澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

台湾・元日本軍兵士のボールペン~「海角七号」試写会にて

2009年03月31日 13時13分02秒 | 台湾
台湾映画「海角七号」試写会(3月29日 於私学会館)の会場で、ボールペンをいただいた。この映画の記念品だと思っていたが、自宅に帰ってよく見てみたら驚いた。




このボールペンには、「元ビルマ派遣森七九00部隊 ●錦文」と書かれていて、台湾の電話番号も付されていた。
「日本人」として徴兵され、ビルマ戦線で闘った戦士なので、もう85歳前後になるはずだ。先日、TV「世界ふしぎ発見!」でも、嘉義農林学校野球部として甲子園大会に出場した選手達が登場したが、彼らも82歳から85歳になっていた。

台湾人が今なお親日的であることは知られているが、日本人の多くはその理由がはっきりとは分からなかった。日本の敗戦で台湾は、蒋介石の国民党政権に支配されたが、その弾圧と暗黒政治は、大陸中国との比較でしか語られなかった。台湾で多数を占める台湾人(本省人)が蒋介石政権によりどのような悲惨な弾圧を受けたのかは、ほとんど知らされてこなかった。李登輝氏が登場する1990年代までは、国民党の「白色テロ」に怯え、本心を語ることさえ許されなかったのだ。

「海角七号」の会場で配られたボールペン、その頭にはライトもついていて、ちょっとしたものだ。台湾に行ったら、そこに書かれた電話番号に電話してみたいと思った。




海角七号 映画オリジナルサウンドトラック(台湾盤)

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台湾映画「海角七号」は日本人の共感を得られるのか?

2009年03月30日 11時57分22秒 | 台湾
昨日「海角七号」の試写会が東京で行われた。日本語字幕入りでの初の上映だった。


  

私は出席しなかったのだが、上映後、懇親会が行われた。その席上、小林よしのり氏が「台湾と日本の関係の歴史を知らない人が見ても感動できるだろうか?台湾と日本の歴史を知っているから感動できるのでは?」と述べられたようで、日本での公開については、いくつもの課題があることを感じさせた。
個人的な感想になるが、「台湾と日本の関係史」と言っても、それこそ小林よしのり氏の「台湾論」や蔡氏の「台湾人と日本精神」などを読んで、初めて知ったことが多いのだ。

遠い昔の大学時代、毛沢東の「新中国」は「好」、蒋介石の「中華民国」は「不好」というような時代風潮があり、台湾人(本省人)の本心や「2・28事件」について知らされることは全くなかった。故・関寛治東大教授がある会合で「台湾独立運動を主張する人は、米国CIAの手先だ」と広言したのを今も覚えている。今思えば、この言葉は台湾独立運動に命を捧げてきた、金美齢氏や許世楷氏に対する最大の侮辱であった。当時は、著名な東大教授・国際政治学者でさえこのように言っていたのだ。

昨日、試写会に参加した方のブログに次のように書かれていた。
「この映画に難色を示している中国共産党の幹部の皆さんや、『台湾は中華人民共和国の領土である。』と教えていた本市の中学校の先生方に是非見ていただきたいと思います。」
これは、東京都のある市会議員が書いたもの※だが、デジャブ的な違和感を覚えた。こういう物言いは、かつて反体制運動として「日中友好運動」を進めていた連中と全く同じなのだ。確かに、穏和な私でさえ、偏向した社会科教師には腹立たしい思いがある。だが、これは市議会議員という立場で言うべき言葉ではない。

※http://blogs.yahoo.co.jp/amame1968/39623487.html

この議員さんは、かつてNHK中国語講座問題というのがあったことをご存じなのだろうか? 日中国交回復前夜、「ひとつの中国」論が沸騰する中で、NHK中国語講座は、具体的な中国の地名、固有名詞の使用を避けてきた。NHKの方針は政治的な介入を避けるためだったのだが、結局、「何故、北京の地名を入れないのか」「中国とは中華人民共和国のことだ」といった政治的主張に巻き込まれ、「同志」「愛人」といった大陸の中国語を多用せざるを得なくなったのだ。この事件の教訓はただひとつ、何でもかんでも「政治」と結びつけてはならないということだ。語学学習は語学学習であって、「中国はひとつ」だと政治的に目覚めたとしても、中国語が上手になる訳ではない。われわれの世代は、こういう政治的な争いを幾度も見聞きしてきたので、勇ましい主張が必ずしも美しい果実を結ぶわけではないことを知っている。

