澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ノニ・ジュースは効くのか?

2008年04月29日 21時13分22秒 | hobby
このブログでは、沖縄に自生するノニの木の枝を泡盛に漬けて「ノニ酒」を作る方法を書いたことがある。
私自身は、ときどきこの「ノニ酒」を楽しんでいる。薬効があるかどうかは分からないが、安い泡盛でも半年ほどノニの枝を漬けることで、まろやかになることだけは確かだ。


自家製「ノニ酒」はカネもかからず、勝手にやっていることなので問題はない。だが、「ノニ・ジュース」にはいろりろなトラブルがあるようだ。
先日、ノニ・ジュースの信奉者が体調を崩し救急病院に行ったのだが、本人はノニですべての病気が治ると本気で信じていた節があるのだ。昔、中国医学(中医)が日本でももてはやされた時期があったが、結局は西洋医学に比肩できるものではなかった。外科的治療や救急医療には、たいして役に立たないのだ。


ノニ・ジュースは単なる健康食品。それが「万病に効く」かのように思わせるのは、やはり「マルチ商法」と言われても仕方ないだろう。法的には、マルチ商法ではないように装っているが、限りなくマルチに近いやり口なのだ。



宮古島の地震

2008年04月28日 18時21分32秒 | Weblog
未明に宮古島に地震があった。
震度4だったので、大きな被害はなかった。

テレビ朝日系列では、地震が到達した5秒後に警報が発せられたことを、問題視するかのような報道をしていた。
これはマスコミお得意の無い物ねだりの報道だ。


宮古島在住の人は皆知っているのだが、気象情報も本土より精度が落ちるのだ。地図を見れば、その理由は一目瞭然。沖縄本島から300km、台湾へは300kmに位置するので、詳細な気象データが入りにくいのだ。


「朝日新聞」は、いっぞのこと尖閣列島にでも、支局を設置して、地震計を取り付けてはどうだろう。そうすれば、少しは信頼を取り戻せるだろうに…。

プロムス2007を聴く

2008年04月28日 03時48分59秒 | 音楽・映画
NHK・BSで「BBCプロムス2007・ラストナイト・コンサート」が放送された。

ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールを埋め尽くした聴衆は、いつものように大騒ぎ。他の都市でも野外会場が設けられ、大いに盛り上がってた。
化石化したクラシック愛好家からは見向きもされないコンサートだろうが、とりあえず音楽は楽しければいいじゃないかと思う私などは、一度行ってみたいなあと思う。


このコンサートでは、定番となっている曲がある。エルガー「威風堂々」、「ルール・ブリタニア」、「英国国歌」、「蛍の光」などだ。
日本に置き換えれば、「軍艦行進曲」「君が代」「海ゆかば」などを堂々と唱うことだ。
邪悪な「戦後民主主義」によって、「国家」「民族」といった概念はずっと忌避されてきた。私が知るある高等学校の卒業式では、生徒の一部が「君が代」斉唱を拒否したものの、退場するときの伴奏音楽は「威風堂々」(エルガー)だったという、笑えない実話がある。あえて付け加えるが、「威風堂々」は大英帝国の讃歌であり、第2の英国国歌と呼ばれる曲だ。
卒業式に自国の国歌を歌わず、退場には他国の讃歌を流す。これも他人任せ、他人事の「平和主義」「戦後民主主義」がもたらした、精神の荒廃なのだろう。


プロムスを見ていて、彼我の違いをまざまざと見せつけられた。
 

中国政府を代弁する朱建栄教授

2008年04月27日 10時38分07秒 | 中国
今朝、ふたつの番組に朱建栄東洋学園大学教授(中国政治史)が出演し、チベット問題について、中国政府の立場を代弁していた。


朱建栄氏の経歴は次のとおり。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B1%E5%BB%BA%E6%A0%84


私自身は彼の「毛沢東の朝鮮戦争」をずっと前読んだ記憶があるが、その著者が中国政府の代弁者のようにTVに出演するのは意外な感じがした。
ただし、上記の著書については、発売当初から中国の未公開文献を使っているので、中国当局のバックアップがなければ書けないと指摘されていた。


だが何故、ふたつの報道番組をかけもちさせてまで、彼を出演させる意味があるのだろうか。他にも中国問題専門家は、大勢いるはずだ。
やはり、この教授に中国当局の影を感じるのは、私だけなのだろうか。




