澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

武者小路公秀 「お公家さま」の哀しき末路

2019年11月14日 18時44分36秒 | 社会

 先日、「虎の門ニュース」(11月6日)を見ていたら、ジャーナリスト・大高未貴が「慰安婦などの反日活動を取材すると、いつも“武者小路公秀”に行きつく」と語っていた。MCの 居島一平が「朝鮮奨学会理事で反米・反体制・反権力主義者で人権擁護法案の推進者。解放同盟と関係深く、チュチェ思想国際研究所の理事。朝鮮労働党と日本共産党の関係改善の斡旋を務めた人物ですね」と続けた。

 この武者小路公秀という人物、ことし90歳になるのだから、若い人はご存知ないだろう。ウン十年も前のことだが、私はこの人の授業を履修したことがある。「国際政治の数量分析」という仰々しい科目名だったが、所詮、羊頭狗肉で知られる大学だけあって、その内容も狗肉そのものだった。その時の武者小路教授は、優柔不断で覇気が感じられず、やはり「お公家」さんの出なんだなあ、と感じた。

 当時、マスメディアでも名が知れていた武者小路が、最終的には朝鮮総連の幹部が設立したとされる「大阪経済法科大学」に在籍するに至る経緯は、極めて興味深い。国連大学副学長の時代には、承知の上でKGBのエージェントを受け入れたという。

「徹底した反米反体制、反権力主義者。人権擁護法案の推進者の一人であり、同法案の草案をつくった人権フォーラム21の代表で推進派の解放同盟との関係も深い。また主体思想国際研究所理事や、坂本義和と共に朝鮮労働党日本共産党の関係改善の斡旋役を務め[2]、2007年には朝鮮総連が主催する在日本朝鮮人中央大会に来賓あいさつを述べている[3]。また、2008年にはチュチェ思想全国フォーラムに講師として招かれた[4]。親北朝鮮の季刊誌『金日成・金正日主義研究』にも反覇権主義、反植民地主義についての論考を寄稿している[5]。」

アメリカ同時多発テロ事件後は、「イスラーム世界と日本とは、共通の西欧近代の超克という課題をもっている」として、「西欧中心の「オリエンタリズム」的現実を、一日も早く清算する必要がある」、「私たち日本人は、日本が「イスラーム」と一緒に非文明の側に分類されているという基本的な事実を忘れてはいけない」と主張し、「かつての日本の「カミカゼ=特攻精神」と今回のイスラーム「原理主義」テロリストに、共通するひとつの心情がある」と、戦時中の日本の精神性とイスラーム原理主義との間の共通性を指摘した[。」(Wikipedia)

 大昔の授業を通してしか知らない私にとっては、その後のこの教授の過激な変貌ぶりには驚くばかりだ。個人的な理由(妻と離婚。黒人女性学者と再婚。同じ敷地内に住んでいた元妻は自殺。この事実は「週刊新潮」などで大きく取り上げられた。)なのか、クオーターの白人の血が流れる自らの出自を見つめたうえで過激な反西欧思想に至ったのか、いろいろ考えさせられた。

 ところが、思わぬところで上念司の一言が、疑問を氷解させた。上念は「武者小路という人は、自分をヨイショと持ち上げてくれて、いい気分にさせてくれる所なら、どこでも行く人なんじゃあないの」「金目的というより、周りからチヤホヤされたい。反日界隈ではスーパースターとなりたいから」 と看破した。確かに「お公家さん」とはそういう人種であるのだろう。いつでも「特別扱い」をされて当然という思考形態。それにしても、高貴な身分をネタにして、チュチェ思想礼賛にまで走ってしまうとは…。似非知識人の哀しい末路を見た思いだ。 

 

総選挙 緊急提言集会 武者小路公秀さん(大阪経済法科大学特任教授)



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-11-15 14:04:04
ご指摘の大学、ご存じとは思いますがGoogle検索で「うえろくとる」と入力するだけで、麗しいサジェストが表示され、検索後の内容も(以下文字数・・・
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