というわけで、「海角七号」に関しては、過度な政治的、歴史的思い入れは慎みたいと思っている。それがこの映画を見守る正しい態度だろう。

それにしても、映画の冒頭の次の言葉はいつまでも心に残る。

「…(あなたを)棄てたのではない。泣く泣く手放したのだ」

確かに日本人は「小さな島」の「友」(=小島友子)を「「…棄てたのではない。泣く泣く手放したのだ」のだ、1945年と1972年の2度も…。




海角七号 映画オリジナルサウンドトラック(台湾盤)

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「海角七号」試写会

2009年03月29日 23時09分25秒 | 台湾
本日(3/29)、東京・アルカディア市ヶ谷(私学会館)で開かれた「海角七号」試写会(日本語字幕付き 李登輝友の会主催)に行く。
ロビーでは、金美齢氏と小林よしのり氏が談笑しているのを見かけた。
会場では、たまたま隣り合わせになったT氏と話す機会を得たが、T氏は75歳、この映画を見るために仙台から新幹線で駆けつけたそうだ。台湾に友人がいて、台湾人と日本人は同じ島国同士なのか、相性がよくずっと仲良くしていると話してくれた。



映画のあらすじはyoutubeなどを通じて知っていたが、ようやくホンモノを見ることができて、うれしさもひとしお。
映画を見て知ったのだが、60年前、小島友子に出した手紙は、結局、本人のところに届くのだった。彼女は今はもう80歳、届いた手紙を読む後ろ姿だけが映し出される。あと10年たって、このストーリーで映画を作っても、リアリティは感じられない。タイムリミットぎりぎりで、この映画はつくられたことになる。
日本語で歌われる「野バラ」の大合唱で終わるのだが、サウンドトラックCDを聴いただけでは分からないディテールが分かって、あらたな感動が加わった。

「海角七号」は歴史的、政治的にも深い意味合いを持つ映画だが、むずかしいことはさておいて、ぜひとも日本と台湾を結ぶ新旧のラブ・ロマンスに焦点をあてて、日本公開を興行的にも成功させてほしいと願う。




「海角七号」のロケ地を巡るツアーのパンフレットもいただいた。(写真上)この美しい恒春をぜひ訪れてみたいと思う。

「北ミサイル破壊命令」を非難する人たち

2009年03月28日 14時24分01秒 | Weblog

北朝鮮のミサイル発射に関して、政府は「破壊措置命令」を発令した。これに対して、辻元清美(社民党)は「撃墜して、その破片が市民に損害を与えたら、政府はどう責任をとるのか」などと発言し、また、TBS系のラジオでは荒川というキャスターが「当たらないかも知れない迎撃ミサイルに多額の税金を使う。こういうのは税金の無駄づかいで、もっときっちりと話し合でやってほしい」というような妄言を吐いていた。「きっちりと話し合う」相手はあの北朝鮮だぜ、と電話で教えてあげようかと思ったが、ばからしいので止めた。

今朝の産経新聞によれば、「自衛隊法82条2の第3項に基づく破壊措置命令は非公表が原則だ。…だが、ミサイル破壊命令の公表は、政権にとってリスクも大きい。迎撃に失敗し、国民に被害が生ずれば批判は免れない。また、日米共同のMDシステムの稼働は、歴代政府の懸案である集団的自衛権の政府解釈の変更をめぐる議論に踏み込むことを意味する。…解釈変更は首相の”腹ひとつ”だが、リベラル勢力が反発することは間違いない。」

同じく「産経抄」は、「社民党の福島瑞穂党首など国会で”当たらない場合は国益を侵害する”と、早くも責任を追及しようという構えだ」と書いている。

「説明責任」という言葉が大流行の昨今だが、国防上の難題にまで、「相手には説明責任がある」と言い張るのは、果たしてまともな態度なのだろうか?
「説明責任」(Accountability)とは、野党やマスコミにとっては、願ってもない「おいしい概念」であるに違いない。だが、国家が重大な決断をせざるを得ない状況下で、政府が決定を下したとたん、そのあら探しに狂騒するという態度は、健全な野党精神などではなく、「利敵行為」と呼ばれるべきではないか。福島瑞穂が言う「国益」とは、いったい何なのだろうか。

政府に「説明責任」があるのならば、同様の意味で社民党にも、「憲法第9条があれば国を守れる」「(あの)北朝鮮とでも話し合いで難題を解決できる」ことを説明する責任があるはずだ。

何でも政府や官僚に「説明責任」を求めればいいと言うものではない。マスコミや野党は、立派なご託宣を述べる前に、自らやっていることを「説明」し、「責任」を果たしているか考えたことがあるのか。「国益」を顧みない売国的なパフォーマンスは、もういい加減にしろと言いたい。

 

 


