 バスに乗った「ウィーン市内観光」では、次の場所を訪れた。
ベルベデーレ宮殿 ○シェーンブルン宮殿 ○国立劇場 ○王宮 ○市庁舎

 市庁舎地下のレストランで、名物というウィンナー・シュニツェル(ウィーン風カツレツ)のランチを食べて、午後は自由行動。ランチはまるで口に合わず、カツの衣をほとんど取り除いて、味気ない牛肉を口に運ぶ。

 真っ先に美術史博物館に。クリムト生誕150周年記念の展示を見てから、通常展示へ。美術にさして関心のない私でも、チェスキー・クルムロフのような中世の街並みを見たあとでは、いつもとは違った気分で絵を眺める。

 次は、ザッハ・トルテで有名なホテル・ザッハ(Hotel Zacher)へ。喫茶室に行くと、天皇、皇后両陛下がここを訪れた写真が、入り口に掲げられていた。私は、何とかメレンゲという名前の「ウィンナ・コーヒー」を注文。
 帰国後、ザッハ・トルテを食べたが、「甘すぎる」というのが家人の感想。だが、ここで受け売りの解説をする。「オーストリア・ハンガリー帝国は、トルコとの交易を通じて、古くからコーヒー文化が根付いていた。紅茶は英国の文化で、一方、オーストリアはコーヒーが主流というわけ。だから甘いトルテがぴったりなのさ」と。

 ウィーンは観光の街で、治安もよさそう。だが、ここでは、アジア人Asiansと一括りにされている自分に気づく。レストランで日本人観光客には水を持ってこないのに、白人客にはウェイターが直ちに水を注ぎに行ったのを目の当たりに見る。こういうあからさまな体験は、初めてだった。
 帰路のオーストリア航空機は、何と5時間遅れ。合計16時間もかかって、やっと日本にたどり着いた。我が国が「極東」にあるのか、欧州が「極西」にあるのかは、それこそ主観の問題だが、とにかく欧州は物理的にも、心理的にも極めて遠い。次はアジアに回帰…しようかな。


(ランチで食べたウィンナー・シュニツェル(ウィーン風カツレツ


(美術史博物館)


 (ホテル・ザッハのCAFE)


(ホテル・ザッハのCAFEに掲げられている天皇皇后両陛下の写真)


(ホテル・ザッハの「ウィンナ・コーヒー」)


(国立歌劇場)

 
 (美術史博物館の天井)

 
 
 
 


チェスキー・クルムロフ~「中欧4ヶ国の旅」を行く(2)

2012年04月22日 11時35分43秒 | hobby

 ブダペスト→ブラティスラバ(スロバキア)→プラハ、チェスキー・クルムロフ(チェコ)→ウィーンの約1,200kmをバスで廻った「中欧4ヶ国の旅」で一番印象に残ったのが、チェコの古都・チェスキークルムロフ。
 チェスキー・クルムロフの歴史については、次のWikipedia※に詳しい。

※ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%AD%E3%83%95


 チェスキー・クルムロフの旧市街は、世界文化遺産に指定されている。この小さな街を見ただけで、中世ヨーロッパ社会の成り立ちがよく分かる。高台に領主が住む城がそびえ、眼下の川を隔てて古い街並みが拡がる。街並みの中心には教会と広場があって、人々の生活の中心となっている。「聖」と「俗」の絶妙な配置。教科書で習ったイメージそのままが目の前に…。




(城壁から見たチェスキー・クルムロフの街並み)

 観光地として有名になったチェスキー・クルムロフだが、共産圏に組み込まれていた45年間、ほとんど開発がされなかったため、皮肉にも昔のままの街並みが残っているという印象だ。心なしか街並みには暗い陰があるような気もする。「社会主義」を掲げた共産党一党独裁の政治体制が、結果的にこの街の「環境」を守ったのだが、もちろん賞賛されるようなことではない。