聖火リレーに見る中国の歪んだ「愛国主義」

2008年04月26日 10時31分53秒 | Weblog
萩本欣一が走者の時、発煙筒のようなものが投げ込まれた、福原愛の時は人が飛び出してきたなどと、TV各局は長野の聖火リレーを微に入り細にわたって報道しているが、歩道を”伴走”して走る中国人の一団については口を濁している。


この連中は、留学生などの在日中国人で、中国大使館のマニュアルに従って行動しているという。オーストラリアでも、同じような中国人が「One China!」と叫んでいた。我が物顔に五星赤旗が翻る長野の歩道をランナーが走るという光景は、いかにも異様だった。


「健康なナショナリズム」というのがあるのかどうかは知らないが、この中国人のやり方は、偏狭なナショナリズムであり「中華愛国主義」と言われても仕方ないだろう。TVを見た多くの日本人が眉をひそめたであろう光景を、中国大使館が支援しているという事実は、中国の現実を問わず語りにしたに他ならない。


毛沢東の文化大革命は、中国人の厚顔無恥と残虐性をその国境内に封印していた。ところが、現在の中国は、全世界にそれを拡散させているのだ。愛国主義の名の下に…。「KY」という言葉こそ、中国共産党独裁政権にふさわしい。


日本のTV局は、相変わらず「映像」を撮ることに熱心で、その背景を説明することはほとんどない。日本人がほとんどいない歩道で、五星赤旗を振り回す。こういう中国人たちをたしなめるコメントは全くなかった。事なかれ主義報道もいいところだと思った。
特にテレビ朝日系列はひどかったのだが、これも朝日が「媚中」を止めないためか。

茨城県国民健康保険団体連合会の着服事件

2008年04月25日 11時13分03秒 | Weblog

ブログを見ていると、次のような記述を見つけた。

茨城県国民健康保険団体連合会において職員が 1回当たり100万~300万円 を三年間に渡り計10億円着服していたとの報道がありました。着服した本人は、今から当然裁かれるのでしょうが、日ごろ高給を、受け取る管理職の誰かがその責めを追って何がしかの処分をなされたとの報道がないのはなぜでしょうか?


当該団体の人事及び財務管理については、当然責任を問われるべきだ。だが、朝のワイドショウで小倉智昭が次のように指摘していた。
「会計係はたった3人で業務を行っていた。公務員を減らせというのは分かるけど、こういうところで無理が出てくるんだよね」

たった3人の係で担当者が犯罪者だったら、今回のように事件を未然にチェックすることは難しいのではないか。役所であろうと、会社であろうと、それは大差ないはずだ。そういう当たり前のことを、小倉さんは指摘するので、実にバランス感覚が優れた人だなと思う。


ある役所の出先で実際にあった話だ。6人の係に脳性麻痺の身障者を配属した。採用枠も「身障者枠」の職員なので、普通なら嘱託職員を増員するところだが、そういう配慮も全くなかった。結局、当該職員の事務処理上のミスが尾を引き、所属長その他が左遷、退職に追い込まれたという。悪意の犯罪者、あるいは無能力な身障者を配属されては、実際上、管理など不可能なのだ。
当該健保連合会の事務局次長は、へらへらしていたと批判されているが、早晩、「ああ運が悪かった」と思うような処分を受けることだろう。

 


市区町村別平均寿命を考える

2008年04月25日 08時40分20秒 | 社会
市区町村別平均寿命が発表された。

沖縄県の女性が、依然として長寿であることが分かる。これは気候、食生活、労働、地域共同体のあり方などの諸条件が作用した結果であると思われる。沖縄でもコンビニが次々と出店するなど、伝統的な生活様式は次第に失われつつある。そのとき、これまでの長寿社会が続くのかどうか、気がかりではある。
大阪市西成区の短命傾向は、社会的要因が強く働いたと思わざるをえない。東北、北海道の短命傾向は、食生活に問題があるのだろうか。寒冷地である長野県では、予防医療のおかげで、男女とも長寿傾向にある。


よく分からないのが、東京都の市部や一部の区が長寿傾向にあること。たかが4km四方くらいの区が隣よりずっと平均寿命が高いなんて、食生活、気候など何も関係ないね。医療費を多く払える金持ちが住んでいるということか…。