鹿鼎記が気になる

2009年03月27日 23時52分18秒 | Weblog

ケーブルTVで映画「鹿鼎記」を見る。2008年、中国で作られた娯楽作品だが、なかなか面白そう。

中国語の発音を聴くのにも役立ちそうだ。

http://www.necoweb.com/neco/sp/rokuteiki/


活劇と思っていたら、尖閣列島問題も盛り込まれていて、「中国人民」に対する「啓蒙映画」の側面も持っているようだ。こんなところまで、「反日」が組み込まれているとは、面白さが半減してしまうのだが‥。

 

ウィキペディアより引用】

概要 [編集]

明報』において、1969年から1972年まで連載された。

康熙帝時代のを舞台に主人公、韋小宝が機転と運で出世していく作品。これまでの金庸作品と大きく違うのは、主人公である韋小宝は武術が殆どできないという点である。また、金庸作品の主人公といえば厭世的で、禁欲的と相場が決まっているのに、本作の主人公は出世のためには平気で人を陥れることをも辞さないうえ、好色であり最終的には7人もの妻を得ている。

このあまりの作風の違いから、連載中は「別人が代筆しているのではないか?」との疑惑が持たれたという。もっとも、韋小宝も「義侠心に厚い」という一線は守っており、たびたび反清復明活動を続ける組織に所属することと、康熙帝に仕えることにジレンマを感じる様子が描かれている。

なお、作中では民族の対立についても書かれており、民のことを第一とする政治をしながら、明の暗君の時代を懐かしむ漢人に対し康熙帝が悩む姿も見られる。さらに、現在日本と中国の間で領土問題になっている尖閣諸島(作中では通吃島、のちに釣魚台)についても記述がみられる。詳細は通吃島を参照。

あらすじ [編集]

妓女の息子、韋小宝は康熙帝の親友として清に仕えつつも、同時に反清復明を企てる秘密結社・天地会の幹部にもなってしまう。ときとして、康熙帝のために数々の功績をあげつつも、あるときは天地会として反清運動にも参加する韋小宝。どちらの組織においても韋小宝は機転を利かせ、徐々に重要度を増してゆくのだった

 

 

 


台湾演歌考

2009年03月26日 12時27分22秒 | 台湾

台湾における日本演歌の受容について、興味深い論文が発表された。
台湾人が今なお「親日的」である理由もよく理解できる。
「単なる親日ではない。日本統治下では台湾独自の文化を主張した台湾住民が、国民党政権に対しては台湾語の日本演歌で北京語使用に無言の抵抗をした」のだ。

3月26日付・台湾演歌考

 台湾のシンクタンク中央研究院台湾史研究所の陳培豊氏が、「三つの演歌からみた重層的な植民下の台湾像」というユニークな論文をまとめた。

 日本語の演歌、そのメロディーに台湾語の歌詞を付けた歌、北京語の歌詞を付けた歌の三種を比較し、台湾で日本の演歌がどのように受け入れられたのかを調べた。

 台湾語は福建省の中国語方言で、終戦前から台湾に住む多数派住民の母語。住民は日本統治時代には日本語、戦後は大陸から渡ってきた国民党政権によって北京語の使用を強制された。陳氏は日本、国民党政権をともに「植民支配者」と位置付ける。

 台湾語の日本演歌は1950、60年代に大流行した。「単なる親日ではない。日本統治下では台湾独自の文化を主張した台湾住民が、国民党政権に対しては台湾語の日本演歌で北京語使用に無言の抵抗をした」と分析する。

 またその歌詞は、戦後の経済成長下、出稼ぎ者の郷愁や悲哀を歌った「怨歌」が多かった。この点は春日八郎の「苦手なんだよ」などの日本の元歌とも共通するが、歌詞は台湾社会の実態に合わせて巧みに「台湾化」された。

 70年代から90年代に流行した北京語の日本演歌は、「北国の春」など美しいメロディーだけを借り、恋の歌詞を付けた「艶歌」が多い。北京語の演歌を聴く大陸出身者の多くは「社会的弱者」ではなかった。

