毎年3月3日と4日に開催される「だるま市」(東京・深大寺)に出かけた。
4日(火曜日)の午前、天気が悪くなる前にと考えたのか、大勢の人が集っていた。それでも、例年よりは人出が少ないそうだ。
家人が小さなだるま一つ購入。言い値は2500円だったそうだが、いきなり1500円に負けてくれたという。私の記憶では、二十年ほど前は300円から500円くらいだったと思う。この三十年、日本人の所得は上がっていないのに、だるまさんだけ値上がりして!などと、温厚ジジイの私は決して言わない。
「だるま市」は春の到来を告げる風物詩。いつまでも大事にしたい。
9月26日(木)~28日(土)にかけて、琵琶湖の湖北地方、長浜市周辺を旅行した。
天候にも恵まれ、九月末にしては、異常な暑さ。持って行った長袖の上着など、着る機会もなかった。
宿泊は、「グランド・メルキューレ琵琶湖」。オール・インクルーシブ(All inclusive 全て込みの)のホテルで、ドリンク代も込みなので、ずいぶんと安く泊まれた。施設もサービスも悪くないので、大いにお奨めできる感じ。三人部屋で、一人一泊1万4千円くらいだった。
27日(金)、レンタカーで箱館山へ。琵琶湖が一望できる丘で、冬はスキー場。長浜市内からは30km以上離れているので、レンタカーで行くほかはない。道中、すれ違う車も少なく、歩いている人はほぼ見なかった。
箱館山の展望台から眺めると、琵琶湖の大きさがよくわかる。毎年、TVで放送される「鳥人間コンテスト」の会場も飛行経路も、琵琶湖のごく一部に過ぎないことがよく分かった。
夜は、ホテルのバイキングではなくて、長浜市内の黒壁通り通りの寿司屋へ。
鯖寿司、うな丼、野菜天ぷらなど、どれも上質な感じで、おいしかった。
28日(土)、船で竹生島クルーズ。往復で3200円。乗船時間が30分以上もあって、思った以上に遠い。
このところ、京都は外国人旅行客(インバウンドなどとは言いたくないので‥)で満杯らしいが、ここ琵琶湖の湖北では、外国人の姿をほぼ見なかった。ホテルの宿泊客も、関西あたりの団体客が主流という印象。全体的に、静かで、歴史を感じさせるただ住まいがある。食事もおいしいし、琵琶湖の大きさも実感。いい旅だと思った。
街頭演説会が街頭演説会が立川で開かれると聞いて、電車を乗り継いで行ってみようかと思った。だが、あまりの暑さに負けて、YouTubeで見ることにした。
開始一番で、「行かないでよかった」と心底思った。それは、百田尚樹の下品なギャグ。「今から、ウンコ💩に行ってくるから、ちょっと待っててや」だって。こんなギャグ、関西方面では受けても、「帝都」立川では無理でしょう。党首である百田尚樹がこんな調子だと、日本保守党は「しがない政治団体」(有本香の言葉)のまま終わってしまうかも知れない。
衆議院が解散含みの政治状況のなか、新たな政党にとっては勢力拡張のチャンスであるのに、百田尚樹のこの体たらく。有能で雄弁な有本香(事務総長)も心中穏やかではないだろうに。繰り返すが、立川に行かなくてよかったと心から思う。
#日本保守党 立川駅 百田尚樹 有本香 2024年9月15日 13時
植物園の夜間開放が、この土日にあったので、昨日(21日)でかけてみた。
この催しは昨年から始まった。たまたま私たちは昨年も訪れ、植物園内で静かな夕暮れと夏の微風を楽しんだ。素晴らしい体験だったので、今年ももう一度と思って出かけたのだが、その期待は完全に裏切られた。来園者数があまりに多く、腰かける場所もない。露店は長蛇の列。肝心の大温室の入場も人数制限の行列。昨年と比べれば、約10倍の人出だろう。ざっと見て、二千人はいたはずだ。
さらに驚いたのは、バラ園にある噴水の横で「バブルのライトアップ」が行われていたことだ。多量のバブル(泡)が放出されライトアップされて、そこにシンセサイザーを使った「環境音楽」のようなものが流される。こんなものは昨年はなく、静まりかえったバラ園があるだけだった。この光景にピンと来たのは、これはユリコ流イベントではないかということ。50億円もの予算を使って都庁舎に映像を映した「プロジェクション・マッピング」にそっくり。この植物園の所管は都建設局だが、都知事にゴマをするため建設局長がやったとしか思えない。夏の静かな夕暮れと微風は、何者にも代えがたいのに、東京都サンは何をしでかしてくれるのか、と憤慨した。
