澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ネパールの”毛沢東”派

2008年05月31日 18時09分30秒 | Weblog

”毛沢東派”などという懐かしい言葉が飛び込んできた。

つい先日、「共和制」に移行したネパールでは、”毛沢東派”が結構な勢力を維持しているらしい。
本家の中国では”毛沢東思想”など歴史の片隅に追いやられてしまった。貧困と恐怖政治が基盤となる毛沢東型支配は、もはや時代遅れなのだろう。

ところが、ネパールに今頃こんな連中が残っていたとは…。懐かしくもあり、複雑な思いだ。

 

<ネパール>毛派ゲリラ不安 「兵士以外の生きる道知らぬ」

5月30日13時30分配信 毎日新聞


<ネパール>毛派ゲリラ不安 「兵士以外の生きる道知らぬ」

木材でかたどった「模造銃」を構え、射撃法を確認する女性兵士=ネパール南西部で2008年5月27日、栗田慎一撮影

 「私たちはどうなるのか」。ネパール南西部の山奥で軍事訓練を続ける旧反政府武装組織「共産党毛沢東主義派」(毛派)の兵士たちが不安を漏らした。28日、王制から共和制に移行し、毛派主導で連立政権が発足するネパール。だが連立相手の政党勢力は、毛派が部隊を維持していることに警戒感が強く、毛派が求める部隊の国軍との統合にも否定的だ。その処遇をめぐって、新政権の安定を揺るがす火種にもなりかねない、毛派部隊の宿営地を訪ねた。【ダシュラトプール(ネパール南西部)で栗田慎一】

 宿営地は、標高1000メートルの険しい山々と深い峡谷に囲まれていた。07年1月から始まった国連監視下での武装解除で、宿営地内に国連の監視員が常駐。武器は鍵のかかった倉庫に保管されている。ただ、護身用に小型の拳銃などを持ち歩くことは認められている。

 プラティック司令官(34)によると、兵士は約5000人。多くが貧困家庭出身で10代で毛派に「参加」、うち2割が女性だ。

 平均年齢25歳前後の若い兵士たちは、「統合の準備」を名目に訓練を続けている。訓練所は宿営地から徒歩約2時間の山腹にあり、現地語で勝利を意味する「ギート」と名付けられていた。

 「遅れるな」「乱れるな」。兵士たちは監督官が叫ぶ中、山道でランニングをこなしていた。午後になると、木製の「模造銃」を構え、一斉攻撃時の配置確認などを続けた。「きついけど充実している」。21歳の男性兵士は、息を切らしながらも笑顔で語った。

 新政権で首相就任が確実な毛派最高幹部のプラチャンダ書記長は、「06年の政府との和平合意の際、国軍統合が約束されていた」と主張し続ける。しかし、国軍は「ゲリラと正規軍では戦い方も思想も違う」と拒否。政党勢力も「別の治安組織を新設する方が現実的」と否定的だ。

 4年前に国軍との戦闘で夫が死んだというビンドゥ旅団副司令官(26)は、「我々は兵士以外の生きる道を知らない。国軍統合がかなうことを願うしかない」と訴えた。


野村監督と巨人・伊原コーチの遺恨

2008年05月31日 13時05分54秒 | Weblog
野村監督の「バカじゃなかろ~か、ルンバ♪」発言が波紋を呼んでいるそうだ。
交流戦「巨人×楽天」(第2戦)を見たが、巨人は谷選手にバンドをさせて、後続の二人が三振したりで、ちぐはぐな攻撃ばかりだった。

楽天・朝井投手の力投が光った。朝井と言えば、地方の農家の次男坊といった風貌。都会気取りの巨人には「ありえない」選手だ。

仙台クリネックス・スタジアムでの楽天は、特にすばらしい。試合に勝った時の選手とファンの一体感は、東京ドームでは見られない種類のものだ。
残る巨人戦は仙台で行われる。岩隈と田中マーくんで連勝だ。

くたばれジャイアンツ!!