 歌は世につれ、世は歌につれ。今は演歌ブームも下火になり、夏川りみの「涙そうそう」など「いやし系」が人気だそうだ。


「海角七号」の上映会

2009年03月25日 12時37分24秒 | 台湾

台湾映画「海角七号」の上映会が、日本で行われる。主催は「李登輝友の会」。
ようやく日本でも見られる機会がやってきた。多くの人に観てほしい映画だ。

(李登輝友の会より引用)
【映画「海角七号」の試写会と懇親会のご案内】
    
 3月29日、台湾で昨年、記録的な大ヒットとなった映画「海角七号」(魏徳聖監督)の試写会を下記のような要綱で開催いたします。
 この映画は60数年前の日本人引き揚げという史実を踏まえ、日台をまたぐ新旧ふたつのラブストーリーを核とする映画で、「何回観た?」というのが挨拶になるほどの現象を台湾で引き起こしました。「悲情城市」などでおなじみの侯孝賢監督に「僕にとって10数年来で最高の台湾映画。見に行かなければ、絶対後悔します」と言わしめたほどの魅力的な作品です。
 そこで、李登輝元総統も推薦するこの映画の日本語字幕の翻訳などを本会がお手伝いした関係もあり、試写会を催すこととなった次第です。
 つきましては、日本語字幕版としては日本で初上映となりますので、皆様方にはご多忙のことと存じますが、ご出席賜りますよう謹んでご案内申し上げます。
 なお、参加者にはこの映画のPR版DVDをもれなくプレゼントし、また、懇親会参加者には、映画「海角七号」関連の素敵なグッズをプレゼントの予定です。

■日時 平成21年3月29日(日)
  受付開始:午後4時、映画「海角七号」試写会 午後4時20分~6時40分、懇親会 午後7時~8時30分

■会場 アルカディア市ヶ谷 3階 富士の間
東京都千代田区九段北4-2-25 電話:03-3261-9921 JR・地下鉄「市ヶ谷」駅 3分

■参加費 試写会:1,000円 懇親会:10,000円

■申込み 申し込みフォーム もしくはFAX・メールにて下記事務局まで(「お名前・ご住所・連絡先・会員か一般か・懇親会へのご出欠」を必ず明記ください)

締切 3月24日(火)
※日本李登輝友の会会員を優先し、受付順、定員(300名)になり次第締め切ります。後日、受け付けた旨を葉書でご連絡いたします。当日、必ず葉書をご持参のうえ受付にお出し下さい。
※ 一般の方で、お申し込みと同時に入会を希望された場合は、会員として優先いたします。

■主催・問い合せ


WBC 韓国監督の言い訳~イチローを敬遠すべきだった

2009年03月24日 23時30分21秒 | Weblog

先ほど、韓国のニュース番組でWBCの韓国監督が、信じられない発言をしていた。金監督は「ベンチではイチロー敬遠を指示していた」というのだが、日本だったらこんな言い訳をするだろうか。金監督はWBCチームの最高責任者だ。その人が選手に責任を押しつけるかのようなこの発言。韓国と日本の文化の違いを見せつけられた感じがする。

「サムライ・ジャパン」などという言い方は好きではないが、少なくとも「サムライ」として原監督は、金監督のような言い訳はしないしだろうし、日本国民もそれを受け入れないだろう。

韓国社会では、監督責任者が事業の失敗を部下に押しつけることが普通に行われているのではないか…と思わせる発言だった。もしかすると、日韓をめぐる歴史認識の問題についても、同じような論法で日本を責め立てているのではないかと疑った。
野球にとどまらず、こんな人たちの発言をいちいち真に受けて”謝罪”を繰り返すのは、「サムライ」のなすべきことではあるまい

韓国に比べれば、確かに日本人の考え方は「サムライ」なのだろう。思わぬところで、「比較文化論」の実例をみた。

【WBC連覇】韓国ベンチはイチロー敬遠を指示 金監督が中央日報に語る

このニュースのトピックスWBC

優勝トロフィーを掲げるイチロー=ドジャースタジアム(撮影、斎藤浩一) 優勝トロフィーを掲げるイチロー=ドジャースタジアム(撮影、斎藤浩一) 

 WBCの日本優勝を受けて中央日報(電子・日本語版)は「イチローを歩かせなかったのが敗因」とする韓国チームの金寅植(キム・インシク)監督のインタビューを掲載した。

 同電子版によると、金監督は同点で迎えた延長十回表二死二、三塁の場面で、イチロー選手と勝負したことについて、林昌勇(イム・チャンヨン)投手と姜●(=王へんに民)鎬(カン・ミンホ)捕手のバッテリーについて「 ベンチからサインが出て、それを捕手が理解した。 そして捕手が投手にサインを送ったが、安打を浴びた」と説明。ベンチはイチローとの勝負を避けるよう指示していたことを明らかにした。

 金監督はさらに、「悔やまれるのは、はっきりと敬遠のサインを送っておくべきだったということだ。捕手が変わり、若い捕手が作戦のサインを投手と十分に疎通できなかった可能性もある。(中略)それが悔やまれる」とベンチとの意思疎通がうまくいかなかったことが敗因と分析した。