市区町村別平均寿命 (上位・下位310区町村)
[上位10市区町村] (単位:年)
順位 男 女
都道府県 市区町村 平均寿命 都道府県 市区町村 平均寿命
1 神奈川県 横浜市 青葉区 81.7 沖縄県 中頭郡 北中城村 89.3
2 神奈川県 川崎市 麻生区 81.7 兵庫県 川辺郡 猪名川町 88.7
3 東京都 三鷹市 81.4 長野県 下伊那郡 高森町 88.5
4 東京都 国分寺市 81.4 沖縄県 豊見城市 88.5
5 東京都 練馬区 81.2 沖縄県 南城市 88.3
6 長野県 上伊那郡 箕輪町 81.1 長野県 上伊那郡 宮田村 88.2
7 長野県 上高井郡 小布施町 81.0 神奈川県 横浜市 青葉区 88.0
8 東京都 小金井市 81.0 北海道 有珠郡 壮瞥町 88.0
9 熊本県 上益城郡 益城町 80.9 沖縄県 中頭郡 北谷町 87.8
10 東京都 目黒区 80.9 神奈川県 足柄上郡 開成町 87.7


[下位10市区町村]
順位 男 女
都道府県 市区町村 平均寿命 都道府県 市区町村 平均寿命
1 大阪府 大阪市 西成区 73.1 東京都 西多摩郡 奥多摩町 82.8
2 青森県 北津軽郡 板柳町 75.2 青森県 南津軽郡 大鰐町 83.1
3 青森県 西津軽郡 鰺ヶ沢町 75.2 東京都 西多摩郡 日の出町 83.3
4 青森県 五所川原市 75.5 大阪府 大阪市 西成区 83.3
5 福岡県 田川郡 大任町 75.5 北海道 浦河郡 浦河町 83.5
6 青森県 南津軽郡 田舎館村 75.6 大阪府 大阪市 大正区 83.5
7 青森県 南津軽郡 藤崎町 75.6 愛知県 海部郡 甚目寺町 83.7
8 青森県 平川市 75.6 北海道 松前郡 福島町 83.7
9 青森県 北津軽郡 中泊町 75.6 宮城県 本吉郡 本吉町 83.8
10 高知県 室戸市 75.7 千葉県 旭市 83.


SAPIO「危ない北京」の歩き方

2008年04月24日 08時56分46秒 | Weblog
SAPIOの特集「"危ない北京"の歩き方」を読む。

「現役ツアコン覆面座談会 日本人をカモにする有名レストランと中国人ガイド」は、やっぱりね、という内容だった。


北京ダックで有名なレストラン「全聚徳」は、日本人ツアー客専用のメニューがあるという。「海老のチリソース」「チンジャオロース」と少しばかりの「北京ダック」だそうだ。
「全聚徳」の本当の北京ダック・コース料理は、水かきの芥子和え、肝臓の冷菜、手羽を細かく切って辛子胡麻味噌で和えたもの、心臓の唐揚げ、舌と肉と皮を使ったスープ、それからこんがり焼いた”北京ダック”が出る。日本人客用とは全く違うのだ。

これなどまだましな方で、万里の長城付近の「K」というレストランは、「まずい・高い・不衛生」の3拍子が揃っているという。

どうしてこうなるかというと、料理代金の30-40%がレストランと現地ガイドによって山分けされるからだ。それに、日本人は料理に文句を付けないので、与しやすいということだ。


「ガイドブックには絶対載っていない 北京”反日スポット”1日ツアー」という記事も興味深い。抗日戦争の展示物などは、「反日教育」の格好の材料となっているのだ。

 中国人の考え方がよくわかる、いい特集だった。




光市の母子殺害事件に死刑判決

2008年04月22日 12時49分05秒 | Weblog

どう考えても「死刑」相当としか考えられない事件にようやく死刑判決が出た。


山口県光市の母子殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、最高裁が無期懲役の2審・広島高裁判決を破棄した元会社員の男性被告(27)=事件当時(18)=の差し戻し控訴審判決公判で、広島高裁の楢崎康英裁判長は無期懲役(求刑・死刑)とした1審・山口地裁判決を破棄、被告に死刑を言い渡した。


人権派弁護士のアドバイスで証言を翻した犯人は、一時、無期懲役をかちとったが、やはり最高裁は節穴ではなかった。今回の広島高裁の判決は、極めて妥当なものだった。
本村さんへのインタビューを見ていると、やはり「朝日」の記者は、犯人の人権に目を据えた質問を浴びせている。どこまで腐った輩なのか、と思った。


被害者家族の心労を考えると、察するに余りある思いがする。本村さんは、一生この出来事を背負って生きていくのだから…。偉そうな「死刑廃止論」などは、彼の前では話すべきではないのだ。

 

 



 


中国というモンスター

2008年04月21日 09時45分16秒 | Weblog
かつて竹内実氏(京都大学名誉教授・中国文学)は、中国を「ブヨブヨとした」軟体動物に例えた。故・衛藤瀋吉氏(元亜細亜大学学長)は、中国はひとつでなくてはならないということはなく、3つか4つであっても不思議ではないと話された。

碩学の言葉を引用するまでもなく、われわれが直感的に思うのは、中国の巨大さ、まとまりの悪さである。コミュニケーションの手段が発達したからと言って、あの広大な国土と膨大な人口をひとつの政府=権力でまとめることができるのだろうか?

