大学の授業を聴きに行く。I教授の授業は、戦後台湾の政治史。戦後台湾の経済の発展とそれに伴う政治の変化を概観した。
1971年10月、中華人民共和国が国連に「加盟」したとき、米国と日本政府は中華民国(台湾)が国連に残る選択肢を模索していた。「ひとつの中国 ひとつの台湾」であれば、実現する可能性が十分あったのに、蒋介石国民党政権は「漢賊並び立たず」という理由で、この案を拒絶した。あのとき、「ひとつの中国 ひとつの台湾」案が実現していれば、現在の台湾の立場は全く違う状況になっていたはずだった…とI教授。
「ひとつの中国」に中共(=中国共産党)と国民党(=中国国民党)の両者がこだわり、中共がその座を獲得した結果、われわれ日本人にも深刻な問題が生じている。I先生がTV出演して「台湾の国会が…」と言った途端、女性アナが「台湾の議会」と言い直したそうだ。台湾は国ではないので、国会はないはずだ…こういうクレームが直ちに中国筋からTV局にかかってくるそうなのだ。I教授は、こういうTV番組には、バカバカしくて出演したくないと話された。 そう言えば、I教授は15年以上も前、「朝まで生テレビ」にも出演されたことを思い出した。
日本を代表する中国研究者であるI教授が、中国政府によるマスメディア干渉の体験談を語ったのだから、これまで噂に聞くだけだったTV局の実態が分かった。
先日、菅官房長官が「台湾は東日本大震災に対して最も支援してくれた国」と言っているのに、NHKーTVの字幕は「最も支援してくれた地域」と書き換えているのを見た。 政府高官が台湾を国と明言しているのに、わざわざ「地域」と言い換えるNHKの根拠は何なのか?
マスメディアは、拉致問題を契機に北朝鮮の呼び名を「朝鮮民主主義人民共和国」から北朝鮮に戻した。そのくらいのことは、決意さえあればできることなのだ。中国と台湾、どちらが民主主義国家なのか、どちらが日本にとって大事な友邦なのか、今や自明なことではないか。
腑抜けのくせに、ジャーナリスト面をしているNHKなどのTV局アナ、記者を見ると、虫酸が走る。
1971年10月、中華人民共和国が国連に「加盟」したとき、米国と日本政府は中華民国(台湾)が国連に残る選択肢を模索していた。「ひとつの中国 ひとつの台湾」であれば、実現する可能性が十分あったのに、蒋介石国民党政権は「漢賊並び立たず」という理由で、この案を拒絶した。あのとき、「ひとつの中国 ひとつの台湾」案が実現していれば、現在の台湾の立場は全く違う状況になっていたはずだった…とI教授。
「ひとつの中国」に中共(=中国共産党)と国民党(=中国国民党)の両者がこだわり、中共がその座を獲得した結果、われわれ日本人にも深刻な問題が生じている。I先生がTV出演して「台湾の国会が…」と言った途端、女性アナが「台湾の議会」と言い直したそうだ。台湾は国ではないので、国会はないはずだ…こういうクレームが直ちに中国筋からTV局にかかってくるそうなのだ。I教授は、こういうTV番組には、バカバカしくて出演したくないと話された。 そう言えば、I教授は15年以上も前、「朝まで生テレビ」にも出演されたことを思い出した。
日本を代表する中国研究者であるI教授が、中国政府によるマスメディア干渉の体験談を語ったのだから、これまで噂に聞くだけだったTV局の実態が分かった。
先日、菅官房長官が「台湾は東日本大震災に対して最も支援してくれた国」と言っているのに、NHKーTVの字幕は「最も支援してくれた地域」と書き換えているのを見た。 政府高官が台湾を国と明言しているのに、わざわざ「地域」と言い換えるNHKの根拠は何なのか?
マスメディアは、拉致問題を契機に北朝鮮の呼び名を「朝鮮民主主義人民共和国」から北朝鮮に戻した。そのくらいのことは、決意さえあればできることなのだ。中国と台湾、どちらが民主主義国家なのか、どちらが日本にとって大事な友邦なのか、今や自明なことではないか。
腑抜けのくせに、ジャーナリスト面をしているNHKなどのTV局アナ、記者を見ると、虫酸が走る。