もしかして「サヨナラ負け」になるのでは? WBC 日本×韓国

2009年03月24日 13時49分24秒 | Weblog

いま、WBC 日本×韓国戦の9回裏。

杉内に一球も投げさせないまま、原監督はピッチャーをダルビッシュにチェンジした。
原監督の投手交代はいつもワンパターン。去年の日本シリーズでもそうだったが、臨機応変な対応ができないようなのだ。(やはり、頭が悪いのだろうか…。)


ダルビッシュが重圧に耐えられるか。サヨナラホームランの悪夢が頭をかすめる。


台湾人も「日本がんばれ」~WBC 日本×韓国

2009年03月24日 11時21分58秒 | Weblog

台湾のブログを「WBC 日本 加油」で検索してみたら、「日本がんばれ!」と書かれたものがたくさん見つかった。「加油」は「がんばれ」だから当然といえば、当然だが。

いま、因縁の日本×韓国戦を見ているが、国歌斉唱時にいつもひとりだけガムをかんでいる小笠原(巨人)がタイムリー・ヒットを打ったので、その非礼を帳消しとしよう。


それにしても、TBS系列のTV放送は、「サムライ・ジャパン」「ジャパン」の連呼、連呼。なぜ、「日本」と言えないのか。
台湾の人々も応援しているのだから、「日本」はガンバレ

【台湾のブログ】WBC決勝、台湾人「日本がんばれ!」
 
  3月24日、ワールドベースボールクラシック(WBC)の決勝が行われる。決勝に進出したのは日本と韓国である。このブログは台湾のベースボールファンがWBC決勝に際して、日本への応援メッセージを綴ったものである。以下はそのブログより。
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  ワールドベースボールクラシック(WBC)の準決勝における日本対アメリカ戦を見た。この試合の勝者が決勝戦に進出することが出来るため、今回のWBCの核心的試合であるといえるだろう。

  試合開始直後、アメリカはホームランを放ち、勢いを感じた。三年前に行われたWBCのベスト8をかけた試合で、アメリカは審判の力を借りたうえで日本に勝利した。今回の試合の審判もアメリカ人であったため、ピッチャーの松坂はきっと苦労したことだろう。

  大砲の如きアメリカチームは日本チームの機関掃射をとめることが出来ず、9対4で日本が勝利した。日本は三年前の恨みを晴らし、アジアのベースボールファンは胸のすく思いであった。

  24日に行われる決勝戦は、5回目となる日本対韓国戦である。前の4回は両者共に2勝ずつである。WBCは初めから5回戦で3勝したほうが勝ちという仕組みに変えるべきではないだろうか。本当にもう十分である。。。いずれにしても24日はどちらが優勝するのだろう?私は日本を応援する!イチロー、福留、青木、小笠原、城島、日本よ頑張れ!頑張れ!
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WBC 「日本を応援」は台湾人の6割超!

2009年03月23日 09時51分08秒 | Weblog

WBCで準決勝に残った4チーム(日本、米国、韓国、ベネズエラ)のうち、どのチームを応援するか、という質問に、台湾では63.4%もの人が「日本を応援する」と回答したという。

日本との試合終了後、自国旗をマウンドに掲げた韓国のような国もあるなかで、「親日的」な台湾の存在は、日本にとって本当にかけがえのないものだ。


【台湾のブログ】WBC「日本を応援」は台湾人の6割超!
 
現在行われている第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。ヤフー台湾がWBC準決勝に進出した4カ国のうち、どのチームを応援するか?というアンケートを行ったところ、6割以上の人が日本を応援すると回答した。このブログは台湾の野球ファンがアンケートの結果を踏まえながらWBCについて語ったものである。写真はヤフー台湾で行われているアンケートのキャプチャー。
【台湾のブログ】WBC「日本を応援」は台湾人の6割超!
コラム】 【この記事に対するコメントY! 2009/03/22(日) 21:28
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  現在行われている第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。ヤフー台湾がWBC準決勝に進出した4カ国のうち、どのチームを応援するか?というアンケートを行ったところ、6割以上の人が日本を応援すると回答した。このブログは台湾の野球ファンがアンケートの結果を踏まえながらWBCについて語ったものである。以下はそのブログより。
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  現在行われている第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関して、Yahoo!台湾がアンケートを行った。テーマは「準決勝に進出した4カ国のうち、どのチームを応援するか?」というものであったが、3月22日20時の時点で投票数5014票のうちで3177票、実に63.4%の人が日本を応援すると回答している。

  台湾の野球ファンの多くは王建民(NYヤンキースに所属する台湾人投手)を知っている程度だろうが、日本のプロ野球ファンも存在する。韓国プロ野球ファンも存在するが、恐らくは中国野球協会ファンより少し多い程度だろう。