ノムさん 連日“毒ガス”「礼儀知らずが」  楽天・野村克也監督(72)と巨人の伊原春樹ヘッドコーチ(59)に30日、遺恨が再燃した。前日、巨人のさい配を「バカじゃなかろ~か、ルンバ♪」と批判した野村監督に対し、伊原ヘッドが「年寄りだから仕方がない」とやり返したことから問題はエスカレート。沙知代夫人の処女小説「老疼の雫」の出版を記念して都内で行われたサイン会に同席した野村監督は、伊原発言に皮肉タップリ。「礼儀知らず」と切り捨てた。

  ◇  ◇  楽天・野村監督は、自身に対し「お年寄り」呼ばわりした巨人・伊原春樹ヘッドコーチを「礼儀知らずがコーチやってるんだから、(巨人の実力を)推して図るべし」とバッサリと切り捨てた。 今回の発端は29日の試合。楽天2点リードの九回、二死一塁から矢野の盗塁死で試合終了。セオリー無視の盗塁と考えた野村監督は「バカじゃなかろ~か、ルンバ♪」と鼻歌で、相手の作戦を強烈に皮肉った。 一夜明けても「あの場面は120%、歩いて(二塁に)行けるようでなければな。そう思ったから言ったんだ。深い意味はない」と改めて解説。さらに「原(監督)の指示ではないというのは分かったんだよ。伊原が行かせたのなら、なお納得だ」とも付け加えた。
 野村監督と伊原ヘッドは1979年から2年間、同じ西武で現役としてプレー。00年の阪神では、監督と守備走塁コーチとして戦った。だが、野村監督は阪神時代、伊原コーチに対し「阪神のときもめちゃくちゃしよった。『盗塁だけは僕に任せてください』と言うから任せたら、出たランナーみんな走らせる。参ったよ」と不信感を募らせ、同コーチはわずか1年でユニホームを脱いだ。それ以降、伊原コーチは球場で会ってもあいさつもないという。遺恨はくすぶり続けていた。
 巨人とは6月14日からのホーム2連戦で対決する。「おれに負けるから悔しいんでしょ。おれに対する敵対心だよ。おれにやられるから腹が立つ。非常にいい(敵対)関係だよ」。現役時代から一貫して巨人に並々ならぬライバル心を燃やし続けてきたノムさん。今回の伊原発言は望むところとばかりに、不敵な笑みが浮かんだ。

日本人の宗教観調査

2008年05月30日 19時34分40秒 | Weblog

読売新聞が「日本人」の宗教観を調査している。

 

宗教「信じない」7割、「魂は生まれ変わる」3割…読売調査

5月29日23時41分配信 読売新聞


 読売新聞社が17、18日に実施した年間連続調査「日本人」で、何かの宗教を信じている人は26%にとどまり、信じていない人が72%に上ることがわかった。

 ただ、宗派などを特定しない幅広い意識としての宗教心について聞いたところ、「日本人は宗教心が薄い」と思う人が45%、薄いとは思わない人が49%と見方が大きく割れた。また、先祖を敬う気持ちを持っている人は94%に達し、「自然の中に人間の力を超えた何かを感じることがある」という人も56%と多数を占めた。

 多くの日本人は、特定の宗派からは距離を置くものの、人知を超えた何ものかに対する敬虔(けいけん)さを大切に考える傾向が強いようだ。

 調査は「宗教観」をテーマに面接方式で実施した。

 死んだ人の魂については、「生まれ変わる」が30%で最も多く、「別の世界に行く」24%、「消滅する」18%--がこれに続いた。
 

「先祖を敬う気持ちを持っている人が94%に達する」というのは、ちょっと信じがたい数字だ。
私の周りでは、相続をめぐって嫁にでた親族が実家の墓を要求している事例がある。有名人である●●●●●の墓がある寺だから、ステータスが高い、だから墓をよこせという話だ。
先祖を冒涜する呆れた話なのだが、実家の墓がカネに見えてしまう、この親族は、自分は敬虔なカトリック信者だと言い張っている。
今や宗教さえもが見栄とカネもうけの手段なのだ。
 

野村監督の「楽天×巨人」戦

2008年05月30日 11時09分32秒 | Weblog

昨晩の「楽天×巨人」戦は、いろいろな意味で面白かった。野村監督のトゲのあるコメントには、巨人関係者も耳を傾けるべきだろう。

ボール球をストライクと判定された山崎選手は、巨人びいきの審判に首を傾げていた。”球界の盟主”を気取って、カネで他球団の選手を採ってきたチームが、まだ勝率5割にも達しないのだ。

くたばれジャイアンツ!!