好天に恵まれた昨日、富士五湖方面にドライブ。
大石公園では、週日だというのに駐車場がほぼ満杯。観光客の八割が外国人という印象だった。目立ったのは、アジア系の人たち。タイ人、ムスリムのアジア系外国人(マレーシアかインドネシア)、中国人(大陸の)、韓国人などが確認できた。円安で手ごろな旅行ということなのだろうか、でもマナーの悪い人は見られなかった。
先週末(23日)、大阪から来た親族と名古屋駅で待ち合わせ。熱田神宮、名古屋城公園、そしてノリタケの森などを散策した。
熱田神宮に行ったのは、近々お目出度があるらしい親族に安産祈願のお札を買うためだったが、実のところ、門前にある「あつた蓬莱軒」で名物の「ひつまぶし」を食べるためだったりして。
このひつまぶしのご飯の量には驚かされた。前日、三島(静岡県)の「桜家」で食べた鰻重の二倍はあったはず。三島の鰻は、ふっくらと蒸されていて関東風、こちらのひつまぶしは、香ばしさが際立っている。満腹で言うことなし。
続いて、名古屋城公園へ。まず、城の対面に立つ名古屋市役所の建物に心を奪われた。神奈川県庁などと同じく、戦前の建築様式を留めているので、何とも魅力的だ。
気温が33度くらいあったので、城公園内に入ると、バテバテに。おまけに、城内は耐震工事中で入れず。早々に引き揚げた。
帰りの新幹線には時間があったので、「ノリタケの森」へ。ここは、想像以上にきれいな場所で、もっと長時間いたかった感じ。お薦めです。
先週(22日)、三島に一泊した後、さらに名古屋へ。
名古屋では、翌日、大阪に来ていた親族と待ち合わせする予定だったので、その前にどこか行こうかと考えた。
娘に名古屋港水族館がいいのではと言われが、正直、今更水族館なんてと思ったが、とにかく出かけてみた。名古屋の地下鉄に乗るのは初めてだったが、エスカレーターが少なく、階段での乗り降りが結構きつかった。
地下鉄の終点で降りると、港まではほんのわずかの距離。まずは腹ごしらえと、水族館手前のビルにあるイートインできしめんと味噌カツのセットを注文。
水族館には何回か行ったことがあるが、名古屋のここは、金沢八景、沖縄などよりも、殺風景に広々とした感じ。金曜日だったので、客も少なく、のんびりとした感じがいい。シャチのトレーニング風景をずいぶんと待ったあと見た。
シャチの生態について、映像で解説があり「シャチは、イルカや、アザラシやペンギンをエサにしています」というナレーションが流れると、思わず若い女性飼育員の姿を見やってしまった。
「凶暴」なはずのシャチは、実に賢く飼育員の指示に従う。さすが、仲間同士で計画的にアザラシ漁をするだけの動物ではあると感心。
ほんの一時ではあったと思うが、童心に帰れたような一日ではあった。
植物園の中にある「熱帯植物園」がきょう(25日)と明日夜間公開されると聞き、小学四年生のNちゃんたちを連れてでかけた。薄暮の六時半ころ、芝生に座って、夕食を食べる。横浜崎陽軒の「シウマイ弁当」。晩夏の微風を感じながらの夕食は、なかなか乙なもの。
「熱帯植物園」では、「サガリバナ」など夜間にしか咲かない花が見られた。「夜来香」(イエライシャン)の花は昼間でも見られるが、文字どおり夜になってから甘い香りを放つ。熱帯ハスの中には、夜だけ開花する赤い蓮(ハス)も見られた。
わずか数時間だったが、夜の植物園は子供たちにとって新奇な体験だったろう。夏休みの思い出に一頁を加えただろうと思うと、私も満足。
大蓮の花がきれいと聞いたので、連休前のきょう見に行った。
ハスには「熱帯ハス」「温帯ハス」の二種類があるそう。「熱帯」は、花がとがっている、葉にはギザギザがある、色は鮮やかそのもの。一方、「温帯」の花は丸い感じで、葉も同様、色は穏やかで、青系統は存在しない。というような基礎知識を仕込んで、同行のNちゃん(四年生)に説明した。きょう見たのは、「温帯ハス」に属する大ハス。
あまりに暑かったので、木陰のテーブルでかき氷やたこ焼きを食して、ささやかに夏休みの思い出づくりとした。
考えてみると、ハスの花がきれいだと思うのは、老化と関連するのでは。仏教の花でもあり、極楽の花?なのか。以前は全く興味のなかったことに目が向くようになってきた。
一昨日(6月7日)、コロナ後初めて松本城を散策。天気に恵まれ、城の映えは最高だったが、少々蒸し暑かった。
