パリ五輪のメダリスト、早田ひな選手(卓球)がインタビューで「(知覧の)特攻資料館に行きたい」と応え、話題になっているそうだ。作家であり日本保守党の代表でもある百田尚樹がこれに反応し、早田選手をずいぶんと持ち上げている。(下記の映像参照)ただ、これは『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』という映画に影響を受けただけなのだろうが。
今日は「終戦記念日」。本当は「敗戦記念日」なのだが、79回目ともなると、戦争体験者の激減(軍隊経験者は、全国で千人しかいなくなった)にともない、すべてが歴史上の「物語」とされてしまった。TV各局の「戦争特集」は、年々、観念的な「平和至上主義」の傾向を強め、現在の視点で過去の戦争を裁き、二度とあってはならない、と視聴者にお説教をする。
特攻隊員と結婚した未亡人が戦後詠んだ句がある。「かくまでも醜き国になりたれば 捧し人のただに惜まる」 「軍神」と讃えられたはずの特攻兵士が、「終戦」を境に一夜にして「犬死に」とされた、この国の闇を鋭く突いている。
米国とNATO諸国に言われるがまま、ウクライナ支援に8,000億円を約束した岸田文雄。彼は、満洲国国境を越えたソ連軍兵士の多くがウクライナ人で、彼らが日本人婦女に対して行った暴虐行為を認識しているのだろうか。広島県選出であるだけで、「核なき世界」を唱える資格があると思い込むこの男に、未亡人の絶望はわかるまい。
涙のライブ「卓球の早田ひな選手が『特攻資料館に行きたい』と発言。ありがとう、ありがとう!」
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』本予告90秒💐 12.8 (𝗳𝗿𝗶.) 𝗥𝗢𝗔𝗗𝗦𝗛𝗢𝗪 💐
旧日本軍人の恩給受給者1000人に 急激に減る「戦場体験者」
旧日本軍で一定期間勤務した旧軍人に支給される年金「普通恩給」の受給者数は、今年3月末時点で1093人と前年より788人減った。戦後79年、アジア・太平洋戦争を軍人として体験した人が急速に減少している。 【写真】中国での戦場体験を語る藤原重人さん=2024年8月3日、埼玉県三郷市、渡辺洋介撮影 総務省によると、普通恩給を受けている旧軍人はピーク時の1970年度には125万6409人いたが、2011年度に10万人、19年度に1万人をそれぞれ割った。直近5年間は毎年3~4割ずつ減っており、今年度中に1千人を切る可能性が高い。平均年齢は102.2歳となり、10年間で8.3歳上昇した。 普通恩給を受け取るには、階級に応じて一定期間の軍隊経験が必要となり、兵・下士官が12年以上、准士官以上が13年以上。激戦地に派遣されるなどすると在職期間が加算される。恩給の受給対象外の元兵士も多くいるとみられるが、総務省は「実際に戦場を体験し、現在存命の人の総数はわからない」としている。(渡辺洋介)