 

「バカじゃなかろ~か」ノム毒舌爆発

5月30日9時31分配信 デイリースポーツ


「バカじゃなかろ~か」ノム毒舌爆発

 笑顔で選手交代を告げる野村監督=東京ドーム

 「巨人2-4楽天」(29日、東京ドーム)
 勝てば官軍だ。2点のリードを継投で逃げ切り、巨人から会心の勝利。東京ドームの連敗を3で止め、交流戦の首位タイをキープ。上機嫌の楽天・野村監督はこれでもかとばかりに、“巨大戦力”を皮肉った。
 相手のミスによるあっけない幕切れに、ノムさんの笑いが止まらなくなった。2点リードの九回、二死一塁から矢野が盗塁死で試合終了。「バカじゃなかろ~か、ルンバ!!」。満面の笑みを浮かべ、皮肉交じりの鼻歌で会見場に登場した。
 走者をためたい場面での盗塁死に「分かんねえなあ。今日は解説が難しいんじゃない?1点なら盗塁も分からないでもない。(矢野が)勝手に行ったんだろう。普通は走らせないだろ」と、首をひねった。
 “猛口撃”は止まらない。四回、カウント2-0から山崎武が放った同点弾にも触れ「空振り、空振りでゴーン(本塁打)か。巨人は面白い野球するねえ。野球は意外性のスポーツだよ」と、阿部の配球を鼻で笑った。
 試合中には森球審にクレームをつける場面も見られた。「ストライクゾーンの文句を言ってやったんだ。うちには辛く、(ストライクを)取ってくれないから。相変わらず、10人で野球やってるわな。リーグの伝統だわ」。監督を務めたヤクルト、阪神時代にも経験したという“巨人びいき”の判定にも、注文を忘れなかった。
 試合終盤には東京ドームの観客に手を振る余裕までみせた。「巨人は強い、さすが!今日の勝ちは大きいわ。強い巨人に1勝1敗なら御の字だ」と、最後も皮肉で締めたノムさん。軽やかにバスに乗り込んだ。


ネパールの「共和制」は歴史の進歩なのか?

2008年05月28日 13時23分51秒 | 歴史

今日からネパールが「王国」から「共和国」に移行するという。


 【カトマンズ=永田和男】ネパール制憲議会は28日招集され、冒頭、新たな政体を連邦共和制と宣言して、正式に240年続いた王制に終止符を打つ。

 王室に近い筋によると、ギャネンドラ国王(60)は宣言採択後、国民向けの声明を発表して所感を明らかにする。国王は宣言採択で一市民となり、ネパール国内に住むことを認められるものの、国有資産である王宮からの立ち退きを求められる。これまで王制廃止決定の場合の身の振り方について自身の考えを明らかにしておらず、ただちに王宮明け渡しに応じるか、憶測を呼んでいる。

 一方、首都カトマンズでは、制憲議会会場となる国際会議場などで26日起きた爆弾騒ぎに続いて、27日も共和制を祝うコンサートの会場で爆弾が破裂する事件があり、少なくとも1人が負傷した。王制廃止に反対する勢力の関与が疑われており、市内では警官1万人以上が動員されて厳戒態勢を敷いている。


かつて東欧の最貧国といわれたアルバニアは、社会主義の崩壊に伴い、王政復古を試みたことがある。遙か昔に亡命していた王家の末裔をアルバニア国王に迎え入れて、混乱の極にある国内の求心力を高めようとしたのだ。
アルバニアを支配したエンベル・ホッジャという独裁者は、ミニ・スターリンと言うべき人物であった。相次ぐ粛正で敵対者を葬り、何十年も鎖国に近い国内体制を維持した結果、アルバニアは世界の最貧国の一つとなっていた。国土に鉄道はなく、首都チラナに続く交通網は、未舗装の道路に不定期なおんぼろバスというありさまだった。病院に薬はなく、国民には何の娯楽もなかった。「ヨーロッパの社会主義の灯台」と自ら豪語したアルバニア労働党(=共産党)だが、その首都チラナでは、夏の夜、車も通らない街路に人々が出て”散歩”するのが唯一の娯楽だったという。