「改革開放」政策により「世界の工場」と化した中国は、まるでモンスターのように巨大化し、世界中の資源を食い尽くそうとしている。もちろん、環境問題などお構いなしに。
彼らがチベットは中国の一部というなら、沖縄でさえ中国の一部ということになる。当然、尖閣列島の油田も中国のものということだ。
日本が弱体化し、つけいる好機と見れば、彼らはそういう法外な要求を突きつけることだろう。


CNNはよく言った! 中国人はならず者

2008年04月20日 18時24分07秒 | マスメディア
CNNのキャスターが「中国人はならず者」とコメントしたとして、米国では中国人の抗議デモが相次いでいるという。

キャスターが英語で何と言ったのかは確認していないが、「中国人はならず者」とは実に当を得た発言ではないか。日本のTVで偉そうにしている「みのもんた」「福澤朗」などの偏向司会者は、こういう勇気ある発言など出来るはずもない。彼らは自分の世渡りだけしか考えない輩だからだ。

中国共産党は自らの権力を保持するため、民族意識を強調した愛国教育を進めてきた。そこに古来からの「中華思想」が相まって、極めて異様な排外主義が出現したのだ。「南京」「靖国」などで中国人がどう対応したかを思い出せば十分だろう。今回のデモはまるで「義和団の乱」を思い出させるかのようだ。

中国当局はこのデモを「究極の愛国主義」と賞賛している。

毛沢東は実に偉大だったと思う。「自力更正」の方針のもと、中国人の欲望、野望のすべてを国境の内に封印してきた。そのため、周辺国はその被害を受けることはなかったのだ。現在の中国は、資源も環境もすべて食い尽くす、巨大な化け物そのものではないか。「中国人はならず者」ーこの災厄の民はそう呼ばれるのにふさわしい!!

橋下徹のクロコダイル・ティアーズ

2008年04月20日 12時37分24秒 | Weblog
大阪府知事橋下徹が、府下市町村長会で涙を見せたという。
「嘘泣き」は、英語でクロコダイル・ティアーズ(ワニの涙)と言う。いい歳をした政治家が涙を流すとは情けないことだ。

最近、弁護士という職業が過大評価されているのではないか。
身内のもめ事に関わる弁護士に会うことがあるが、こんな人でなしが弁護士をやっているのか、というのが率直な感想だ。弁護士もピンキリで、とんでもない輩がなっているということだ。

クロコダイル・ティアーズのあと、橋下知事は「職員給与を10%下げれば、問題は解決する」とうそぶいている。大阪府職員の給与を1割下げると言うが、職員は橋下の下僕ではないのだ。彼らには地方公務員法で定められた役割と義務があるが、同時に権利もあるのだ。
政治家が負うべき失政のツケを職員に押しつける。こんな汚いやり口が、小泉の政治改革以降公然と行われることになった.

橋下はそういう時代が生んだあだ花のような男だ。弁護士だからやってくれそう…などと思って、またまたタレントに投票した大阪府民は、本当に民度が低いね。


また、正体不明の怪物、中国のでっち上げ写真

2008年04月19日 13時41分58秒 | Weblog

次のような海外トピックスが飛び込んできた。
問題の怪物は、写真のとおりだ。

2008年4月18日、「人民図片網」は広西省宜春市の動物園で7年間飼われている正体不明の動物を「怪物」と称して紹介。

宜春市動物園の片隅で飼育されている謎の動物は、今から7年前に地元農民が捕獲し、同市林業局野生動物保護ステーションに届けたもの。同局の専門家にはこの動物が一体何であるか識別できなかったため、同省林業局の専門家に鑑定を依頼。そこでも正体がわからず、この動物の映像を国家林業局に送ったのだが、正体は不明との返事が。

問題の動物は、全身を黄色い毛で覆われており、長い尾を持ち、姿は狐に似ている。顔には小さく突き出た口があり、形も色も子豚にそっくり。鼻はひしゃげて丸く、目はピンク色で兎の目に似ている。耳は楕円形で、白くて長い鼻ひげが生えている。