 Wikipediaによれば、この街はジプシー(ロマ)が多く居住する街でもあり、深刻な差別問題がいまなお存在するようだ。ジプシーに関しては、昔、教わった先生が「ジプシー~漂泊の魂 」(相沢久著 講談社現代新書 1980年)という本を出したこともあり、ずっと気になっていた。しかし街では、ジプシーらしい人には出会わなかった。

 まあ、東洋の果て(極東)から訪れた中年オヤジが、いろいろ考えても仕方がないことではあるけれど…。

 (チェスキークルムロフの広場)
(市街地側から城壁を望む)チェスキークルムロフのランチ。「魚料理を選んだら、何とニジマスのオリーブ油焼き。味は…あんまりだった。)
 
(クルムロフ城の城壁)
 

 


「中欧4ヶ国の旅」を行く(1)

2012年04月22日 10時57分21秒 | hobby

 「中欧4ヶ国の旅」と題するツアーで、ブダペスト(ハンガリー)、ブラティスラバ(スロバキア)、プラハ(チェコ)、チェムスキークルムロフ(チェコ)、ウィーン(オーストリア)を廻った。この全行程1,200kmをツアー客42人が乗ったバス1台で走破。座席も窮屈だったが、口うるさい添乗員にしっかりと時間も管理された旅だった。

 ウィーンでは、観光客相手の「ウィーン・レジデンス・オーケストラ」の演奏会に行った。オーケストラといっても、8人の室内楽編成。モーツアルトやウィンナ・ワルツを20曲ほど演奏した。教会のホールなので、音が良く響き、ヴォーカルが加わった曲目が本場の雰囲気を感じさせた。上手なのか下手なのか、その場ではよく分からなかったが、ICレコーダを再生してみると、録音しない方がよかったなあ、と思った。 毎晩、同じ演目で観光客を相手にするのだから、無理からぬことでもあるが…。
 
(コンサートの様子)

 プラハの街の方が、かえって音楽に溢れていた。王宮の丘では、ジプシー風の楽団が「モルダウ」を演奏していた。これはなかなか上手だった。バイオリン、ウッドベース、アコーディオンそしてファゴットという編成が実にユニークで、さすが音楽の本場という感じ。


(プラハの旧王宮広場で演奏するミュージシャン)


カレル橋では、手回しオルガンのおじさんにも出会った。


(プラハ・カレル橋上で)

 もし、もう一泊できれば、プラハでコンサートに行きたかった。スメタナ・ホールで行われるというプラハ・ロイヤル・オーケストラの切符が売られていた。プログラムを見ると、「四季」(ヴィバルディ)を筆頭にあまりに有名な曲なので、これも観光客目当ての演奏会だったのかも知れないが…。第一、プラハ・ロイヤル・オーケストラという名前なんて聴いたことがなかったし、曲目を見ると、小編成でも演奏できるものばかりなので、やっぱり観光客用か…。


(プラハの旧市街で配られていたコンサートのチラシ)

 JTBの添乗員(アラ・フォー女性)は、プラハはスリが多くて危険とさかんに強調し、ウィーンとは文化程度が違う(=低い)というようなことを何度も強調していた。自分の旅客がトラブルに巻き込まれては面倒くさい、というのがミエミエだった
 私の印象では、プラハの旧市街が文句なしに一番素晴らしかったのだが…。

 蛇足になるが、旅行情報をひとつ。今回の旅行で、友人と私の4人全員が「もう、JTBのツアーには行かない」という同じ結論に達した。サービス精神の完全欠如、業界トップ風のプライド等々、添乗員の態度に我々は皆辟易とした。ほぼ同一内容のツアーが阪急旅行社とクラブツーリズムでも同時進行していた。帰路はウィーン空港で一緒になったが、他社の添乗員(ともに女性)がかいがいしく働いているのに、我が添乗員は気に入った中年女性と無駄話ばかり。への字に曲がった口元の添乗員が、次第にプラハ城の拷問博物館に展示されていた魔女に見えてきた。


× JTB→http://www.jtb.co.jp/lookjtb/eurcampaign/2012/?cid=listing

◎ クラブ・ツーリズム→ http://www.club-t.com/special/abroad/cnt-eu/index.htm?waad=rVAfA8Ub