何故こんなことを書くのかというと、ネパールが「共和国」になったからといって、何かが進歩したと思うのは誤りだということ。上述のアルバニアは、「社会主義革命」で「王政」を倒し、自称「ヨーロッパの社会主義の灯台」にまでなった、大層ご立派な国家だった。だが、社会主義崩壊後は、一気に王政復古まで戻ろうとしたのだ。社会主義→資本主義→王政という「歴史の発展段階」を一気にを歩もうとしたわけだ。


われわれは無意識のうちに「歴史は進歩する」という概念を植え付けられている。マルクス主義理論では、王政→ブルジョア共和制→社会主義へと歴史は”発展”するのだが、これはもはや時代遅れのイデオロギーとなった。社会主義の幻想は潰えたとしても、王政は歴史的に”遅れた”体制だという認識は、依然として一般的ではないか。だが、アルバニアの例を見ても分かるように、経済の発展も言論の自由も何もない自称「社会主義」国家では、王政よりもはるかに残虐な粛正、人権無視が横行していたのだ。

要するにネパールの「共和制」を手放しで喜んではならないということだ。井沢元彦氏の例にならえば、「共和制」という「言霊」を信じてはならないのだ。

 


ショスタコーヴィチの「セカンド・ワルツ」

2008年05月26日 18時54分56秒 | 音楽・映画
またショスタコーヴィチの話題。
彼のジャズ組曲の中に「セカンド・ワルツ」という曲がある。
最近では映画「アイズ・ワイド・シャット」で使われたり、アンドレ・リュウが採り上げたりしている。

私が最初にこの曲を聴いたのは、アンドレ・リュウが来日した時のコンサートだ。もの悲しく、うらぶれたワルツの調べに、他の曲とは全く異質なものを感じた。それはウィーンの社交界で奏でられる音ではなく、場末の盛り場でわびしく流れている音楽のようだった。真っ先に連想したのは、ニーノ・ロータのメロディだった。

ソビエト社会主義体制の中にあって、音楽家として一生を貫いたショスタコーヴィチは、実は社会主義など信じていなかった。それは第5交響曲に秘めた暗喩が示すとおりなのだが、この「セカンド・ワルツ」にも謎めいたものを感じるのは私だけなのか。


ショスタコーヴィチの音楽は奥深い。

ショスタコーヴィチの「信じるな!」

2008年05月24日 21時57分26秒 | 音楽・映画

NHK・TVで放送されている「悲劇のロシア」は実に興味深い。

ロシア文学者の亀山郁夫氏が、ドストエフスキー、エイゼンステイン、ショスタコーヴィチなどの芸術家、音楽家を毎回採り上げて、ロシアの悲劇の実相に迫る。

ショスタコーヴィチを採り上げた第8回を見る。
交響曲第5番(1937年)は、ショスタコーヴィチが批判を受けた後、名誉を挽回するためにつくられた。社会主義を賛美し、スターリンを満足させるために作曲されたと言われる。
だが、「ショスタコーヴィチの遺言」などの書物によって、その社会主義礼賛については、大きな疑問符がつけられてきた。

交響曲第5番の第4楽章の冒頭は、「ソ・ド・レ・ミ♭」で始まる。これは、ビゼーの「カルメン」の「ハバネラ」から借用したパロディで、「カルメン」では「信じるな!」というセリフが割り当てられている部分である。だとすれば、「社会主義を信じるな!」「私は社会主義を信じない」というメッセージが込められていることになる。ショスタコーヴィチは、生命をかけて、このメッセージを遺そうとしたのだ。


このようにこの番組は、ロシア知識人の底知れぬ深さを教えてくれる。


スターリン時代にも匹敵する毛沢東の圧制下で、中国の知識人はこういう記録を残したのだろうか?文革時代の隠されたエピソードが明らかになれば、実に興味深いことなのだが…。

 

 


公務員は奴隷か!? 橋下大阪府知事の給与カット提案

2008年05月22日 19時02分14秒 | 社会
橋下徹・大阪府知事が、府職員の給与及び退職金の大幅カットを提案している。


職員月給、15%カットを提示=都道府県で最低水準-大阪府 5月22日17時1分配信 時事通信

 大阪府は22日、職員の月給を16-4%、退職金を10-5%それぞれ削減する案を職員組合2団体に提示した。期間は8月から2010年度末までで、削減総額は08年度で352億円。現在実施中のボーナスなどのカットを含めた職員1人当たりの今年度の平均削減率は15%。国家公務員を100とした場合の地方公務員(一般行政職)の基本給水準を表すラスパイレス指数は、09年4月時点で89程度となり、都道府県で最低レベルとなる。
 一般職の退職金カットに踏み込むのは都道府県で初めて。橋下徹知事の財政再建に向けた決意の表れで、府は7月議会への関係条例案提出を目指すが、組合側は猛反発しており、交渉は難航が予想される。