同園の飼育係は、この動物が何でも食べる雑食で、どんどん大きくなる一方だと説明。あとどれくらい大きくなるのか、あと何年ぐらい生きるのかがわからないため不安だと話している。


先日も青海チベット鉄道を横切るチベット鹿の群れ、雲南省で見つかったというトラの写真などが話題になったが、みんな合成写真だった。

今回の写真を見てみると、鼻の部分が周辺に比べて、浮き上がっているようにも見える。合成写真の疑いが濃厚だ。
合成写真は中国のお家芸だ。1966年毛沢東が長江(揚子江)を泳ぎ渡ったという写真、映像が大々的に宣伝され、「文化大革命」の引き金ともなったが、その映像はまさしく合成写真だった。当時の「朝日新聞」などは、決してその疑惑を指摘することはなかった。

厚顔無恥な中国に騙されてはなりませんぞ…。

 

 


千葉県立八千代西高校の入学金未納問題

2008年04月17日 12時10分25秒 | 社会

千葉県立八千代西高校で入学金を支払わなかった新入生を入学式に出席させなかったことが問題になっている。例のごとく、朝日・毎日新聞は、新入生の「人権」に過大な目を向けて、行政の責任を騒ぎ立てている。
千葉県教育委員会の定例会議では、八千代西高校の処置は適切だったという意見が相次いだという。だが、NHKのニュースでは、わざわざ国際基督教大学教授という人のコメントを付けて、「それでは問題は解決しない」などと言わせている。


ここでは、「産経新聞」の記事を見てみたいと思う。


千葉県立八千代西高校(八千代市、大迫太校長)が、入学金の未納を理由に新入生2人を入学式に出席させなかったことが分かった。2人は式後に入学金を納め、入学を許可された。給食費未払いなどが全国的に問題となる中、“門出の日”に欠席という学校の対応に、専門家からは「やむを得ない」「教育的配慮がほしかった」と賛否が分かれた。文部科学省は「生徒の気持ちも配慮してほしい」と静観の構えだ。

 千葉県教委によると、8日の入学式で、新入生159人のうち、入学金など納入金9万円を持参しなかった男女2人の生徒を校長の指示で別室に待機させた。男子は家族に連絡し、家族が式終了直後に納入。女子は帰宅後、夕方に一部を納入し、2人とも校長室で入学を許可されたという。

 同校では先月17日の入学説明会で入学金や授業料など計9万円を式当日に持参するよう説明。一括納入が困難な場合は分納も可能などと伝えていた。女子の保護者は入学式当日に2万円を払うことで事前に合意、男子生徒の保護者から相談はなかったという。

 須藤信夫教頭は「入学許可には当日入学金を納める必要があると保護者に説明している。判断は当然」、県教委も「学校の判断に問題はない」としている。
 関係者によると、同校では、前年度に授業料の未納が多く、今回のような“杓子定規”の対応になったという。

 こうした同校の姿勢について、教育評論家の意見は分かれる。日本教育大学院大学の河上亮一教授は「給食費などを払わなくてもいいという風潮が広まっており、けじめをつければならない」と、学校の判断を支持。一方、法政大の尾木直樹教授は「入学式に欠席という、子供にしわ寄せが来てしまった。事前に確認して、分割でも払わせるなどのやり方はなかったか」と疑問を呈した。

 東京都や神奈川県では合格発表後、入学金を指定金融機関へ払い込む。埼玉県も口座引き落としにするなど首都圏の公立高校では直接入学金を扱わないケースが多く、式当日に入学金などを納入する千葉県は異例で、今回のような問題が起きた。

 文科省の銭谷真美事務次官は8日の定例会見で八千代西高校の対応に理解を示しながらも、「生徒・保護者に十分理解が得られるように配慮してほしい」などと述べるにとどまり、問題の是非について明解な判断は示さなかった。


大学教授や教育評論家は、無責任に何でも言えるのだが、実際に授業料を払わない連中がどういう類の人間なのか、具体的にご存じなのか?おそらく、「百聞は一見に如かず」で、実際に会ってみれば、こういう連中が権利ばかりを主張するのかと再”認識”することだろう。
「行政責任を問う」というのも結構だが、現実の現場で何が起きているのかをつぶさに見ることも必要だろう。頭でっかちの観念論では、現実が見えないのだ。
一方、問題が起きた時には、真っ先に責任を押しつけられる現場の職員も、もう少し憤るべきだ。学校の職員なんて、教育委員会事務局のいいようにされてきたのだろうから。

「何もかも権利」「皆行政が悪い」では、この国は滅びるぜ、きっと…。