城内に入り、天守閣に登った。二度目だが、今回は険しい階段を上る前後のジジババたちが、もしかして落下してくるのではないかと心配になった。それだけ、自分も歳をとったということだろうけれど。
天守閣からの眺望は素晴らしく、雪を頂いた乗鞍岳を見ることができた。
公園内の事務所にある売店が「棚卸し」と言う理由で閉店していたので、Nちゃんに約束していたお城グッズが買えなかったのが、かえすがえすも残念。
でも、松本城は何度来ても素晴らしい。松本の街も。
リニア新幹線の神奈川県駅(仮称)工事の現場を見ようと、橋本(神奈川県相模原市)方面を散歩。
橋本駅にはJR横浜線と相模線、私鉄の京王線が乗り入れている。リニア中央新幹線の新駅(仮称:神奈川県駅)は、京王線橋本駅の南側にあった神奈川県立相原高校の跡地に建設中。
高いフェンスにさえぎられてよくわからないが、この駅工事は2027年開業に向けて順調に進んでいるのだろう。問題は静岡工区で、川勝平太(静岡県知事)の気分次第。TV番組で川勝のことを故・西部邁は「あのおバカさん」と呼んでいた。経済学者としては凡庸、人格は最悪という意味だったのだろう。
フェンスを一周して、変わりゆく街並みをカメラに収めた。四年後、リニア新幹線が開通すれば、このあたりは超一等地になる。早くから、不動産を買っていた人は、ウハウハだろうなとか思いながら。2027年、ぜひリニアに乗って名古屋に行き、味噌カツでも食べてみたい。
巨大なイトーヨーカ堂の中の「くまざわ書店」には、「リニア中央新幹線をめぐって」(山本義隆著 みすず書房)という本も山積みされていた。次のような内容らしい。
「リニア計画は深刻なエネルギー問題を抱えている。そして進行中の大規模環境破壊でもある。にもかかわらず、虚妄に満ちた「6000万人メガロポリス」構想、原発稼働の利害との結合、大深度法の横暴など、計画は目的と手段の両面で横車を押すようにして推進されてきた。中枢レベルの政治権力の私物化や、ナショナリズムと科学技術の結びつきがそれを可能にしてきたことも、本書は明らかにする。
最終節は、この暴挙の根を掘り下げる。日本の戦後の産業経済は、旧体制から引き継いだ諸条件を足場に経済成長を成し遂げた。そこで強化された既得権益と前世紀的な成長への醒めない夢が、時代錯誤の巨大プロジェクトの温床となっている。3.11以後/コロナ禍以後の、持続可能性を追求すべき世界で、なお私たちはそれらを延命させるのか? 決然と、それを問う書である。」
山本義隆は、元東大全共闘議長として有名、八十歳を超える老人でもある。市井の一人として静かに余生を送っているのかと思ったら、まだこんな本を書いているのか。山本ごときに近代日本や科学技術を批評されたくはない。川勝も山本もホントにクズだな。
昨日(5月11日)、思い立って横浜散歩。中華街の「山東」で水餃子と粽(ちまき)を食べた後、山下公園を散歩。公園の半分は13日から行われる競技会の準備で閉鎖中。そのため赤煉瓦倉庫方面への散歩が面倒なので、残りの半分で開かれていた薔薇(バラ)展を散歩。
中華街は修学旅行生の姿が目立ったが、薔薇展は平日にもかかわらず、老若男女、それに外国人でいっぱい。コロナは昔話になったはずなのに、まだまだマスク姿が目立った。
東の空を見ると、黒雲が湧いていたので、ケータイを見ると、我が家方面がかなりの雷雨らしい。少し心配しながらも、ハマの薔薇に見入った。
昨日、桜を目指して自転車で遠出。いろいろな場所をまわった印象では、今年の桜は色が薄いような感じ。もちろん、日差しにもよるのだが、何か今年はイマイチのようだ。
ただ、昨年と違うのは、コロナ騒ぎも一段落したので、公園では人が多く集っていた。それにしても、皆さんマスクをしているのは、あまりな「同調圧力」かと思った。
これから、何事もなく、新年度を迎えるといいのだが。
コロナ禍を口実(?)に何年も墓参りに行かなかったが、昨日、思い立って出かけてきた。桜の開花が報じられたばかりなのに、実際に寺の境内に入ってみると、桜がかなり咲き始めていて、梅もまた見ごろだった。
普段、亡くなった親のことを考えることもないが、さすがに墓前ではいろいろなことを思い出した。今さら、変えられることではないが。
春が巡る度に感じるのは、陳腐ながら「人もまた自然の一部」という思い。怒涛の時の流れを押しとどめることはできない。