 15%もの給与カット提案は前代未聞で、これが実施されれば、50歳の課長級職員で年収が83万円カットされるという。府職員労働組合は、猛反発しているという。
マスコミによる、意図的な公務員バッシングが続くなかで、橋下府知事の提案は、結局受け入れられてしまうのだろうか?

地方に住む人はよく分かるのだが、(地方)公務員に対するイメージは都会とは全く異なっている。「ずるい」「羨ましい」とかいう感情よりも、ずっと身近な存在なのだ。地域を支えている存在であるという認識も都会よりずっと高いのではないか。

小泉改革以降の「民活重視」「公務員削減」の波は、公務員のアイデンティティまで奪おうとしている。職務の公平性、中立性を担保に与えられている公務員の経済的な権利まで、時の政治権力が簡単に奪うことが出来るのだとすれば、公務員になろうとする人などいなくなるだろう。

府職員労働組合は「橋下知事はただの壊し屋だ」との声明を出した。然り!マスコミのバカ番組で有名になった、一介の弁護士が、高邁な理想や思想などあるはずもない。公務員諸氏は、いまこそ憤るべきなのだ。

あきれた石原都知事の台北”放言”

2008年05月20日 11時34分50秒 | 社会

台湾総統の就任式で台北を訪れた石原都知事が、次のように”吠えた”と伝えられている。


「四川省は原爆のメッカだからな」。東京都の石原慎太郎知事は19日、訪問先の台北で、中国・四川大地震について、中国政府が当初、各国からの援助隊派遣を断っていた事情について、こう解説してみせた。

 石原知事は同日、馬英九新総統の就任式に出席するため、知事就任以来7度目の台湾入り。同日午後にはこの日、総統任期の最後の日を迎えた陳水扁総統と会談。陳総統の前で「
台湾は自由社会だ」とベタ褒めし、筋金入りの“親台派”ぶりを見せつけた。

 石原知事は会談で、「台湾の個性」を強調した陳総統のメッセージに心を打たれた様子で、会談終了後には報道陣に対し得意の中国批判をすかさず開始した。

 まずは、日本と
台湾のマリンスポーツ交流のアイデアを披露した上で、「発展途上国とは様子がだいぶ違うから、これだけの消費性のある社会になれば若い人たちのホビーが経済的に膨らんでいく。そんな手伝いは簡単にできますよ。中国だったらできないね。そんな余裕ないんだから」と述べた。

 さらに
、四川大地震については「本当にお気の毒だ」とした上で、「四川省は原爆のメッカだからな。核の装備、施設全部あそこにあるんだからね。援助(を受ける)という形で簡単にオープンにできない節もあったのだろう」と、中国政府の事情を独自“分析”。「災害対策はぜんぜん進んでないし、危機管理の能力がない」とバッサリ切り捨てた。

 石原知事は「辞める寸前に
台湾台湾なんだ、決して中国ではないんだ、と。人間の尊厳は自由と独立。私はやっぱり、自由と独立を大事にする人間だし、台湾が香港の運命をたどることがないように願っているし、そのための協力はするつもりでいる」と語気を強めて、総統府を後にした。

 石原知事は
北京五輪の開会式に招待されているが、出欠席については明言を避けている。


どうにもならないいつもの放言だが、こんな男が「親台湾派」では、金美齢氏、許世諧氏などもかえって迷惑なのではないか!?
石原が都知事在任中に東京直下大地震が起こったら、中国人は「それ見たことか」と思うのではないか。石原のKYぶりには呆れいるばかりだ。
新銀行東京の問題を見ても分かるように、手柄は全部自分のもの、責任はすべて部下に押しつける、これが石原の本性なのだ。
こんな男が都知事とは…。日台間系にも日中関係にもマイナスでしかない。

 

 


四川大地震~被災者の本音は「反日」

2008年05月19日 12時17分18秒 | Weblog

 