  韓国と同様に日本の植民地となった台湾のベースボールファンは日本への嫌悪意識は全く持っていないようである。投票結果のなかで、米国とベネズエラは台湾のベースボールファンには全くなじみがない国であるため、ほとんど誰も投票していないようである。

  今回のWBCではキューバがすでに敗退してしまったため、前回の日本対キューバの「大戦」はもう実現しない。いずれにしても準決勝と決勝戦をじっくりと観戦しようではないか。


映画「海角七号」と歴史教育

2009年03月22日 13時46分06秒 | 社会

台湾映画「海角七号」は、日本と台湾の歴史的な”絆”をテーマにしているのだが、日本では公開のメドさえたっていない。それとともに、日本の若い世代は、台湾に日本統治時代があったことさえ知らない人が多い。

「靖国神社参拝問題」「歴史教科書問題」などで中華人民共和国および南北朝鮮から非難されることを恐れて、日本政府はおざなりな歴史教育でお茶を濁している。近現代史の教科書は、「戦争は悪い」「平和を求めて」「民主主義の…」といった言葉の羅列のように見える。
また、公立学校の社会科教師は、長く「マルクス主義的歴史観」「進歩的歴史観」によって呪縛されていたので、冷戦以降の新たな世界観に対応できていない。相変わらず、自国の歴史を貶める「自虐史観」でしか生徒に歴史を語れないのだ。

だが、中華人民共和国や韓国で歴史教育がどう行われているのかと言えば、それは普通の日本人ならば憤慨するような「反日教育」だ。「日帝」の所業を心から憎み、批判しよう!という授業風景がyoutubeでも見られるので、興味のある方はぜひ見てほしいと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=9HwqHOsAzDE

台湾や東南アジア諸国では、歴史教育における日本の評価は、中国、朝鮮とは大いに異なる。欧米の植民地支配をうち破った日本を高く評価していても、決して貶めなどはしていない。

映画「海角七号」の大ヒットは、多くのことを教えてくれた。台湾では今なお親日感情が一般的であること、その原因は、日本統治時代と中国国民党独裁時代の比較体験にあること、そして、李登輝氏以降の民主台湾が、日本統治時代の「功罪」をきちんと歴史教育で教えはじめたことなどだ。もちろん、日本の功績として、台湾社会の近代化、産業開発に果たした役割を高く評価しているのだ。

もしかすると、台湾の若者の方が、日本の近代100年の歴史を的確に理解しているのかも知れない…。


広島市立大学・浅井基文氏の驚くべき主張~「朝鮮の人工衛星打ち上げ計画、日本の異常な反応をどう見るか」

2009年03月20日 18時36分22秒 | 社会

「朝鮮新報」(3月19日)に掲載された浅井基文氏の「朝鮮の人工衛星打ち上げ計画、日本の異常な反応をどう見るか」という一文には驚かされた。
浅井氏といえば、外務省のキャリア官僚を経て、東京大学教授、日本大学、明治学院大の教授を歴任し、現在は広島市立大学広島平和研究所長という役職にある。
輝かしいキャリアなのだが、東京大学教授を短期間で辞職するなど、何か事情があったのではないかと思わせる節も感じられる。一時期、岩波書店、朝日新聞系列のマスメディアで「護憲派」的な「平和論」を主張し、一般にもよく名前を知られている。

だが、この一文を読むと、北朝鮮の主張をほぼそのまま受け入れているのがわかる。
日本国内に、政府の異常な行動を批判する健全な世論が存在していないことも問題を増幅している。むしろ伝統的なアジア蔑視、なかんずく朝鮮蔑視の感情が根強い。そして、自らの歴史(負の遺産)をふり返ろうとしない国民感情も存在する。」と記しているが、こんな粗雑な論理は、果たしてまともな国際政治学者が書くことだろうか、と思った。

広島市立大学で浅井氏は、こういう持論を展開しているのだろうが、教わる学生達も可哀想だと思わざるを得ない。
同じ分野の学者である武者小路公秀氏(大阪経済法科大学教授)も、晩年、北朝鮮擁護に転向し、反米的な主張をしていると聞く。その根拠は、浅井氏と同じように民族的、人種的感情に根ざしている。そうした感情を露わにさせることなく、冷静な分析を行うのが政治学者の役目ではなかったか。
確かに「市民」の目線から国際政治を語れば、彼らのような見方も成り立つのだろうが、浅井氏は素人ではないのだ。自らの発言が誰を利するのか、誰に損害を与えるのか気づかないはずはない。いまどき、こんなふうに北朝鮮を支援する人がいたとは、驚きだ。

 

