ウクライナ政府は、ロシアの侵略に対抗して様々な広報手段を駆使している。周知のように、大統領自身のSNS発信は大きな影響力を持つに至った。
そのウクライナ政府による発信のなかで、日本人には棘(とげ)が刺さるような思いがする映像があった。それは、昭和天皇をヒトラー、ムッソリーニと並べて表示し、第二次世界大戦における反ファシズム戦争の意義を強調している。
早速、「ネトウヨ」の方面からは、「ウクライナはけしからん」というような反応が出ている。だが、ウクライナ政府は、現在の日本政府を批判してこのような映像を流しているのではない。一般のウクライナ国民にとっては、日独伊はかつてファシズム国家であり、その指導者は上記の三人だったと認識している。
1945年5月、ヒトラーはベルリンの地下壕で自殺、続いてムッソリーニは民衆の前で絞首刑に処された。だが、天皇は戦争責任を免れて天寿を全うした。この厳粛な事実を前に、彼我の違いを説明するのは、こちら側の責任でもあるのだろう。
欧米人にとって、日本は異質なルールに基づく別世界に見えるのだろうか。三者を並べられて憤激するのではなく、何故、彼らがそう考えるのかを、もう少し冷静に「検討」すべきだろう。「検討使」岸田サンには、大いに期待している。
【一般公開】2022年4月24日カッパえんちょーライブ袋、ウクライナ政府、昭和天皇をヒトラー・ムッソリーニと並べて生首として表示⇒在日ウクライナ人火消しに奔走【カッパえんちょー】
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