国際緊急援助隊の派遣によって、中国の対日感情が一気に好転したかのような脳天気な報道が続いているが、現実はそんな甘いものではないようだ。
今朝の産経新聞は、次のように報じている。


 日本の国際緊急援助隊は18日、「いちるの望み」(隊員)をかけ、多くの生徒、児童が下敷きになった学校の倒壊現場での捜索・救助活動を始めた。ただ、同隊への感謝の声が絶えない被災民とは異なり、人民解放軍などの反応は手放しで「歓迎」とはいかないようだ。(綿陽市北川県 野口東秀)

 中国政府が日本の援助隊を真っ先に受け入れたのには、日中関係の重視や国際協調をアピールする狙いがあったが、民政省などは「反日感情」を危惧(きぐ)し受け入れに消極的だったという。

 その懸念は、被災住民に関する限り払拭(ふっしょく)されたといっていい。しかし、捜索・救助活動にあたる軍などの間には複雑な感情がみられる。

 捜索・救助活動を現場で統括するのは基本的に人民解放軍だ。実際、大規模な災害時に救助や物資の輸送などを行えるのは、軍や消防などをおいてほかにない。


17日、日本の救助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の一人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。…ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか」と話す。…「軍などが一旦捜索し救助活動を終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」とも言う。
現場の軍関係者などのよる感情の吐露は、日本からの援助隊を受け入れる土壌が整っていないことを浮き彫りにしている。《野口東秀記者 産経新聞 2008.5.19》


朝日新聞やTVのワイドショウばかり見ていては、こういう情報は全く伝わってこない。中国への好き嫌いは別としても、このような冷静な情報をきちんと伝えているメディアは、中国の太鼓持ちと化した朝日よりずっとましだと思う。

 

 


不発弾処理の街

2008年05月18日 13時24分09秒 | Weblog

のんびりした日曜日でも、緊張が走る街角があった。


 東京都調布市国領町1の京王線地中化工事現場で見つかった戦時中の不発弾の撤去作業が18日、行われた。

 同市は周辺住民約1万6000人に退去命令を出し、住民らは近所の小学校などに一時避難したほか、京王線や国道20号線が一時通行止めとなった。

 問題の不発弾の信管を抜く作業は午前11時に開始。陸上自衛隊の隊員らが約30分かけて慎重に起爆装置を取り外した。同市はこれを受けて同11時36分に安全宣言を出し、警戒区域の指定を解除した。


この爆弾は、63年前に米軍のB29爆撃機が落としたもの。日本の戦闘機が体当たりをしてこのB29を撃墜したのだが、そのときの一部始終を目撃した人が今も健在で、当時書いた絵日記を持っているそうだ。

 


グリーンピースは「環境カルト集団」だ!

2008年05月16日 17時36分22秒 | 社会

調査捕鯨の鯨肉を「業務上横領」したとして、乗組員を告訴していた「グリーンピース」が、実は鯨肉の入った宅急便を窃盗したということが分かった。


 日本の調査捕鯨船「日新丸」の乗組員が鯨肉を横領したとして、環境保護団体グリーンピース・ジャパン(GP)が告発状を出した問題に絡み、鯨肉を配送した西濃運輸(岐阜県大垣市)が16日、宅配中の段ボール1箱が盗まれたとして、青森県警に被害届を出した。
 GPは15日、鯨肉入りの段ボール1箱を4月16日に西濃運輸の青森支店で入手したと説明。送り主の了解は得ておらず、顧問弁護士は「形式的には窃盗かもしれないが、横領行為の証拠として提出するためで、違法性はない」としていた。 


「グリーンピース」の顧問弁護士の言っていることは、「オウム」の青山弁護士と全く同じだ。弁護士資格など剥奪すべきだろう。
「環境」「平和」「人権」「反捕鯨」など、一見もっともらしい主張をする連中の実体とはこんなものなのだ。
こういう連中を持ち上げてきたマス・メディアの責任も重大だ。「朝日新聞」などは、どう強弁するのかみものですらある。


環境カルト集団という言葉を、彼らにプレゼントする。


東京直下大地震のXディ迫る

2008年05月16日 08時40分24秒 | Weblog
マス・メディアは、中国・四川大地震の報道合戦で大騒ぎだ。直前に大騒ぎしていた、京都・舞鶴の女子高校生殺人事件など、もうそっちのけという感じだ。