朝鮮の人工衛星打ち上げ計画、日本の異常な反応をどう見るか


 朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)の朝鮮中央通信は3月12日に、朝鮮が最近いわゆる宇宙条約に加盟したことを報道した。これは、朝鮮が計画している人工衛星の打ち上げに対して、日本、韓国、米国が軍事目的の弾道ミサイルの打ち上げとして過剰反応し、日本政府にいたっては、朝鮮がロケットを発射する場合には迎撃して打ち落とすとまで言いだしていることに対抗する行動であることは明らかである。

 宇宙条約第1条は、宇宙の平和利用は「全ての国がいかなる種類の差別もなく…自由に探査し及び利用することができる」権利であることを認めており、宇宙の平和利用の権利はこの条約に加盟するか否かに関わらず、全ての国に認められる。しかし、この条約に加盟すれば、朝鮮の予定している人工衛星打ち上げが条約上も反論しようのない平和目的のものであることを明らかにすることができる点で、賢明な行動と言えるだろう。

無理がある「安保理決議違反」

 これまで日米韓は、国連安保理決議1718が朝鮮に対して「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動」を停止することを求めていることを根拠に、人工衛星打ち上げもミサイル計画に関連があり、この決議に違反すると主張して、朝鮮の計画に反対してきた。

 しかし、「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動」という文言が宇宙の平和利用の条約上の権利をも奪いあげる、と読むことにはどう見ても無理がある。そもそも安保理に、すべての国家に普遍的に認められる権利の行使まで禁じる権限があるとは思えない。

 すでに米国のブレア国家情報長官は、10日の上院軍事委員会の公聴会で、「北朝鮮が発射しようとしているのは宇宙発射体(space-launchvehicle)」「北朝鮮が宇宙発射を行うと発表したことを私は信じようと思う」と述べた、と韓国の聯合ニュースは伝えている。

 日韓の強硬姿勢に歩調を合わせてきた米国だが、そろそろ軌道修正を図ろうとしている可能性を窺わせる。中国、ロシアが共同歩調を取る可能性も極めて低いので、米国としても落としどころを考える必要に迫られているはずだ。

国内事情から「悪者論」振り回す日本

 そもそも、日韓がこのように強硬な対応に固執するのには国内事情がある。

 日本について言えば、「北朝鮮脅威」論を言いつのらないと、1990年代から推進してきた日米軍事同盟の変質強化を正当化する口実を失いかねない(日米同盟の真の狙いは台湾問題がある中国なのだが、日米とも「中国が脅威だ」とはおおっぴらに言えない事情があり、朝鮮は身代わりにされてきたのだ)。だから、朝鮮の人工衛星打ち上げを何としてでも弾道ミサイルと言い張りたいわけだ。

 また、朝鮮半島の非核化の問題を扱う6者協議においては、「拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はなし」という議論にしがみつく日本が、朝鮮に対する20万トンの重油提供の約束をまったく履行していないために事態は膠着状態に陥っている。

 このままでは、日本は「拉致問題」に固執することについて、国際的批判にさらされかねない。その批判をかわすためには、「北朝鮮=悪者」論を振り回す必要に迫られている。そのためにも、人工衛星打ち上げをそのまま認めるわけにはいかないのだ。

 「拉致問題」について一言すれば、2002年の平壌宣言で約束されたことは、朝鮮が二度と拉致をしないということだ。朝鮮はその約束を守っている。日本政府の言う「拉致問題」とは被拉致者の返還だが、それは平壌宣言からは出てこない。もちろん生存者がいて、帰国したいものについては、朝鮮は応じるべきだ。

 しかし、日朝国交正常化はあくまでも平壌宣言に基づいて行われるものだから、被拉致者の返還は切り離して扱うべきだ。ましてや、朝鮮半島の非核化を妨げるための口実にしてはならない。

健全な世論の不在、煽るマスコミ

 日本国内に、政府の異常な行動を批判する健全な世論が存在していないことも問題を増幅している。むしろ伝統的なアジア蔑視、なかんずく朝鮮蔑視の感情が根強い。そして、自らの歴史(負の遺産)をふり返ろうとしない国民感情も存在する。しかも、マスメディアが日本政府の言い分を丸呑みし、朝鮮バッシングをあおり立てる役割しか果たしていない。

 しかし、宇宙条約に加盟した朝鮮が国際ルールに従って人工衛星を打ち上げることになれば、日本がいつまでも悪あがきを続けることは無理になるだろう。国際的に日本の異常さが際だつことになりかねない。

 もっとも突き放してみれば、その方が客観的にはいいのかもしれない。国を挙げて「北朝鮮バッシング」にふけっていることの異常性を否応なしに気付かされたときにはじめて、国民的な反省が起こるかもしれない。とにかく「外圧」には弱い国民性だから。(中見出しは編集部)