センセーショナルな画像さえ撮れればいいという、TV局の報道姿勢は特に問題だ。中国政府の対応をあげつらって、中国バッシングをしているようなTV局も見られるのは、残念なことだ。そんなことをしている場合なのかと思う。

先日、茨城県で震度5弱の地震があった。この20年間、多分、東京都には震度5弱の地震が起きていないのではないか? 伊豆七島や千葉県沖の地震は頻発しているのに、どういうわけか東京には大きな地震が起きていない。

東京直下型地震は、そんなに遠くない日に起きるかも知れない。超人口密集地の被害は、想像を絶する被害を引き起こすに違いない。
道路特定財源がどうのこうのと騒いでいるが、地方の道路よりも首都圏の地震対策の方が緊急ではないのか。


私の身内のひとりは、東京で働いている。23階建てのビルの10階だそうだ。四川大地震の映像を見るたびに、明日は我が身だと思思えてくる。

グリーンピースの「反日活動」

2008年05月15日 18時53分52秒 | Weblog

またまた「グリーンピース」がおかしなことを始めた。


日本の調査捕鯨で捕られた鯨肉を乗組員が無断で持ち出している疑惑について、環境NGO「グリーンピース(GP)・ジャパン」が15日、東京都内で記者会見した。船から配送されたという段ボール箱に入った塩漬けの肉を「証拠品」として示し、疑惑解明や調査捕鯨の見直しを訴えた。同日午後、乗組員ら12人を業務上横領の疑いで東京地検に告発する。

GPによると、箱に入っていた鯨肉はベーコンの原料になるウネスと呼ばれる部分で23.5キロ。市価で11万~35万円相当という。星川淳事務局長は会見で、「調査捕鯨には税金も使われている。日本の信頼にかかわる問題で、政府は徹底して真相解明する必要がある」と話した。また、水産庁に対し、調査捕鯨を実施している財団法人日本鯨類研究所などの調査捕鯨許可を停止するよう求める文書を送ったという。


何故、グリーンピースがこの一件を知ることが出来て、当該鯨肉まで入手出来たのか?もし、調査捕鯨船関係者に了解なくして、鯨肉を入手したのなら、これは間違いなく犯罪行為なのに、ニュースではその点が全く触れられていない。違法行為がなかったとすれば、調査捕鯨船関係者の内部告発があったということになる。”鯨を守れ”という欧米流イデオロギーに毒された関係者の家族が、内部告発したということだろうが、それにしても後味が悪い事件だ。


(財)日本鯨類研究所のコメントによれば、乗組員に鯨肉を渡すのが慣例になっていたという。それを「業務上横領」とは…!
目尻をつり上げて、告発状を読み上げる「グリーンピース」の担当者を見ていると、まるで「オウム」の信者そっくりで、キツネ憑きのようだった。

「環境」「鯨」等々、保護を唱えるのは自由だが、まるで何かに洗脳されたかのような行動にはとても賛同できない。これを大々的に採り上げるマスメディア(特に朝日・毎日系の)は、本当に日本が嫌いなのだなと思うのだ。

 

 

 


四川省・大地震の被災者を救援しよう

2008年05月14日 00時56分01秒 | Weblog
昨日、中国映画「胡同のひまわり」(2005)を見ていたら、1976年に起きた唐山大地震の際に、北京の胡同(フートン)に住む人々が避難する光景が描かれていた。当時の中国は、外国の通信社の取材など一切許可しなかったので、この映画で地震の当時の模様を知ることが出来た。
映画は「現代化」に伴う経済発展によって急速に失われていく胡同の生活を描いていた。これを見ると、どこの国でも、いかなる政治体制でも、市井の人々の暮らしはさほど変わらず、共感を覚えることも多い。


今回の四川省・大地震では、中国のマスコミがきちんと被害状況を発信していることに好感を覚える。香港のブログでは、「聖火リレーを中止せよ」という書き込みも見られたという。その後、中国オリンピック委員会が聖火リレーの縮小を決めたのも、中国に「世論」というべきものが生まれつつあるのだと感じさせる。


「ラサ暴動」「毒入りギョウザ」など、最近の中国には腹立たしいことも多い。一部のブログでは、今回の地震で喜んでいるようなものも見受けられる。
だが、地震は「明日は我が身」、率直に被災者を救援しようではないか。