(浅井基文、広島市立大学広島平和研究所所長)

 プロフィール 1941年愛知県生まれ。東大中退後、外務省条約局国際協定課長、アジア局中国課長、駐英公使などを歴任。東京大学、日本大学、明治学院大学の各教授を経て現職。

[朝鮮新報 2009.3.19]

 


蔡英文・民進党主席が明言~「台湾独立の信念固い」

2009年03月19日 14時55分36秒 | 政治

来日中の蔡英文・台湾民主進歩党主席が「台湾独立」について言及した。
これは「朝日新聞」やTBSテレビでは決して報道されない重要なニュースだ。

戦後、日本人は「ひとつの中国」という幻想にだまされ続けてきた。毛沢東か蒋介石か、中華人民共和国か中華民国かという不毛の議論が続いたあげく、1972年、日中国交回復により日本は台湾を政治的に見捨てた。だが、李登輝氏の登場以降、台湾は民主化され、日本と変わらない政治・社会に変貌した。

日本統治時代(1905-1945)の歴史に関して、台湾では一方的に日本を非難・断罪するような論調は見られない。極めて「親日的」な国なのだ。台湾独立を志向する民進党は、中国にとって目障りな存在である。そのため、あらゆる手段を通じて、「中国はひとつ」というプロパガンダを振りまいてきた。
日本でも中国の手先のような人は枚挙にいとまがない。以前、関寛治・東大教授(故人)は、「台湾独立派はCIAの手先だ」と言い放った。

台湾人の思いを込めた蔡英文氏のこの発言は、極めて重要だ。歴史上、二度台湾を”見捨てた”日本人には、重く響く言葉だ。

 

「台湾独立の信念固い」未来の女性総統候補が明言
政治ニュース】 【この記事に対するコメントY! 2009/03/19(木) 11:02
  18日付「環球時報」は、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)民進党主席が17日、訪問中の東京で「台湾独立の信念は固い」と語ったと報じた。

  野党・民進党の蔡主席は、2008年5月に就任した民進党初の女性党首。同年7月にテレビ局が行った世論調査では支持率49%と国民党の馬英九総統(30%)を上回る支持率を得ており、未来の女性総統候補との呼び声も高い。

  前党首の陳水扁氏は2000年の総統選挙で、「台湾独立」を掲げる民進党からの初の総統となったが、就任後は徐々に支持率が低落。昨年11月に横領やマネーロンダリングの疑いで逮捕され、現在も拘留中だ。ただし当初から逮捕の不当性を訴え、何度もハンガーストライキを行うなど抵抗を続けている。

  「環球時報」によれば、陳前党首は面会した「台湾国家連盟」の代表に対し、「蔡党首は各方面の反応を恐れて、『台湾独立』を語らない」と述べたことがある。

  蔡党首は今月15-17日に訪日。最終日に東京で開かれた記者会見で、記者が前総統の発言について質問すると、同党首は日本のメディアがこの発言を報道したことは意外だとし、自分は「台湾主権の確保と、台湾人共通の主権意識の結集」に注力していると語った。

  蔡党首は、「中国が台湾の主権を主張し、軍事的な威嚇を行うなど困難な局面だが、アジア全体の情勢を見て、台湾にとって最良の立脚点を探りたい。アジア全体の関心事に最も有意義な関わりを持ちたい。」と述べた。

  最後に「私の信念は固い。何も恐れない」と陳前総統の発言に反論した。


WBC~また韓国に負けるよりも…

2009年03月19日 13時11分12秒 | Weblog

野球ファンでもないのに、WBCはつい見てしまう。
昨日の韓国戦では、「侍ジャパン」は終始押されっぱなしだった。試合終了後、韓国チームがマウンドに韓国国旗を飾ったのを見て、他の試合でも同じことをするのかと思った。日本相手だけにあのような行為をするのならば、それこそ審判は韓国チームに「退場」を命ずるべきだと思うのだが…。

今見ているのは、対キューバ戦。TBS系アナウンサーが絶叫する「サムライ・ジャパン」という言葉が耳障りで不快だ。「サムライ・ニッポン」ならまだしも、いつから「ジャパン」になったんだと訊きたい。
自分の国を英語読みにして、何とも思わない。これは①植民地の住民か、②頭の中がマンガ的になってしまった人しかあり得ない話だと思う。

キューバは貧しくても誇り高い国。日本チームが自らを「ジャパン」と呼んでいると知ったら、きっと驚くだろう。
今日、キューバに負けても、悔しくは思わないだろう。次回、韓国に負けるよりも…。